トイレのマナーは、いいかげんになりがちです。
食事マナーは、家庭で親から学びます。
ビジネスマナーは、仕事を通して学びます。
ハンドドライヤーを設置しているトイレが増えました。
強い風力によって、すばやく水滴を落とせます。
自然乾燥に比べて、早く手を乾かせます。
男性はトイレで小をするとき、1歩前に出ましょう。
たった1歩でいいのです。
便器をきれいに使いやすくなります。
男性の場合、小便器ではなく、大便器で用を足すことがあります。
男性でも、用を足すときは、できるだけ座るのがいいのです。
たしかに立ったままで用を足すほうが楽です。
トイレの個室を利用するとき、いきなりドアを開けようとしていませんか。
「普通にドアを開けてはいけないの?」と思うかもしれませんが、いきなり開けようとするのは要注意です。
まず使用中かどうか確認しましょう。
トイレの個室が使用中なので、しばらく待っていました。
5分待っても10分待っても、なかなか空きません。
「どうしたものか」と思っていると、中からいびきが聞こえてくるのです。
トイレの個室に入っているとき、外からノックをされることがあります。
「入っていますか」という意味です。
「使用中」の赤マークが出ているにもかかわらず、ノックをされることは少なくありません。
トイレの個室に入ったとき、タバコのにおいを感じることがあります。
前に利用した誰かが、そこでタバコを吸ったのでしょう。
その人は「バレなければいい」と思っているのかもしれません。
スマホのバッテリー残量が少なくなったとき「どこかに充電できるところはないだろうか」と思うことがあるものです。
ぱっとトイレ内のコンセントを思い浮かべる人もいるかもしれません。
充電をしたいとはいえ、トイレのコンセントを使うのはNGです。
無駄遣いは、気づかないところで起こります。
その代表が「トイレットペーパー」です。
トイレットペーパーを使いすぎていないでしょうか。
トイレットペーパーは「切り方」にもマナーがあります。
トイレットペーパーを使うとき、ぐしゃぐしゃな切り方になっていないでしょうか。
斜めになっていたり、雑な切り方になっていたり、くしゃくしゃになっていたり。
トイレットペーパーによっては、紙が薄いものがあります。
ペーパーを引っ張ったとき、切れ端がちぎれて床に落ちてしまうことがあるでしょう。
このとき、どうするかです。
便器にトイレットペーパー以外を流さないようにしましょう。
「小さなものなら大丈夫だろう」「少しくらい、いいだろう」と思うかもしれませんが、NGです。
小さなものでも、詰まりの原因になります。
トイレに入ると、ホルダーに茶色い芯だけが残っている。
そんな状況を目にしたことはないでしょうか。
前に使った人がトイレットペーパーを補充していないのです。
大手カフェチェーン店のトイレを利用したときのことです。
トイレ内に、ある張り紙が貼ってあり、その文言に驚かされました。
「トイレットペーパーの持ち帰りはご遠慮ください」と書いてあるのです。
外のトイレに行くと、残念な光景を目にすることがあります。
個人のごみが捨てられているのです。
空き缶、ペットボトル、雑誌、新聞紙、お菓子の包み紙、商品の空箱。
トイレを使った後、ふたを開けたままにしていませんか。
「いちいち閉めるのは面倒くさい」
「次に使う人が使いやすいだろう」
うっかり便器を汚してしまうことがあります。
そんなとき、どうしますか。
便器を汚してしまったら、できるだけその場できれいにするのがおすすめです。
トイレの個室で、面白い張り紙を見つけました。
「トイレ使用後は、必ず水を流してください」という張り紙です。
大きな字で目立つように書かれていたのです。
和式トイレの水洗レバーに、足跡がついているのを見かけることがあります。
泥で汚れたレバーを見かけることもあります。
誰かが足でレバーを踏んで流したのです。
トイレで手を洗わないで出ていく人を見かけることがあります。
目を疑うような光景です。
「その手で食事をするの? スマホを触るの? ペンを持つの?」と思ってしまいます。
ある日、お手洗いに入ったときのことです。
洗面台で何かあったのかと思うほど、ぬれている状態でした。
どうやら前に使っていた人が、洗面台をびしょびしょにぬらしたままにして出ていったようです。
洗面台の前で髪を整えていると、髪の毛が落ちることがあります。
たった1本の髪の毛でも目立ちます。
短い髪の毛でも、妙に目についてしまいます。
ときどき手を拭かないで外に出る人がいます。
ハンカチもハンドドライヤーも使わず、ぬれた手でドアを開けているのです。
これはNGです。
スリッパを履いて利用するトイレがあります。
スリッパを利用したら、きちんとそろえて脱ぐようにしましょう。
「子どもじゃあるまいし、スリッパをそろえて脱ぐのは当たり前」と思うでしょう。
飲食店でトイレが詰まっていることがあります。
よく見られるのが、誰かがトイレットペーパーの使いすぎで詰まっているケースです。
トイレが詰まっていたら、使えません。
トイレは、本来の用途以外でも使用することがあります。
たとえば、歯磨きや化粧直しです。
歯磨きや化粧直しで洗面台を使うのはまったく問題ありません。
トイレでのおしゃべりには注意しましょう。
トイレでばったり同僚と会ったとき、軽く会話を交わすことがあるものです。
挨拶や、一言二言の雑談くらいならいいのです。
コンビニでトイレを借りることがあるでしょう。
トイレのドアには「トイレをご利用の際は、店員までお声がけください」といった張り紙があるのが定番です。
コンビニでは、防犯上の理由から、使用前の一声をお願いしています。
トイレを使おうとしたところ、トイレ前に「清掃中」の看板が立っていることがあります。
トイレの中では、清掃員が掃除をしています。
こんなとき、どうするかです。
トイレのマナーは、いいかげんになりがちです。
食事マナーは、家庭で親から学びます。
ビジネスマナーは、仕事を通して学びます。
人間関係やコミュニケーションのマナーは、人と接しながら学んでいくでしょう。
