趣味に行き詰まったときはどうすればいいのでしょうか。
初心を思い出しましょう。
往々にして趣味に行き詰まっているときは、初心を忘れていることが多いものです。
その趣味を始めたときのことを思い出してください。
「楽しい、面白い!」
「元気が出る!」
「癒やされる!」
「リフレッシュになる、気分転換になる!」
そうした純粋な理由で始めたのではないでしょうか。
難しいことは考えず、シンプルに趣味を満喫していたはずです。
ところが、ずっとその調子が続くとは限りません。
最初は純粋に楽しむ気持ちから始めていたのに、続けていくうちにだんだん別の方向に傾いていることがあります。
周囲との競争に巻き込まれ、楽しさが二の次になっていることがあります。
手段と目的がすり替わっていて、袋小路に入り込んでいることがあります。
最初は楽しかった趣味が、今では我慢と苦痛だけのものになっている。
勝つことに固執していたり、報酬目的になっていたり、数字第一主義になっていたり。
これでは趣味が行き詰まって当然です。
最初はストレス解消目的だったはずの趣味が、いつの間にかストレスの原因になっているというケースはよくある話です。
もちろん趣味では大変なこともありますが、苦痛しか感じられない状態になったらアウトです。
それはもはや趣味ではありません。
ただの罰ゲームです。
楽しさがゼロになってしまうと、何のための趣味かわかりません。
いつの間にか楽しむことが後回しにされ、別の方向に傾いた結果、苦痛だけの趣味になっていることがあるのです。
趣味に行き詰まったときは「大切な何か」を忘れている可能性があります。
いま一度、趣味の点検をしてみてください。
初心に返り、趣味を始めたころの自分を思い出してください。
誤った方向に進んでいると思ったら、今から軌道修正をしましょう。
軌道修正は一刻も早いほうがいい。
競争していることが原因だとわかれば、今すぐ競争はやめましょう。
いったん集団から離れてみるのも悪くありません。
人と比べるのではなく、マイペースでのんびりやればいいのです。
報酬目的が原因だとわかれば、もうお金のことは気にしないようにします。
趣味は仕事にすることもできますが、仕事にしてから「やっぱり違う」と思うこともあります。
一度仕事にしたからといって、ずっと続けなければいけないわけではありません。
違和感を覚えたら、仕事にするのはやめ、普通の趣味に戻せばいいだけです。
軌道修正は今からでも間に合います。
そして思うだけで終わらせず、きちんと実行に移すことを忘れないでください。