執筆者:水口貴博

口臭を抑える30の対策

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梅干しの組み合わせには、強力な口臭防止効果がある。

梅干しの組み合わせには、強力な口臭防止効果がある。 | 口臭を抑える30の対策

以前、水口家の冷蔵庫を開けると、梅のにおいがするのが定番でした。

冷蔵庫の中に、大量の梅干しが詰め込まれた、一回り大きな箱があったからです。

なぜかというと、祖父と祖母は生前、梅干しを大量に消費していたからです。

いろいろなところで使っていました。

お茶漬けに入れたり、お茶に入れたり、お漬物に加えたりしていました。

さまざまな場面で梅干しを使っていたので、専用の箱が用意されていたのです。

祖父も祖母も「酸っぱい」が口癖でした。

その光景は、今でもよく覚えています。

しかも面白いことに、祖父も祖母も、梅干しを食べた後に残ったタネを、ガムの代わりにします。

硬いタネを、噛んでいるのです。

私にとって、お茶に梅干しを入れたり、ガムの代わりにしたりする様子は、不思議な光景でした。

「なぜ、梅干しをよく食べるのか」と尋ねたところ「健康にいいから」と言っていました。

その言葉のとおり、祖父も祖母も、めったに風邪を引かない人でした。

ほとんど記憶にありません。

私が大人になってから知ったのですが、この梅干しには、秘めたる力があります。

梅干しには、血液を弱アルカリ性にしてくれる働きがあります。

血液が弱酸性になることで、体全身の免疫力が向上します。

梅干しに含まれる「クエン酸」には、口の中に残ったタンパク質を分解する働きがあり、消臭や殺菌の効果があるのです。

昔から、お弁当の白いご飯の真ん中に、梅干しを入れていたのは、殺菌の効果があるからです。

なにより「酸っぱい」という刺激によって、だ液の分泌量が増えるのです。

大量のだ液によって口臭は抑えられるのはもちろん、消化もよく促します。

昔は、梅干しが薬の代わりとして使われていたといわれています。

祖母も祖父も、日頃から梅干しをよく口にしていたので、いつも元気に畑仕事をしていました。

息もすっきりしていました。

梅干しは、さまざまな場面に活用できます。

お茶漬けにも、お茶にも、お漬物にも合います。

食事を組み合わせることで、風味が豊かになることに加え、健康増進や口臭予防にもなるのです。

めったに風邪を引かない祖父と祖母が、梅干しの力を証明してくれています。

口臭を抑える対策(30)
  • いつもの食事に、梅干しを加える。
まとめ

口臭を抑える30の対策

  1. 口臭は、人間関係を妨げる、見えない壁だ。
  2. 自分の息をチェックする、2つの方法。
  3. 口臭予防の最も基本となる習慣は、食後の歯磨きだ。
  4. 歯磨きの主役は、歯磨き粉ではない。
    歯ブラシだ。
  5. 面倒な食後の歯磨きは、ダブル効果を想像するのがコツ。
  6. 歯磨きのとき、舌の上を磨き忘れていると、口臭になる。
  7. 歯磨きで大切なのは、時間より、磨き方。
  8. 腫れた歯茎と魚の血生臭いにおいは、歯肉炎と歯槽膿漏を疑う。
  9. いくら歯を磨いても口臭がするなら、内臓疾患を疑う。
  10. だ液の役割は、消化を促すだけではない。
    口臭を抑える効果もある。
  11. 食後の眠気と口臭は、ガム1つで、解決できる。
  12. ガムを噛むとき「キシリトール」がキーワード。
  13. 奥歯には、だ液の分泌を促すスイッチがある。
  14. きちんと口を閉じてガムを噛む人からは、配慮と知性が、感じられる。
  15. ガムを噛んでいるのに、だ液が分泌されない意外な理由とは。
  16. よく話す人は、口臭になりにくい。
  17. 口の体操は、口臭予防に効果がある。
  18. 口を動かすことなく、だ液の分泌を促す方法。
  19. 口のにおいがするのは、口で呼吸をするから。
  20. 口が寂しくなったとき、何に手を差し出すか。
    それが問題だ。
  21. 口臭の原因になる飲み物もあれば、口臭を予防する飲み物もある。
  22. ストレスと口臭には、意外なつながりがある。
  23. いい香りがするコーヒーも、口臭の原因の1つになる。
  24. どうせコーヒーを飲むなら、ブラックが一番。
  25. コーヒーと水は、相性がいい。
  26. フルーツの甘酸っぱい刺激が、だ液の分泌を促す。
  27. 愛情を伝えるつもりの寝起きのキスは、かえって嫌われることもある。
  28. 朝食を抜くと、かえって口臭は、ひどくなる。
  29. おなかがすいたときの口臭対策。
  30. 梅干しの組み合わせには、強力な口臭防止効果がある。

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