往々にして私たちは「間違えてはいけない」という考え方にとらわれています。
何かを選択・判断するとき「間違えてはいけない」と思っていませんか。
たしかに間違いは、ないに越したことはありません。
買い物を間違えれば、損をするでしょう。
仕事で間違えれば、評価が下がるでしょう。
正しいと思って選んだはずが、後になって「しまった!」と悔やむことがあるものです。
間違えたときのダメージが大きければ、それだけ落ち込みも大きくなるでしょう。
「間違えてはいけない」という考えは、一見最もらしく思えます。
しかし、この考え方には「ある落とし穴」があります。
「間違えてはいけない」ということは「絶対正解を選ばなければいけない」ということです。
これは簡単そうに思え、実に難しいことです。
絶対正解を選ぶためには「これでもか」というほど下調べをしなければいけません。
多くのデータや資料を集めたり、人の意見を聞いたり、何度もチェックしたりする必要が出てきます。
なかなか決断できず、スピードが遅くなるでしょう。
大きなストレスを抱え、胃がきりきり痛むことになるでしょう。
正しいという確信を持つまでには、膨大な手間暇を要するのです。
そしてそれだけやったにもかかわらず「間違えた」という結末を迎え、努力が報われないことがあるのです。
そういう経験が何度もあるのではないでしょうか。
そこで考え方を変えましょう。
「間違えてはいけない」と思うのではありません。
「少しくらい間違えてもいい」「間違えたら直せばいい」と考えるのです。
まず自分に間違えることを許可しましょう。
人間ですから間違えることもあって当然です。
小さな間違いなら、小さな痛みで済むでしょう。
ときには笑って済ませられることもあるはずです。
よくよく考えれば、間違えても大したダメージではないこともあるはずです。
命や安全に関わることなら慎重さが求められますが、そうでなければ、もっと楽に考えていいのです。
「間違えたら直せばいい」という考え方も大切です。
間違えたら丁寧に謝って、できる範囲で直していけばいいのです。
致命的なことでないかぎり、たいていのことは後から修正ができるでしょう。
壊れたら修理をすればいいし、買い直すこともできるはずです。
それだけのことです。
「間違えてはいけない」から「少しくらい間違えてもいい」「間違えたら直せばいい」という考えに切り替えましょう。
すっと肩の力が抜け、気軽にチャレンジできるはずです。
決断が早くなり、行動力も高まるのです。