「こうしたほうがいいよ」と教えてくれる人がいます。
見よう見まねで学ぶ機会も多い。
マナー違反をすると、注意を受けることもあり、反省する機会があります。
ビジネスマナーについて学べる書籍も数多くあります。
日常のいたるところに教えられる機会が点在するので、失敗はありつつも、少しずつ身についていくのです。
その一方で、トイレマナーは見落とされがちです。
親のしつけが及ぶのは、せいぜい幼いころまでです。
用を足すところまで親が見てくれますが、自分一人で用を足せるようになったら、後は個人のマナー問題ということになります。
「トイレットペーパーはこう切りなさい」「トイレットペーパーを使いすぎている」「便座のふたは閉めましょう」とは言われません。
トイレは、プライベートな空間です。
特に個室は、外の世界から隔離された密室です。
人目に触れにくい場所なので、マナー違反をしても、指摘を受ける機会は少ないのです。
トイレの汚い使い方を見かけると「前に使った誰かがやった」ということで、不快感を覚えつつも、そのままやり過ごされます。
トイレのマナーは、盲点になっています。
頻度でいえば、食事より多いでしょう。
食事は1日3回が基本ですが、トイレはそれ以上の回数になることがほとんどです。
トイレは食事よりも頻度が多いにもかかわらず、マナーがおろそかになりがちです。
人から直接注意を受けることも少ないため、NGな行動をしていても、自分では気づけないことが多いのが現実です。
トイレマナーについて学べる書籍も、ほぼ見かけません。
いま一度、トイレマナーを見直してみませんか。
食事マナーやビジネスマナーも大切ですが、トイレマナーも同じくらい大切です。
頻度が多いことなので、食事マナーと同じくらい、あるいはそれ以上に大切だといえるでしょう。
特に公共のトイレは、自分だけでなく、他の人も利用します。
トイレとは一生付き合っていくものだからこそ、正しいマナーや使い方をしっかり身につけておくことが大切です。
ハンドドライヤーを設置しているトイレが増えました。
強い風力によって、すばやく水滴を落とせます。
自然乾燥に比べて、早く手を乾かせます。
しかし、ハンドドライヤーとはいえ、完璧ではありません。
水滴は落とせますが、しっかり手を乾かそうと思ったら、少し時間がかかります。
急いでいるときだと中途半端な乾かし方になり、びしょびしょの手でトイレのドアノブに触れることになります。
またハンドドライヤーを設置したトイレが増えたとはいえ、すべてのトイレにあるわけではありません。
まだまだ少ないのが現状です。
むしろ設置されていないトイレのほうが多いでしょう。
ペーパータオルが設置していればいいのですが、ないところも多いのです。
紙だと使い捨てになるので、ゴミが出てしまい、少しもったいない気もします。
こうしたことからも、日頃からきちんとハンカチを持参しておくほうがいいのです。
ハンカチがあれば、すぐ水滴を拭き取れ、手をきれいにできます。
びしょびしょの手でドアノブをぬらすこともありません。
トイレに行くときは、ハンカチの持参をしておきましょう。
カバンの中やお尻のポケットに入れておくだけで十分です。
トイレで手を洗ったとき、すぐ使えて便利です。
薄手のハンカチなら、ポケットを膨らませる心配もありません。
ポケットティッシュも持参しておくと、なお良いでしょう。
ハンカチの持参は、トイレに行くときのエチケットの1つです。
男性はトイレで小をするとき、1歩前に出ましょう。
たった1歩でいいのです。
便器をきれいに使いやすくなります。
次に使う人も快適になります。
トイレ清掃の負担も楽になります。
1歩前に出るだけですから簡単ですね。
小さなことですが、この1歩で良くなることがあるのです。
トイレは毎日のことですから、当たり前の習慣にしておきましょう。
自宅のトイレはもちろん、外のトイレでも習慣にしておくとグッドです。
たかが1歩、されど1歩。
たった1歩前に出るだけで、マナーが向上するのです。
男性の場合、小便器ではなく、大便器で用を足すことがあります。
男性でも、用を足すときは、できるだけ座るのがいいのです。
たしかに立ったままで用を足すほうが楽です。
ズボンを下げるだけなので一瞬です。
いちいち座るのは少し面倒に感じます。
寒い冬だと、便座がひんやり冷たくて、座るのに抵抗を感じることもあるでしょう。
しかし、それでもやはり、できるだけ座って用を足すのがマナーです。
立ったまま用を足すと、多くの「飛沫」が生じるからです。
尿の小さな粒が周りに飛び散り、便器を汚す原因となります。
自分では大丈夫と思っても、飛沫は小さいので目に見えません。
便器に跳ね返って、自分にも付着します。
日頃立ったまま用を足している男性のズボンは、思った以上に汚れていると考えてください。
また、うっかり便器の縁や外に飛び散ってしまうこともあるでしょう。
楽だからといって、立ったまま用を足すと、匂いや汚れを残すことになり、不衛生になる原因となるのです。
きちんと座ったほうが、ほっと落ち着けます。
冬場、自宅の便座が冷たくて抵抗があるなら、便座の保温機能を活用しましょう。
温かい便座であれば、ストレスはありません。
むしろ癒やしを感じて、ほっとできます。
トイレは、用を出すだけでなく、リラックスする場所でもあります。
きちんと便座に座ったほうが、衛生面だけでなく、精神面にも良いのです。
トイレの個室を利用するとき、いきなりドアを開けようとしていませんか。
「普通にドアを開けてはいけないの?」と思うかもしれませんが、いきなり開けようとするのは要注意です。
まず使用中かどうか確認しましょう。
ドアノブ付近に「使用中」や赤色のラベルが出ていれば、中に人が入っていて、使用中だとわかります。
もちろん使用中なら鍵がかかっていて開けられないはずですが、中にいる人はどきっとするのです。
「がちゃっ」という音は、心臓に悪いものです。
「危うく開けられそうになった」という感覚があり、心拍数が上がります。
