「チームになったとき、どんな役割を担当することが多いですか」
それを聞いてどうするのかと思いますが、大切な意味が込められています。
この質問をする面接官の意図は「チームとして働けるかどうか」です。
社会に出て仕事をするときには、多くの場合、チーム構成です。
大きな仕事であればあるほど、大勢が参加して、プロジェクトを進めます。
チームで担当しやすい位置づけを知ることで、応募者が、チームを意識した働きができるのかを確認できます。
また、応募者がこれまで担当した役割を知ることで、どんな役割が向いているのか、把握したい狙いもあります。
この質問で最も強調したいのは、役割ではありません。
面接官が期待するのは、役割より、チームの一員として働けるかどうかです。
したがって、チームを意識した働きに重点を置いて答えることが、社会人らしく答えるポイントです。
役割は、リーダーや責任者など、重い役割でなくてもかまいません。
アシスタント役や相談役など、地味な存在であっても、企業になくてはならない存在です。
大切なのは、チームの一員として働く様子が伝わること。
チームの成功に向けて、自分は何をしたのか。
自分の仕事によって、チームはどう変わったか。
こうしたチームへの貢献を絡めて話せば、説得力が増します。
身勝手な行動をせず、チームの一員として働ける様子が伝われば、合格です。