世の中には「すごい人」がいます。
たとえば、能力の高い人、才能の持ち主、お金持ちの人、立派な肩書を持つ人です。
以前はなかなかそういう人が身近にいなかったため、見る機会も出会う機会もあまりありませんでした。
いたとしても、1人や2人で数える程度だったでしょう。
しかし、ネットの登場によって変わりました。
ネットでは、すごい人を簡単に見つけられます。
SNSや動画サイトを見ていると、そうした「すごい人」が目に飛び込んできます。
見ようとしなくても、勝手に目に入ってくることがあるのです。
すごい人を見たとき、まぶしく感じられることがあるものです。
「なんてすごいのだろう! それに比べて私は大したことないなあ」と、落ち込んでしまいます。
きらきらしているようにも見え、あまりの輝きに直視するのが難しい。
つい自分と比較してしまい、つらくなってしまうのです。
相手が同じ年齢だったり年下だったりすると、ますます落ち込んでしまいます。
懸命に生きているはずの自分がまだ努力不足に感じられ、否定されたような気にもなるのです。
すごい人を見て、やる気やパワーをもらえる人もいるでしょう。
しかし、みんながそうとは限りません。
すごい人を見て、つらくなる人もいるはずです。
どんと落ち込む人もいるかもしれません。
「すごい人」を見るのがつらいときは、わざわざ見なくてもかまいません。
SNSなら、その人を見ないようにしましょう。
テレビに映ったら、チャンネルを変えましょう。
意識的にシャットアウトして、自分を守るのです。
わざわざ落ち込むことを見続ける必要はありません。
気になる気持ちがあっても、自分にストップをかけましょう。
私たちには、見る権利もあれば、見ない権利もあります。
自分の心がざわざわするなら、見ないほうがいいということです。
うっかり目に入ったときは「人は人、自分は自分」という言葉を自分にかけて、気持ちを立て直してください。
それは決して負け惜しみではなく、事実としてそうなのです。
大切なことは「自分のペースを守ること」です。
わざわざ人と同じ道を歩む必要はありません。
人には人の数だけ生き方があります。
100人いれば、100通りの生き方があります。
自分にとってベストを尽くしているなら、それで十分です。
人と比べるのではなく、自分の生き方を大切にしましょう。
自分を大切にできるのは、自分なのです。