「あなたの将来の夢は何ですか」
この質問の意図は、応募者に人生における大きなビジョンが描けているかどうかの確認です。
夢の有無や内容によって、人生とどのくらい真剣に向き合っているのか、確認できます。
10年後の自分についての質問と似ていますが、決定的な違いはスケールです。
夢は、さらにスケールの大きな質問であり、人生全体に及ぶ目標なのです。
まず、夢がないという回答は避けましょう。
夢がないからといって、すぐ不採用になることはありませんが、具体的な夢がある応募者のほうが、頼もしく感じるでしょう。
心がけたい答え方は、仕事に関係した夢であることです。
プライベートなら、プライベートな夢を語るのもいいのですが、あくまで面接であることを意識してください。
「自分の家を持つ」「幸せな家庭を築く」というプライベートな夢があっても、面接では伏せたほうがいいでしょう。
できるだけ仕事に関係した夢のほうが、就職との関連性が出るため、適切です。
答え方のポイントとしては、できるだけ、大きな夢を語りましょう。
夢のスケールが小さいと、応募者まで、小さな人間であるように見えてしまいます。
実現できるかどうかは難しく考えず、仕事に関係した大きな目標を堂々と語りましょう。
達成が難しかったり時間がかかったりなど、夢にふさわしい目標が適切です。
大きくあってこそ、夢が夢らしくなります。
また、夢を語るときは、熱意を込めると効果的です。
真剣なまなざしで熱く語る様子から、応募者の情熱的な人柄が伝わり、本気で叶えたい意気込みが伝わりやすくなります。