何度もがちゃがちゃされると、強引に開けようとしているようで、ますます嫌な感じがあります。
中にいる人はストレスを感じてしまい、落ち着いて用を足せなくなるのです。
「いちいち確認するのが面倒」と思うかもしれませんが、きちんと確認するのがマナーです。
ドアノブ付近のラベルを確認するだけです。
個室が使用中の場合は、外で待つようにしましょう。
急ぎで使いたい場合は、催促の意味でノックをすればOKです。
ノックの回数は「2回」が一般的です。
使用中かどうか確認すれば、余計なストレスを与えることはありません。
トイレの個室が使用中なので、しばらく待っていました。
5分待っても10分待っても、なかなか空きません。
「どうしたものか」と思っていると、中からいびきが聞こえてくるのです。
どうやら居眠りをしているらしいのです。
これは困ります。
トイレの個室は、寝るところではありません。
特に昼休憩中の個室でよく見られます。
プライベートな空間でリラックスできるのはわかりますが、個室で居眠りされると、次に使いたい人が使えなくなるのです。
困ったパターンは、ほかにもあります。
個室の中から動画やゲームの音が聞こえてくることもあります。
個室内でスマホを楽しんでいるのです。
スマホは触り始めると、なかなかやめられません。
一瞬チェックする程度ならいいのですが、長時間となると、次の人が使えず、迷惑となります。
一人暮らしの自宅のトイレなら、長居も問題ありませんが、外のトイレの場合、公共の場であることを意識する必要があります。
トイレは用を足すところであり、居眠りをしたり、スマホを楽しんだりする場所ではありません。
「ノックをされれば出ればいい」と思っているのかもしれませんが、そういう問題ではないのです。
トイレの個室は、順番制の共有空間です。
トイレの外で静かに待っている人の存在をイメージしていれば、個室での時間の使い方は自然と変わるのです。
トイレの個室に入っているとき、外からノックをされることがあります。
「入っていますか」という意味です。
「使用中」の赤マークが出ているにもかかわらず、ノックをされることは少なくありません。
「使用中なのは見てわかるはず。わざわざノックをしないでほしい」と思いますが、事情があるのかもしれません。
赤マークが見えにくく、気づかなかったのかもしれません。
生理現象の我慢がつらくて、早くトイレを使いたい状況なのかもしれません。
一刻も早くトイレを使いたいときは、使用中とわかっていても、ノックをしたくなるものです。
「できれば早く使わせてほしい」という、催促の意味合いもあります。
問題は、ノックをされたとき、どうするかです。
できればこちらもノックで返しましょう。
無視して済ませるのではなく、何らかのリアクションを返したほうが丁寧です。
内側からノックの音がすれば「中に人が入っていて使用中」だとわかります。
ドアまで距離があって、ノックを返せないケースもあるでしょう。
そんなときは「入っています」と声に出しましょう。
相手に聞こえるよう、少し大きめの声がいいでしょう。
少し恥ずかしいかもしれませんが、黙ったままでいると、何度もノックされることがあります。
「無理にドアを開けられるのではないか」といった不安が頭をよぎり、落ち着いて用を足せなくなることもあるでしょう。
ノックや声できちんと返事をすれば、それ以上、ドアを開けようとされることもなくなるのです。
トイレの個室に入ったとき、タバコのにおいを感じることがあります。
前に利用した誰かが、そこでタバコを吸ったのでしょう。
その人は「バレなければいい」と思っているのかもしれません。
タバコを吸わない人にとって、タバコのにおいは、静かな暴力です。
強い不快感を覚えるのです。
ひどいケースでは、タバコの吸い殻がトイレ内に落ちていることもあります。
タバコのにおいだけでなく、ごみまで残していくのは、本当に品のないことです。
トイレでタバコを吸う人は、次に使う人のことを考えていません。
誰にも見られていない場所ほど、人の本性が出るのです。
トイレ内は「禁煙」です。
リラックスできる場所とはいえ、トイレの中でタバコを吸うのは言語道断です。
「禁煙の張り紙が貼ってなければ、吸っても良い」という意味ではありません。
そもそもトイレでの喫煙はNGです。
トイレ内での喫煙は、張り紙がなくても、控えなくてはなりません。
トイレは、タバコを吸うところではありません。
個室でタバコを吸うと、火災報知器が鳴ってしまうこともあります。
タバコのにおいは、いったん付着すると、なかなか取れません。
衣類のように洗濯するわけにもいかず、清掃員に大きな負担がかかってしまいます。
次に使う人や掃除する人の存在を想像することです。
タバコは、喫煙所で吸いましょう。
マナーは、誰も見ていない場所こそ、守るものなのです。
スマホのバッテリー残量が少なくなったとき「どこかに充電できるところはないだろうか」と思うことがあるものです。
ぱっとトイレ内のコンセントを思い浮かべる人もいるかもしれません。
充電をしたいとはいえ、トイレのコンセントを使うのはNGです。
これは「盗電」に当たる行為となり、犯罪に該当します。
トイレの個室を長時間占拠することにもなり、他の人の迷惑にもなります。
たとえトイレにコンセントがあったとしても、充電目的での使用は控えるようにしましょう。
トイレにコンセントがあるのは「自由に使っても良い」という意味ではありません。
多くはウォシュレット用であり、個人利用のためではありません。
外出先で困ることがないよう、充電はきちんと自宅で済ませておきましょう。
どうしても充電したい場合もあるでしょう。
思ったよりスマホの使用時間が長くなり、なんとか充電したいこともあるはずです。
そんなときは、大きく分けて4つの方法があります。
最も理想的なのは、モバイルバッテリーの利用です。
長時間の外出をする際は、あらかじめモバイルバッテリーを持参しておくと安心です。
モバイルバッテリーは、比較的安価に購入できます。
10,000mAhの容量があれば、頻繁に使っても1日は持つでしょう。
