登山やピクニックで山道を歩いていると、道に迷ってしまうことがあります。
正しい道を進んでいるはずなのですが、途中から怪しい感じになります。
「本当にこの道でいいのだろうか。途中で分かれ道を見落としたかな。間違った道を進んでいるのではないか」
だんだん道らしくない雰囲気になり、不安が強くなってきます。
案内があればいいのですが、意外とないところも少なくありません。
案内がないような場所だからこそ、間違った道を進んでいるような気持ちが強くなります。
人に聞けばいいと思いますが、山奥では周りに人がいないことも多いもの。
いろいろな不安が頭をよぎり始めるのです。
さあ、ここでどうするかです。
大きな選択肢は2つあります。
「進み続けるか」「来た道を引き返すか」です。
来た道を引き返すのは、何となく無駄足になったような気がするものです。
「せっかくここまで進んだのに引き返すのはもったいない」と思い、時間と努力を無駄にするような感覚があります。
自分の判断が間違ったことを認めることにもなり、来た道を引き返すのは、小さな葛藤があるものです。
そこで、つい前に進み続けようとしてしまうのです。
ここが運命の分かれ道です。
そのまま進み続けたところで、うまく目的地に着くとは限りません。
「何とかなるかもしれない」は、裏を返せば「何ともならないかもしれない」という意味でもあります。
どんどん間違った方向に進んでしまい、ますます道に迷い込んでしまうことになりかねません。
そのまま前に進み続けると、今度は来た道に引き返すことすらできず、完全な迷子になってしまうのです。
こうなると、もはや命の危険すらあります。
「道に迷ったかな」と思ったら、素直に来た道を引き返すことです。
引き返せるうちに引き返すことが大切だからです。
引き返せなくなってからでは手遅れになることがあります。
自分の間違いを認めることになって抵抗はあるかもしれませんが、やはり安全が最優先です。
引き返した結果「やっぱりこの道で良かった」とわかれば、そのときは自信を持って歩けばいいのです。