コーヒー豆には、消臭効果があるのをご存じですか。
「コーヒー」ではなく「コーヒー豆」です。
煎ったコーヒー豆の表面をよく見ると、小さな穴がたくさん開いていることがわかります。
ここの穴からにおいの成分が吸収され、消臭効果を生むのです。
驚くべきことに、消臭効果があるのは、コーヒー豆だけではありません。
使い終わったコーヒーの残りかすにも、消臭効果があります。
余った残りかすを乾燥させて布の袋に入れると、消臭剤になります。
靴の中、げた箱、トイレに置いておくと、においをきれいに取ってくれるのです。
コーヒー豆の再利用にもなり、エコですね。
では、肝心のコーヒーそのものは、どうなのでしょうか。
たしかにひいたばかりのコーヒーは、豆の香ばしい香りがします。
しかし、コーヒー豆や残りかすに消臭効果があるとはいえ、コーヒーそのものは、口臭の原因になります。
コーヒーを飲んだとき、コーヒー豆の小さな微粒子が、舌の上に残ります。
すると、口の中のペーハーが酸性に傾き、だ液の分泌が減ってしまうのです。
さらに砂糖やミルクを入れると、状況はもっと悪くなります。
砂糖やミルクを入れると、歯垢を作る原因になり、口臭は余計に悪化するのです。
ブレイクタイムに楽しむコーヒーも、量や頻度は、ほどほどにしておきましょう。