コンビニでは、モバイルバッテリーを販売しています。
手頃な価格で購入でき、1,000円から4,000円の範囲が一般的です。
モバイルバッテリーを購入するのは抵抗がある人もいるでしょう。
そんな人は、モバイルバッテリーのレンタルサービスを利用するのも1つの手です。
都会を中心にサービスが展開されています。
近くにレンタル機があれば、それを利用するのがいいでしょう。
充電可能な飲食店を利用するのも、1つの手です。
お店で許可されているなら、問題なく使用可能です。
飲食を楽しみつつ、スマホの充電もできるので一石二鳥です。
お店にとっても売上アップにつながるのです。
無駄遣いは、気づかないところで起こります。
その代表が「トイレットペーパー」です。
トイレットペーパーを使いすぎていないでしょうか。
自分では普通の量だと思っていても、客観的に見ると、必要以上の量を使っていることがあります。
難しいのは、それを指摘してくれる人がいないことです。
トイレの個室というのは、まさにその典型です。
トイレの個室は閉ざされた空間です。
鍵を閉められ、完全なプライベートな空間を保てます。
自分一人しかいないので、マナー違反や非常識な振る舞いがあっても指摘されません。
そのためトイレットペーパーを使いすぎていても、自分では普通と思っているかぎり気づけず、無駄遣いが常態化します。
ダブルのトイレットペーパーだと、1個があっという間になくなります。
トイレットペーパーの減り方が異常に早くなるのですが、それすらも「普通」と感じてしまうのです。
トイレは、1回の洗浄で流せる量に限りがあります。
大量のトイレットペーパーを一度に流すと、無駄遣いになるだけでなく、トイレ詰まりの原因にもなります。
いったんトイレが水であふれると、後処理が大変です。
詰まり方がひどいようだと、修理代がかかってしまうこともあり、ますますお金の無駄遣いが発生するのです。
トイレットペーパーといえども、貴重な資源です。
トイレットペーパーを使いすぎるのは、お金の無駄遣いと同じこと。
江戸時代、紙は庶民にとって貴重な資源でした。
今では簡単に手に入るトイレットペーパーですが、大事に使うことは意識したいものです。
いま一度、トイレットペーパーを使いすぎていないか、振り返ってみてください。
客観的な目を持ち、自分にとっての「当たり前」を疑ってみるのも、必要なことなのです。
トイレットペーパーは「切り方」にもマナーがあります。
トイレットペーパーを使うとき、ぐしゃぐしゃな切り方になっていないでしょうか。
斜めになっていたり、雑な切り方になっていたり、くしゃくしゃになっていたり。
トイレットペーパーが切り方が雑だと、次に使う人は不快に感じるでしょう。
汚れていなくても、ぐしゃぐしゃな切り方だと、良い印象を与えません。
どことなく不衛生な感じがあって、触れるのに抵抗が出るのです。
トイレットペーパーを使うときは「きれいな切り方」を意識しましょう。
トイレットペーパーにはミシン目がついています。
ミシン目に沿って優しく引っ張ると、きれいに切れます。
また、トイレットペーパーホルダーの刃を使って切る方法もあります。
トイレットペーパーホルダーのカバー先端には、刃がついています。
それを使えば、ちょうど良い位置で切ることができて便利です。
切り方に関係することで、もうひとつ注意したいことがあります。
ペーパーを切ったとき、びろんと伸びたままにしておくのも、あまり好ましくありません。
床につくほどびろんと伸びているトイレットペーパーを見て、良い印象を受ける人はいないでしょう。
先端部分がきれいに切られていても、30センチくらいの長さで垂れ下がっていると、見苦しさが出てきます。
トイレットペーパーを使いにくいだけでなく「前の人が雑に扱った感」があり、やはり良い印象を与えません。
トイレットペーパーを切ったら、先端部分は5~10センチくらいにしておくと、次の人が使いやすくなります。
トイレットペーパーの先が三つ折りになっているのを見かけることがあるでしょう。
見た目が良く、上品さもあるため「自分も配慮として行ったほうがいいのかな」と思うかもしれませんが、これは不要です。
三つ折りは「清掃員が清掃しました」という意味があります。
あくまで清掃員が行うものであり、一般の利用者が行うものではありません。
一般の利用者が三つ折りにしようとすると、汚い手のままトイレットペーパーを触ることになり、かえって不衛生です。
トイレットペーパーの先は、三つ折りはせず、ミシン目に沿った普通の切り方で十分です。
トイレットペーパーによっては、紙が薄いものがあります。
ペーパーを引っ張ったとき、切れ端がちぎれて床に落ちてしまうことがあるでしょう。
このとき、どうするかです。
「清掃員が掃除をするだろう」と、放置するかもしれません。
トイレットペーパーの小さな切れ端で、特に汚れているものでもありません。
ですが、できれば、きちんと拾って捨てたいところです。
小さな切れ端でも、次に使う人が見たとき、気分のいいものではありません。
「ごみが落ちているのかな」と思う人もいるでしょう。
ごみではありませんが、ごみに見えてしまうのです。
未使用の小さな切れ端でも、ぱっと見たとき、汚れを連想することがあります。
トイレットペーパーの切れ端を拾ったら、便器に入れ、普通に流せばOKです。
引っ張ったときにちぎれただけなので汚れていません。
指でつまんで拾って捨てるのは、ほんの3秒でできます。
誰かに褒められるわけではありませんが、トイレを清潔にするための小さなマナーです。
自分が気持ちよくなるために実践しましょう。
小さなことですが、清潔感を保つための気持ちのいい心がけです。
誰も見ていなくても、自分自身が見ています。
「良いことをした」という事実は、自分の中に残ります。
そうした小さな行いが、品位をつくるのです。
便器にトイレットペーパー以外を流さないようにしましょう。
「小さなものなら大丈夫だろう」「少しくらい、いいだろう」と思うかもしれませんが、NGです。
小さなものでも、詰まりの原因になります。
