年齢を重ねるにつれ、自分の年齢に関心を示さなくなる人が増えるように思えます。
若いころは、1年ごとに誕生日を祝いました。
誕生日にはきちんとイベントをつくっていたし、立派な誕生日ケーキも用意していました。
もちろん自分の年齢もしっかり覚えていました。
年齢を聞かれても、即答できました。
ところが、大人になって「中年」と言われる年齢にさしかかると、誕生日に関心を示さなくなる人が増えます。
「祝うような年齢でもない」
「特に誕生日はイベントはない」
「いい年して誕生日ケーキなんて」
自分の誕生日に対して、冷めた見方をしているのです。
人によっては、自分の誕生日を忘れている人もいます。
年齢を聞かれたとき「えっと、何歳だっけ?」とまごつき、即答できないのです。
それは老いることに対して、ネガティブな感情を持っているからです。
「老いること=悪いこと」という認識でいるからです。
メディアでは、若い人を中心に取り上げ、若いことが正義と言わんばかりのメッセージにあふれています。
いつの間にか「老いることは悪いこと」というネガティブな価値観が刷り込まれてしまうのです。
そこでこう考えてみましょう。
自分の年齢を「○○年、人生を重ねてきた」と表現するのです。
たとえば、45歳なら「45年、人生を重ねてきた」と表現しましょう。
60歳なら「60年、人生を重ねてきた」と表現し、75歳なら「75年、人生を重ねてきた」と表現します。
こう考えると、年齢が誇らしい数字に思えてきます。
「木の年輪」をイメージしてみてください。
木は、年輪を重ねるほど味わい深くなるように、人も、年齢という年輪を重ねるほど味わい深くなります。
長く生きていることは、それだけ人生を重ねてきた証拠です。
山あり谷ありの人生を乗り越えながら、ここまで歩んできています。
命の炎を燃やし続け、それだけの歳月を重ねてきています。
これまでの人生を振り返り、停滞の時期もあれば、思うようにいかなかった時期もあったかもしれません。
それでもめげず、立ち上がり、人生を重ねてきているのです。
老いることを恐れるのではありません。
長く生きていることに誇りを持つのです。
「○○年、人生を重ねてきた」と考えることで、自分の年齢に誇りを持ってください。
自分の年齢に対してポジティブな気持ちでいられます。
誕生日を祝いたいと思うようになるし、自分の年齢もきちんと覚えられます。
しみやしわが増えたとしても、それ自体が健康に悪影響を及ぼすわけではありません。
しみやしわは、年齢を重ねれば、誰にでもできるものです。
大切なことは「人生」という名のマラソンを、いかに長く走り続けるかです。
「まだまだこれから!」という前向きな気持ちでいられるようになります。
年齢は「人生を重ねてきた数字」と考えることで、ポジティブになれるのです。