近々、ガムを噛む機会があれば、次のような比較実験をしてほしいです。
ガムを前歯だけで噛む場合と、奥歯だけで噛む場合を比べてみましょう。
もちろんどちらもだ液は分泌されますが、分泌量が違うはずです。
奥歯で噛むほうが、だ液がたっぷり分泌されることでしょう。
なぜかというと、奥歯には、だ液の分泌を促すスイッチがあるからです。
奥歯を使うほど、顎をよく使っている刺激を脳に伝えることができます。
脳は「硬いものが口の中に入ってきたぞ。柔らかくするためにたくさんだ液を分泌させないといけない」と判断します。
その結果、だ液の分泌量が増えるのです。
このポイントを利用して、ガムを噛むときは、できるだけ奥歯で噛むようにしましょう。
少し大げさに顎を動かして奥歯で噛むと、口の中で水たまりができるほど、だ液がよく分泌されます。
食事をするときにも、奥歯をしっかり使って噛み砕きましょう。
消化にもいいです。
だ液もよく分泌されるのです。