特にビニール系は水に溶けないので、たった1回でも、すぐ詰まることがあります。
実際、トイレの詰まりの多くは「少しくらいなら大丈夫」という油断から起きています。
トイレ内にも「トイレットペーパー以外を流さないでください」という注意の張り紙を見かけることがあるでしょう。
それだけトラブルが後を絶たないということです。
一度詰まってしまうと、簡単には元に戻せません。
清掃や修理には手間も時間もかかります。
一時的にトイレ自体が使用禁止になることもあります。
その影響は、想像以上に大きいのです。
便器は、ごみ箱ではありません。
トイレが詰まると、次の人が使えなくなり、清掃員にも迷惑がかかります。
外出先なら、ごみはごみ箱に捨てるか、自宅に持ち帰るのがマナーです。
トイレは公共の場です。
次に使う人のことを考える視点が大切なのです。
トイレに入ると、ホルダーに茶色い芯だけが残っている。
そんな状況を目にしたことはないでしょうか。
前に使った人がトイレットペーパーを補充していないのです。
たまたま気づければいいですが、換えがなければ大変なことになります。
トイレットペーパーがなくなったとき、どうしていますか。
「自分が補充する必要はない」「次に使う人がやればいい」と考える人もいるかもしれません。
もちろん義務はありませんが、マナーの心は、こうしたささいな場面で表れます。
やはり次に使う人のことを考え、新しいトイレットペーパーを補充しておくのがいいのです。
家庭でも外出先で使うトイレでも同じことです。
トイレットペーパーがなくなったら「試されている」と考えましょう。
「ここで放置したら、その程度の人で終わる。ここで補充できたら、マナーのある人になれる」
そう自分に言い聞かせると、行動の後押しとなるはずです。
補充は一瞬で済みます。
1分どころか30秒もかかりません。
近くに補充用のトイレットペーパーがなければ、そのことに気づけるだけでも意味があります。
お店の人や掃除スタッフの人に声をかければ、解決できるでしょう。
ちょっとした心がけが、次に使う人を助けるのです。
大手カフェチェーン店のトイレを利用したときのことです。
トイレ内に、ある張り紙が貼ってあり、その文言に驚かされました。
「トイレットペーパーの持ち帰りはご遠慮ください」と書いてあるのです。
「そんなことをする人がいるの?」と思いますが、張り紙が貼ってあるということは、実際に持ち帰る人がいるのでしょう。
大きめの文字で、わざわざ目立つ位置に貼ってあるということは、多発しているのかもしれません。
これは良くありません。
次に使う人が困ります。
お店にも迷惑がかかります。
世の中には困ったことをする人がいると痛感させられます。
普通に考えて、それをしてはいけないことはわかるはずです。
本人は「誰にも見つからない」「トイレットペーパー代を節約できる」と思っているのかもしれません。
しかし、ばれなければいいという問題ではありません。
やって良いことと悪いことがあります。
トイレットペーパーを持ち帰る行為は、完全にアウトです。
マナー違反というより、犯罪であり、窃盗罪に当たります。
トイレットペーパーを持ち帰ることほど、恥ずかしい行為はありません。
トイレットペーパーは、高い買い物ではありません。
どのお店でも手頃な価格で売っています。
セールのときに買えば、さらに安く購入できます。
備え付けのトイレットペーパーはお店のものです。
無断で持ち出すことは、控えましょう。
外のトイレに行くと、残念な光景を目にすることがあります。
個人のごみが捨てられているのです。
空き缶、ペットボトル、雑誌、新聞紙、お菓子の包み紙、商品の空箱。
買ったばかりの服を個室で着替えたのか、商品の空箱や包み紙が放置されていることもあります。
公衆トイレやデパートのトイレでよく見かけます。
少し残念な光景ですね。
清掃員が片付けてくれると思っているのです。
トイレはごみ捨場ではありません。
トイレ内に設置されたごみ箱があれば、そこに捨てましょう。
トイレ内にごみ箱がなければ、きちんと持ち帰るのがルールです。
ごみがかさばって邪魔になるからといって、トイレ内に捨てるのはNG。
においのあるごみを捨てると、異臭騒ぎになって、警察が駆けつけることもあります。
「誰も見ていないから大丈夫」という考えは良くありません。
ばれる・ばれないは関係ありません。
トイレの神様が見ていると思うことです。
清掃員が片付けてくれるとしても、マナーの面でNGです。
自分が出したごみは、邪魔でかさばるとしても、きちんと持ち帰るのが良いですね。
商品の空箱や包み紙は、小さく折りたためばコンパクトになります。
トイレを使った後、ふたを開けたままにしていませんか。
「いちいち閉めるのは面倒くさい」
「次に使う人が使いやすいだろう」
そう思って、開けたままにしている人もいるでしょう。
その気持ちは、わからなくもありません。
しかし、トイレを使った後は、きちんとふたを閉めておくのがマナーです。
ふたが開けたままになっているのは、使いかけの中途半端な状態です。
次に使う人が見たとき「使ったまま元に戻していない」という印象を受けます。
気にしない人もいるでしょうが、気にする人もいます。
便器の中から異臭が漂っています。
ふたを開けたままにしていると、便器内の臭いがトイレ内に広がります。
きちんとふたを閉じておくことで、便器内の臭いの広がりを防ぎ、快適なトイレ空間を保てます。
ふたを閉めるのは、ほんの一瞬の動作です。
次の人のために、ふたを開けたままにするのではありません。
次の人のためを思うからこそ、きちんとふたを閉めておくのがいいのです。
次の人が個室に入ったとき、きちんとふたが閉まっていると、整った印象を受け、気持ちよく使えるようになります。
「ふたを閉める」という行為が、清潔感を高めるのです。
うっかり便器を汚してしまうことがあります。
そんなとき、どうしますか。
便器を汚してしまったら、できるだけその場できれいにするのがおすすめです。
自宅のトイレなら、あとから時間があるときに掃除すればいいと思うでしょう。
