「これ、とても高価なんですよ。どうぞ!」
高価なプレゼントを渡してくる人がいます。
「受け取ってくれますよね、使ってくれますよね、食べてくれますよね」と言わんばかりに差し出します。
高価なプレゼントなら必ず相手に喜ばれると思っているのです。
たしかに価格は高くて価値のあるものなのでしょう。
高級感があったり、貴重なものだったり、評判の良いものだったりするのかもしれません。
しかし、人には好みがあります。
高価なプレゼントでも、好みでないものをもらっても仕方ありません。
どれだけ高価であろうと貴重であろうと、不要なものは不要です。
たとえば、高価なお菓子でも、受け取った人の口に合わないものならNGです。
高価な家具でも、使う予定がないものなら、もらっても困ります。
もらったところで単なるごみ。
高価なプレゼントだからといって、喜ばれるとは限らないことに注意が必要です。
プレゼントをする際は、相手の立場になって考える必要があります。
「相手はどんなものが好みだろうか」「相手が今欲しいものは何だろうか」と考えてみます。
もちろん高価なものが喜ばれることもありますが、意外とそうでないケースも少なくありません。
「フランス料理より牛丼のほうが好き」「高級家具よりシンプルで実用的な家具のほうが助かる」という人がいるのと同じです。
面白いもので、高価なものより安価なもののほうが喜ばれることもたくさんあります。
相手によるのです。
プレゼントをする際は、相手の立場になってたっぷり想像を膨らませてください。
相手の好みやライフスタイルを想像すると、ふさわしいプレゼントが見えてきます。
相手がもらって嬉しいプレゼントを贈るようにしましょう。