「当社の商品について、どう思いますか」
「弊社のサービスを受けて、どんな感想をお持ちですか」
応募者の着眼点と意識の強さの確認です。
応募者が、志望企業が提供している商品やサービスを利用したときに感じた印象には、応募者の内面が表れます。
気をつけたい回答は、抽象的な回答です。
「よかった」「素晴らしい」などの回答は、シンプルでわかりやすいのですが、抽象的で説得力がないのです。
また、良い点を具体的に述べればいいと思いますが、これも要注意。
たとえ良い点を具体的に褒めたとしても、偏った回答は不自然に感じます。
「褒めさえすればいいと思っている」と誤解され、良い評価は得られないでしょう。
そこで、一歩先をいった回答を心がけます。
理想的な回答は、良い点と悪い点の両方を述べるのです。
良い点を述べるとき、悪い部分にも言及しましょう。
良い点と悪い点の両方を言及することで、発言の信頼性が増すだけでなく、幅広い視野もアピールできます。
ただし、悪い点を述べるときは、改善点も一緒に紹介しましょう。
悪い点を述べたときの悪印象が軽くなり、企画力・発想力・問題解決力をアピールできます。
細かい点までよく見ている着眼点をアピールできる上、改善したい意欲も伝わるでしょう。
「この応募者を採用すれば、メリットがある」と思わせ、面接官をうならせることができるはずです。