それも悪くありませんが、手間や時間で考えると、実はその場ですぐ掃除をしたほうがいいのです。
時間がたつと汚れがこびりつき、掃除のとき、大変になります。
ごしごし力を入れなければならず、手間も時間もかかります。
汚れを放置すると、不快なにおいを強めることにもなります。
「消臭剤があるではないか」と思いますが、消臭剤にも限界があります。
その場ですぐきれいにすれば、一瞬で終わります。
トイレットペーパーでさっと拭き取ればいいだけのことです。
汚れた直後ならすぐ取れるので、小さな手間で済みます。
面倒に思えますが、結局いちばん楽なのです。
また、その場で掃除しておけば、清潔感を保てるだけでなく、においもこもりません。
「きれいにできた」という達成感も味わえます。
外のトイレでも、できるだけ心がけておきたいマナーです。
掃除するのは自分でないとしても、やはり掃除をする人のことも考えたい。
その場できれいにすれば、それだけ清掃員が楽になります。
「そこまでやらなくてもいいのではないか」と思うかもしれませんが、これが「一歩先を行く配慮」です。
義務でもないし、やらなくても怒られませんが、こういうところにマナーの良さが出ます。
遠足では「自分のごみは持ち帰る」というマナーがあるように、トイレでも「自分が汚した分はきれいにする」と考えるのが良い。
きれいにすると、すっきりした気持ちになりますし、次に使う人も気持ちよく使えるのです。
トイレの個室で、面白い張り紙を見つけました。
「トイレ使用後は、必ず水を流してください」という張り紙です。
大きな字で目立つように書かれていたのです。
トイレを使ったら、水を流すのは当たり前のことです。
「流し忘れる人なんているのだろうか」と不思議に思うかもしれません。
しかし、わざわざ張り紙が貼ってあるということは、実際に流さない人がいるということです。
それも意外と多いのでしょう。
信じられないことですが、現実としてあるのです。
「なぜだろう?」と不思議に思いますが、実はここに「ある油断」が潜んでいます。
水を流すのを忘れているのではありません。
わざと流さないわけでもありません。
「流したつもり」になっているケースがあるのです。
想像してみてください。
用を足した後、トイレのレバーを下げます。
このとき、力加減が弱いと「レバーを下げたつもり」になっていることがあります。
レバーの下げ方が中途半端だと、水がわずかしか流れません。
その結果、次にトイレを使う人は「流し忘れ」に見えてしまうのです。
小さな油断が、いつの間にか誰かを不快にさせていることがあります。
「自分は大丈夫」と思っていても、実際はわかりません。
急いでいたり気を抜いていたりしているときは、レバーの下げ方が弱くなり、中途半端になりがちです。
トイレを使ったら、しっかりレバーを下げましょう。
しっかり水が流れ、きれいになったのを確認してからトイレから出るのがベストです。
「トイレ使用後は、水を流す」という当たり前をすることが、自分も周りも気持ちよくさせるのです。
和式トイレの水洗レバーに、足跡がついているのを見かけることがあります。
泥で汚れたレバーを見かけることもあります。
誰かが足でレバーを踏んで流したのです。
これはNGです。
不衛生な行為であり、マナー違反です。
トイレ内に「トイレのレバーは手で押してください」と書かれた張り紙を見かけることもあります。
立ったとき、レバーが下の位置にあるため、つい足で踏みたくなるかもしれません。
しかし、これは誤りです。
和式トイレのレバーは、手で押すことを前提に設計されています。
足で踏むと、レバーが汚れて不衛生です。
うっかり力加減を誤って強く押しすぎることがあり、レバーを壊す原因となります。
衛生面が気になるとはいえ、足で踏むのはNGです。
「すでにほかの人が足で踏んだかもしれない」と不安に思うこともあるでしょう。
衛生面が気になるなら、手にトイレットペーパーを巻いて押すようにしましょう。
使用したトイレットペーパーは、水が流れ始めたとき、一緒に流せばOKです。
トイレで手を洗わないで出ていく人を見かけることがあります。
目を疑うような光景です。
「その手で食事をするの? スマホを触るの? ペンを持つの?」と思ってしまいます。
こういう人は「手が汚れたら洗えばいい」と思っています。
この考え方は良くありません。
大きな見落としがあります。
用を足した後の手は、不衛生な状態です。
見た目は清潔に感じても、実際は見えない菌がたくさん付着しているのです。
トイレで用を足したら、きちんと手を洗いましょう。
手が汚れているかどうかにかかわらず、トイレの後は手を洗うのがマナーです。
冬は、冷たい水でストレスに感じるかもしれません。
そうだとしても、きちんと手を洗うことが大切です。
衛生面を考えれば、たとえ寒い冬場でも、手洗いは欠かせません。
起床後の洗顔や就寝前の歯磨きと同じように、当たり前の習慣にしておけば、自然と体が動くようになります。
水に触れると安心します。
手を清潔に保つだけでなく、リラックスを促す効果もあります。
衛生面だけでなく、精神的にもすっきりできるのです。
ある日、お手洗いに入ったときのことです。
洗面台で何かあったのかと思うほど、ぬれている状態でした。
どうやら前に使っていた人が、洗面台をびしょびしょにぬらしたままにして出ていったようです。
もちろん次に使う私は、あまり気持ちの良いものではありません。
他人が汚してそのままにされた洗面台は、使いにくいうえに、不快な気持ちになります。
自分がお手洗いから出るときの様子を振り返ってみましょう。
洗面台をきれいにしてから出ていますか。
女性なら、お化粧に夢中になり、洗面台が汚れてしまったことを忘れがちですが、ここで品の差が現れるのです。
洗面台を汚してはいけないといっているのではありません。
手を洗ったり、お化粧をしたりと、洗面台はつい汚れてしまうものです。
大切なことは、汚した後、きちんときれいに元に戻しているかどうかです。
