あなたは人から言われたひどい言葉で、忘れられない一言はありますか。
きっと「ある」と答える人も多いでしょう。
たとえば、自尊心を傷つける言葉や人格を否定する言葉などは、なかなか忘れないものです。
ぐさっと心に突き刺さり、大きなショックを受けます。
心に大きなダメージを受けると、しばらく落ち込んでしまい、なかなか暗い気持ちから抜け出せません。
時にはあまりのショックに泣いてしまうこともあるでしょう。
人に言われた暴言は、ひどい内容であればあるほど、長く覚えているものです。
心の傷が癒えるのにも長い時間がかかります。
言った側と言われた側とでは、受け止め方に大きな差があります。
言った側は忘れていても、言われた側はいつまでも覚えているものです。
しかも鮮明に覚えています。
何年も何十年も前の言葉が、深い傷として今でも残っていることもあるのです。
ということは「逆のパターンもある」と気づいてほしいのです。
あなたもまた、誰かにひどいことを言ったら、相手の心に長く残り続けるでしょう。
「時間がたてば忘れるだろう」と軽く考えがちですが、実際はどうでしょうか。
あなたが人から言われたひどい言葉をいつまでも覚えているように、相手もいつまでも覚えている可能性があります。
「一生忘れない」という状態になっていることもあるでしょう。
発言は、撤回できても、発言したという事実は残ります。
心の傷は回復しても、傷跡は残り続けます。
だから、ひどいことは言わないのです。
言いそうになったら「これを言ったら、相手の心に一生残るかもしれない」と思い、喉のところでぐっと飲み込みましょう。
思うことはあっても、口には出しません。
感情のコントロールも必要で、なかなか大変なことですが、意識することが大切です。
言葉は、人を助ける道具にもなりますが、人を傷つける刃物にもなります。
常に冷静な心を持ち「これを言ったら相手はどんな気持ちになるだろうか」を考えるようにしましょう。
そう考えられるだけの心の余裕を日頃から持つことも大切です。
言葉は、大きな力を持ちます。
「人を傷つける刃物」ではなく「人を助ける道具」として活用しましょう。