感謝の言葉といえば「ありがとう」です。
ある調査によると、1日に「ありがとう」と言う回数は、およそ7.5回とのこと。
年間で計算すると、およそ2700回ということになります。
「ありがとう」は、人生で最も口にする言葉の1つでしょう。
すでにあなたも今日、何度か「ありがとう」を口にしているに違いありません。
そんな「ありがとう」には、2種類あります。
気持ちのこもった「ありがとう」と、気持ちのこもっていない「ありがとう」です。
どちらも同じ言葉ですが、受ける印象は大きく違います。
気持ちのこもった「ありがとう」には、礼儀正しさが感じられます。
丁寧に頭を下げて、笑顔の表情もあります。
はきはきした大きな声で、きちんと相手の耳に届きます。
気持ちのこもった「ありがとう」は、相手も嬉しいし、また優しくしたいなと思うものです。
一方、気持ちのこもっていない「ありがとう」もあります。
気持ちのこもっていない「ありがとう」は、棒読みのセリフのようになっています。
ほとんど頭も下げず、表情もありません。
ぼそぼそとした小さな声で、なかなか相手は聞き取れません。
もちろんきちんと感謝の言葉を言うだけまだいいのですが、棒読みのセリフのようになっているのはもったいないことです。
気持ちのこもっていない「ありがとう」は、せっかくの感謝の言葉にもかかわらず、その魅力が半減しているのです。
自分が「ありがとう」と口にするときの様子を振り返ってみてください。
日頃からよく「ありがとう」と言っていると、だんだん口癖のようになりがちですが、いま一度気持ちを引き締めるようにしたい。
感謝の言葉を口にするなら、できるだけ気持ちを込めるようにしたい。
嬉しそうな表情を見せて、丁寧に頭を下げます。
はきはきした大きな声も心がけましょう。
できるだけ気持ちのこもった「ありがとう」を言えるようになりましょう。
気持ちのこもった「ありがとう」が言えるようになると「あの人は感じがいいね」となるのです。