「歯磨きしても、口の中にねばねばが残る。すぐ口臭がする」
そんな状況に心当たりがあるなら、磨き残しがあるのかもしれません。
「そんなはずはない。歯磨きにはしっかり時間をかけている」
歯を磨く時間が長いほど、きれいに磨けるとは限りません。
いくら歯磨きの時間が長くても、磨き方が悪ければ意味がありません。
磨き残しがあると、口の中が汚れやすくなったり、異臭が発生しやすくなったりします。
むしろあまり歯磨きに時間をかけすぎると、歯ブラシが歯茎を傷つけ、歯茎から出血しやすくなります。
傷ついた歯茎に溝ができやすくなるので、食べかすがたまりやすくなるのです。
歯磨きで大切なのは、時間より、磨き方です。
「歯を磨いた」という行為だけで満足していませんか。
歯を磨いた後、鏡で歯を確認してみましょう。
磨いたにもかかわらず、歯と歯の間に食べかすが詰まっていないでしょうか。
歯の裏側もチェックしましょう。
さすがに鏡で歯の裏側は見えませんが、指で触ってみたり爪でこすったりすると、歯の磨き残しを確認できます。
普通の歯ブラシと電動歯ブラシのどちらのほうがきれいに磨けるかという議論が出ます。
自分に合ったものなら、どちらでも結構です。
歯ブラシのタイプより気にしてほしいのは、磨き方です。
磨き方がよくわからず自信がなければ、歯科検診の際、歯科医師に診てもらいましょう。