「いつまで働こうと思っていますか」
女性に向けて聞かれることが多い質問です。
この質問の意図は、将来設計の確認です。
女性の場合、結婚と出産を機に、進路が大きく変更することがあります。
面接官としては「結婚や出産をすれば、すぐ辞めるのではないか」という不安があるため、深く質問してくるのです。
正直に答えたいところですが、面接官の心証を考えたうえで、慎重に言葉を選びましょう。
まず避けたいのは「辞める」という回答です。
結婚や出産後、仕事を辞める予定が確実である場合でも、はっきり言い切るのは危険です。
辞める可能性が高い応募者を、喜んで採用する面接官はいません。
少なくとも印象のよくない回答ですから、明言は避けるのが賢明です。
そのほか「自分でもわかりません」「そのときに考えます」など、不安を感じさせる回答も、できるだけ避けましょう。
好ましいのは「できるだけ長く働きたい」「前向きに検討したい」などの回答です。
できるだけ長く働く意思は、はっきり言い切ってかまいません。
たとえ結婚や出産があったとしても、会社の制度を利用しながら、できるだけ長く働く意思を伝えましょう。
「結婚をしても、仕事で実績を挙げたい」
「子どもを産んでも、人の役立つ仕事を続けたい」
結婚や出産を乗り越えて仕事をする決意を語ったほうが、選好率は確実によくなります。