恥ずかしがり屋で悩んでいる人がいます。
恥ずかしがり屋は、人前で何かをするのが苦手です。
人見知りをしやすく、知らない人には積極的に話しかけようとしません。
目立つようなことは避け、大胆な行動は控えます。
少しでも失態があれば、すぐ赤面したり汗をかいたりして恐縮するのです。
恥ずかしがり屋は、直すべき性格なのでしょうか。
いいえ、そうとは限りません。
恥ずかしがり屋にも良いところがあります。
それは「マナーが身につきやすい」という点です。
マナーにもさまざまな種類があります。
食事のマナー、ビジネスのマナー、電話のマナー、冠婚葬祭のマナー、言葉遣いのマナー、人付き合いのマナー。
恥ずかしがり屋は、恥ずかしいことをしたくない気持ちが強いため、あらゆるマナーに敏感です。
恥ずかしがり屋だからこそ「恥ずかしいことはできない」という気持ちが人一倍強くあります。
マナーが身についていないと恥をかくことになるので、積極的に正しいマナーを身につけようとします。
わからないマナーがあれば、人に聞いたりネットで調べたりして学ぼうとします。
だから普通の人より早くマナーが身につくのです。
マナーのいい人は、実は恥ずかしがり屋が多いのです。
マナーが身についていれば、堂々と振る舞えます。
恥ずかしがり屋は、マナーを身につけるが早いだけでなく、マナーを守ろうとする意識も強い。
だから年齢を重ねても、きちんとしています。
恥ずかしがり屋は、素晴らしい性格です。
その素晴らしい性格を生かして、どんどんマナーを身につけ、礼儀正しい人になりましょう。
恥じらう気持ちはとても大切なのです。