自己投資をしていると、ついそれに熱中することがあります。
もちろん熱中するのはいいのですが、夢中になるあまり、やり過ぎたり方向を誤ったりすることがあるのです。
自分で気づけばいいと思いますが、なかなかそうはいきません。
熱くなっているときは、視野がぐっと狭くなっています。
「これでいいんだ!」と思いやすく、なかなか異変に気づきにくいのです。
そこで大切なのは、たまに立ち止まってみる機会を作ることです。
「その自己投資は大丈夫?」と自問してみるのです。
今の調子で自己投資を続けてもいいのか、それとも軌道修正や方向転換など必要なのか、冷静にチェックしてみましょう。
定期的に、次の4つの質問を自分に語りかけてみてください。
振り返ってみると、改善すべき点が見つかるかもしれません。
自己投資を始めたときは正しい方向でも、それがずっと続くとは限りません。
夢中になっているせいで、いつの間にか目的からそれて、気づいたときは効果の乏しい自己投資になっていることもあります。
「これは良くない」と気づいたら、すぐ軌道修正しましょう。
早めに手を打てば、時間やお金の損失を最小限に抑えられます。
近視眼的な考え方にとらわれず、定期的に自己投資の様子を振り返ってみることが大切なのです。
軌道修正には「もったいない」という感情が立ちはだかります。
うすうす問題に気づいていても、今まで費やした時間・お金・労力が大きいと、やめる決断が難しくなります。
心理的な壁が立ちはだかります。
「ここまでやったのだから……」という思いがあると、なかなかアクションに踏み切れません。
結果として、効果のない自己投資をずるずる続けていくことになる。
そして気づいたときは、大損を抱えていることになっているのです。
「あのとき修正しておけば良かった」と悔やむことになるのです。
間違っていることに気づいたら、できるだけ早く軌道修正するのが賢明です。
対応が遅れるほど損失は膨らみ、軌道修正も難しくなります。
損があるとしても、対処が早ければ、限定的で済むのです。
損をしたお金は「授業料」と考えましょう。
心の整理がついて、前に進めるのです。