マナーを大切にしている人は、ぬらした洗面台をきれいにしてから出てきます。
洗面台の扱い方で、次の人のことを考えているかどうかがわかります。
きれいなら、気持ちよく洗面台を使えます。
女性なら、いつもよりお化粧もはかどることでしょう。
お手洗いの使い方は、あなたのマナーが表れる場所なのです。
洗面台の前で髪を整えていると、髪の毛が落ちることがあります。
たった1本の髪の毛でも目立ちます。
短い髪の毛でも、妙に目についてしまいます。
ただの髪の毛とわかっていても、気持ちのいいものではなく、不衛生な印象を与えます。
洗面台をきれいにするのは、水滴だけではありません。
洗面台に髪の毛が落ちたら、きちんと拭き取っておきましょう。
ポケットティッシュできれいに拭き取って、そばにあるごみ箱に捨てるだけです。
トイレで心がけたいのは「来たときよりも美しく」です。
自分の髪の毛でなくても、ぱっと目についたら、拭き取っておくのがいいでしょう。
こういうことができる人こそ、素晴らしいのです。
やらなくてもいいことかもしれませんが、やったほうがマナーがあり、品格が表れます。
誰も見ていないところで、いかにきちんとできるかです。
ちょっとした配慮で、次に使う人が気持ちよく使えるようになるのです。
ときどき手を拭かないで外に出る人がいます。
ハンカチもハンドドライヤーも使わず、ぬれた手でドアを開けているのです。
これはNGです。
「手を洗ったから大丈夫」という問題ではありません。
ドアノブがぬれるのです。
ぬれたドアノブに触れて嬉しい人はいません。
次に使う人がドアノブに触れたとき、べとっとぬれていると、不快に感じます。
たとえ汚れていないとしても、心理的に嫌な感覚を覚えるものです。
せっかく洗面台で手をきれいにしても、ぬれたドアノブに触れると「またぬれた」「また汚れた」という感覚になってしまうのです。
ハンカチで手を拭くときも、中途半端にならないよう注意しましょう。
手の拭き方が不十分だと、手の一部に水滴が残っていることがあり、ドアノブをぬらしてしまうのです。
トイレには、ハンドドライヤーが設置されていることもあります。
ハンカチがなくても手を乾かせて便利ですが、落とし穴もあります。
ハンドドライヤーは、水滴を落とすまでは簡単ですが、完全に手を乾かすには時間がかかり、中途半端な乾かし方になりがちです。
その結果、ぬれた手でドアノブを触ってしまい、やはり不衛生なのです。
ハンカチで手を拭きながら外に出るのも、控えたい行為です。
外の人が見たら、だらしなく見えてしまいます。
慌てている様子にも見えてしまい、良い印象を与えません。
急いでいるときは、つい手を拭きながら外に出そうになりますが、こういうときこそ落ち着きが大切です。
きちんとハンカチで手を拭き終わってからトイレを出るのが、エレガントです。
スリッパを履いて利用するトイレがあります。
スリッパを利用したら、きちんとそろえて脱ぐようにしましょう。
「子どもじゃあるまいし、スリッパをそろえて脱ぐのは当たり前」と思うでしょう。
ところが実際はどうでしょうか。
外のトイレで、散乱したスリッパを目にすることがあるのではないでしょうか。
意外と大人でもできていない人が多いのです。
頭ではわかっていても、きちんとできていないケースがあります。
スリッパが脱ぎっぱなしで散乱した状態だと、次の人が履きにくくなります。
衛生面では問題ありませんが、やはり気持ちのいいものではありません。
トイレを使う前から不快な気持ちになってしまいます。
いま一度、自分のスリッパの使い方を見直してみましょう。
マナーは「知っているかどうか」ではありません。
「できているかどうか」です。
マナーを知っていても、きちんとできていなければ、意味がありません。
次に使う人が履きやすいよう、向きをそろえて脱ぐのがマナーです。
他人の家にお邪魔するときは靴をそろえて脱ぎますが、それはトイレでも同じことです。
トイレのスリッパをきちんとそろえて脱ぐ人が、周囲への気配りができる人です。
スリッパをそろえて脱ぐことができれば「次の人のためにいいことをしたね」と自分を褒めてください。
そろえて脱ぐと、自分も気持ちがいいものです。
こういうところに、育ちの良さが表れるのです。
飲食店でトイレが詰まっていることがあります。
よく見られるのが、誰かがトイレットペーパーの使いすぎで詰まっているケースです。
トイレが詰まっていたら、使えません。
個室が複数あれば、別の個室を利用すればいいことですが、個室が1カ所しかないときもあります。
トイレが詰まっていても「自分がやったことではない」「別に放置でもいいだろう」と思い、黙って立ち去る人もいるでしょう。
しかし、そのままにしていると、トイレは詰まったままで、何の解決にもなりません。
次のお客さんがずっと使えないままです。
トイレが詰まっていることに気づいたら、お店の人に伝えましょう。
水があふれているなら、なおさら早めに知らせたほうがいいのです。
被害が広がる前に伝えることが、結果としてお店のためにもなります。
一声かけるだけでいいのです。
「男性用トイレの個室が詰まっています」の一言で十分です。
きちんとした店員さんなら、感謝の言葉が返ってきます。
少しでも早く伝えれば、それだけ早く対処してもらえ、復旧も早くなります。
次に使う人を困らせずに済み、自分自身も気持ちよくお店を後にできるのです。
トイレは、本来の用途以外でも使用することがあります。
たとえば、歯磨きや化粧直しです。
歯磨きや化粧直しで洗面台を使うのはまったく問題ありません。
ただし、長時間の占有には注意が必要です。
手を洗うだけならすぐ終わりますが、歯磨きや化粧直しとなると、鏡と向き合う時間も長くなりがちです。
入念に行うときは、さらに時間がかかるでしょう。
じっと鏡を見つめて集中していると、周囲が見えなくなることもあります。
大型のトイレを除けば、一般的なトイレの洗面台の数は、1つか2つでしょう。
洗面台を占有していると、次の利用者が使えません。
公共のトイレでは、限られた設備を多くの人が共有しています。
