「皆勤賞です」
「毎日休まず頑張っています」
「休日も仕事をしています」
一生懸命生きることを、休まず頑張ることだと思っている人がいます。
まさに「全力を尽くす」という状態です。
もちろん頑張るのは良いことです。
労働時間が長ければ、多くの成果を出せるでしょう。
一生懸命仕事に打ち込むことで、質の高い結果が得られることもあります。
それ自体は大いに結構なことです。
しかしだからといって、休まず頑張るのはよくありません。
こういう人にありがちなのは「休むこと=悪いこと」という思考に陥っている点です。
特に日本では「休まず頑張ること」を美徳とされる傾向があり、休むことへの忌避感が持たれがちです。
これは違うのです。
「一生懸命生きる」という言葉の響きから、休まず頑張ることをイメージしがちですが、誤解です。
「一生懸命生きる」という言葉を、休まず頑張ることだと思って実行していると、大変なことになります。
人は、ロボットではありません。
休憩しないで頑張り続けると、いずれ心身の限界に達します。
ひとたび倒れてしまうと、回復に長い時間を要します。
月単位・年単位の時間を要することも少なくありません。
生身の人間ですから、休まず頑張り続けるのは困難です。
テレビや雑誌では、休まず頑張って夢を叶えた人を取り上げることがありますが、それを安易に美談として捉えないことです。
「一生懸命生きる」とは、どういう状態なのか。
休まず頑張ることではありません。
休みながら頑張ることです。
休むことに悪いイメージを持たないことです。
むしろ休むことも仕事の一部です。
休むからこそ頑張れるし、頑張るからこそ休みも必要です。
スマホでも充電が必要であるように、人間も同様です。
きちんと休むことで、充電ができ、疲労も回復もでき、努力を継続することが可能になります。
それが結果として「一生懸命生きること」につながるのです。