自分にとっては短いつもりでも、待っている人にとっては長く感じられることもあります。
次に使う人がいれば、少し横に移動して、洗面台を譲るようにしましょう。
歯磨きや化粧直しで洗面台を使うときは、周囲に配慮するのがマナーです。
特に食後は、トイレの洗面台が歯磨きで混み合います。
トイレ内に人が多いと、混雑して移動もしにくくなります。
洗面台の前に列ができていることも少なくありません。
食後の歯磨きで洗面台を利用するなら、あえて少し時間をずらして利用するのも一案です。
30分ずらすだけでも、混み具合がぐっと解消されるのです。
トイレでのおしゃべりには注意しましょう。
トイレでばったり同僚と会ったとき、軽く会話を交わすことがあるものです。
挨拶や、一言二言の雑談くらいならいいのです。
注意したいのは、長話です。
トイレは緊張から解放される空間なので、会話が弾みやすいのです。
つい話に花が咲き、話し込んでしまうこともあるでしょう。
短いおしゃべりのつもりが、長くなってしまうことがあります。
気づくと、井戸端会議になっているのです。
おしゃべりに夢中になると、時間感覚が薄れ、長居の原因となります。
トイレでの井戸端会議は、控えるのがマナーです。
トイレは用を足すところであって、おしゃべりをするところではありません。
洗面台の前でおしゃべりに花を咲かせていると、手を洗いたい人や身だしなみを整えたい人の邪魔になります。
後ろで待っている人がいても、話に夢中だと気づきにくいものです。
人の声や笑い声は、意外と響きます。
トイレの中だけでなく、外にも響きます。
自分たちは楽しくても、周囲の人にとってはうるさく感じられるでしょう。
用を足したい人にとっては、落ち着かない空間になってしまいます。
その結果、他の人がトイレに入りにくくなることもあるのです。
また、トイレにいるのは、自分たちだけとは限りません。
個室に上司や同僚が入っていることはよくあります。
「上司の愚痴を話していたら、個室から上司が出てきた」
そんな気まずい状況になることもあります。
トイレ内のおしゃべりが、人事評価につながる可能性もゼロではありません。
トイレでのおしゃべりはできるだけ控え、余計な長居は避けるようにしましょう。
おしゃべりを楽しみたいなら、休憩室や共有スペースを利用しましょう。
コンビニでトイレを借りることがあるでしょう。
トイレのドアには「トイレをご利用の際は、店員までお声がけください」といった張り紙があるのが定番です。
コンビニでは、防犯上の理由から、使用前の一声をお願いしています。
ほとんどのお客さんが、トイレを利用する前、きちんと一声かけるのです。
問題は、この後です。
トイレを使い終わった後、2通りの人に分かれます。
あなたはどちらでしょうか。
ここに、気持ちのいい人と、そうでない人の差が生まれます。
無言で立ち去るのも決して悪いわけではありませんが、少し丁寧さに欠けた印象があります。
トイレを借りたのなら、やはり使い終わった後も、きちんとお礼を言うのが好印象です。
「ありがとうございました」の一言でいいのです。
店員さんは笑顔を返してくれます。
いちいち伝えなくてもいいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
トイレを借りるとはいえ、人と人とのやりとりです。
無料でトイレを使わせてもらったのですから、せめてお礼の一言くらいあってもいいのではないでしょうか。
感謝の気持ちを伝えるのに、無駄はありません。
このマナーは、他人のトイレを利用するときにも通じます。
友人のところに遊びに行って、トイレを借りることがあるでしょう。
トイレを借りるときに一声かけるのはもちろん、借りた後にもお礼を言いましょう。
一声があるだけで、ぐっと印象が良くなります。
トイレを借りた後に、その人の品位が表れるのです。
トイレを使おうとしたところ、トイレ前に「清掃中」の看板が立っていることがあります。
トイレの中では、清掃員が掃除をしています。
こんなとき、どうするかです。
清掃中のトイレを使うのは、少しためらわれます。
清掃員がトイレ掃除をしているときに使うのは、申し訳ない気持ちがあって抵抗を感じるものです。
「掃除の邪魔をしてはいけない」と思い、代わりに別のトイレを使うこともあるはずです。
しかし、清掃中の看板が立っていても、どうしても使いたいときもあります。
急を要するときや、近場に別のトイレがないときなど、使わざるを得ない場合もあるでしょう。
たいていの場合、清掃中のトイレでも使用できます。
ただし、清掃中のトイレを使うときは、マナーとして清掃員に一声かけるようにしましょう。
「使ってもいいですか」という一言です。
面識のある清掃員であれば「使わせていただきます」という一言も許容範囲です。
いちいち声をかけるのは面倒に思うかもしれませんが、これも大切なマナーです。
「利用者が優先だ」「使って良いに決まっている」と思う人もいるかもしれませんが、実際はわかりません。
清掃に集中しているかもしれません。
デリケートな作業中である可能性もあるでしょう。
清掃中に割り込んで使用されるのはよくあることで、清掃員も慣れているかもしれません。
それでも、使用しても良いか確認の一言は必要です。
トイレ掃除も大変な仕事です。
自分の代わりにトイレ掃除をしてくださっているのですから、最低限の配慮は大切にしましょう。
清掃員から許可の返事があれば、気持ちよくトイレを使えます。
さて、配慮はこれで終わりではありません。
トイレを使い終わったときは「ありがとうございました」と一礼を伝えられればパーフェクトです。
トイレ掃除中にもかかわらず、割り込んで使わせていただいたのです。
清掃員にとっても、一声かけてもらえるだけで、気持ちが和らぎます。
利用者が快適に使ってくれただけでなく、自分の仕事も尊重してくれたと感じるからです。
使うときも使った後も、お互いすっきりして気持ちがいい。
使うときには「一言」を。
使い終えたら「一礼」を。
小さなマナーにこそ、人の心が表現されるのです。