自分磨きとは何でしょうか。
言葉の響きから、自分を成長させることやレベルアップさせることなどイメージする人が多いのではないでしょうか。
もちろん成長やレベルアップも大切なポイントですが、もっと大事な本質があります。
自分磨きで必要なのは、お金と思われがちです。
本を買うにも、習い事をするにも、美容を頑張るにも、お金が必要と思われます。
もちろんお金があるほうが自分磨きはスムーズに進み、プラスに働くのは間違いありません。
「自分磨き」と一言で言っても、大きく2つあります。
「外見の自分磨き」と「内面の自分磨き」です。
この2つはそれぞれ特徴があり、目的もプロセスも異なります。
自分磨きの良いところは「何歳からでもできる」という点です。
自分磨きといえば、若い人がするものと思われがちです。
若い人のほうが残りの人生が長くて時間もたっぷりあるので、余裕を持って自分磨きに取り組めるでしょう。
あなたは今、自分磨きをしようとしています。
自分磨きに取り組むときは「なりたい自分」をイメージしましょう。
今よりすてきになった自分、輝いている理想の自分をイメージするのです。
自分磨きでは「100点」を目指さないことが大切です。
「100点を目指したほうがいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
学校の試験では100点を目指すことを教えられるので、自分磨きでも100点を目指すものだと考えがちです。
あなたは今、こつこつ自分磨きに取り組んでいることでしょう。
自分磨きに取り組んでいることは素晴らしいことです。
そんな自分磨きをしている様子を振り返ってみてください。
「人生が停滞している」
「なんだか人生がうまくいってない」
「自分だけ世の中から取り残されているような気がする」
自分磨きがうまくいっている人とそうでない人の差は「睡眠」です。
睡眠と自分磨きは無関係に思えますが、切っても切れない関係です。
自分磨きは、十分な睡眠があってこそうまくいきます。
自己投資は、むやみに分散させないほうが賢明です。
自分を高めたい気持ちが大きいと、いろいろなことに手を出したくなるもの。
英語もやりたい、ダイエットもしたい、料理の腕も磨きたいなどなど。
「忙しくて自分磨きをする時間がない」という人がいます。
自分磨きを頑張りたくても、時間がなければ、しようがありません。
やらなければいけないことに追われ、忙しい日々を送っていると、自分磨きをする時間がなくて途方に暮れるのです。
読みたい本があるにもかかわらず、安くなるまで待とうとする人がいます。
新刊は、数カ月経てば、古本屋で入手できるようになります。
中古の本であれば、新品価格より一回り安く手に入れられ、節約につながります。
自分磨きをしているとき、自己否定の言葉を口にしていませんか。
「私はばかだから」
「私は頭が悪い」
感動するなら、生で本物を鑑賞するに限ります。
これはあらゆることに共通して言えることです。
どれだけ素晴らしい本も、どれだけ高品質のビデオやオーディオも、生で本物を鑑賞するインパクトにはかないません。
私は2025年4月、国宝「曜変天目」を鑑賞するため、静嘉堂文庫美術館に行ってきました。
一度本物を直接見てみたかったのです。
曜変天目とは天目茶碗の一種であり、簡単に言うと、抹茶を飲むための茶道具で、いわゆる茶碗です。
スムーズな自分磨きを実現するために、アイテムが必要になることがあります。
スポーツウェアであったり、お稽古道具であったり、調理器具であったりなどなど。
スキンケアであれば、化粧水や乳液、フェイスパックや美顔器などがあるでしょう。
自分磨きを始めるとき、多くの人は日々の心がけを作ります。
たとえば、よくあるのが次のようなものです。
・毎日できるだけ歩く
自分磨きで大切なことは、最初からアクセルを踏みすぎないことです。
自分磨きは、早く結果を出したいと思うもの。
素晴らしい自分になれるのなら、1日でも早いに越したことはありません。
「自分磨きをしたい」と思ったあなた。
まずここでひとつ気づいてほしいことがあります。
自分磨きをしたいと思うだけで素晴らしいことなのです。
自分磨きにはお金がかかります。
大きな金額がかかることもあります。
しかし、長い目で見ると、結果として節約になるケースが少なくありません。
自分磨きは、すぐ結果が現れるものばかりではありません。
むしろゆっくり進んでいくことのほうが大半です。
小さな成長やレベルアップが、少しずつ積み重っていくのです。
自己投資には、失敗が存在します。
得られるはずのリターンが得られなければ、失敗です。
リターンがあったとしても、費やした時間・金銭に見合わないケースもあります。
自分磨きをしていると、人から冷たいことを言われることがあります。
「変わったことをしてるね」
「そんなことやって何の意味があるの?」
まずは今この瞬間も、自分を磨こうとしている自分を褒めてください。
そして、自分磨きをしている「今の自分」を好きになってください。
まだ結果は出ていなくてもいいのです。
自分磨きをしていると、長く続けていると、疲れることがありますね。
飽きを感じたり、嫌になったりすることもあるかもしれません。
そんなときにやるべきことはただ1つ。
自分磨きは疲れます。
勉強で頭を使ったり、運動で体を動かしたりするので、疲労を感じます。
自分磨きが終わると、ふうっと一息つきたくなるでしょう。
「習うより慣れろ」という言葉があります。
座学で学ぶより、実際にやってみたほうがよくわかるし、身につくのも早いということです。
どんな座学も、実践にはかないません。
自分磨きの一環として見落とされがちなのは「トイレ掃除」です。
「えっ、トイレ掃除?!」と思うのも無理はありません。
トイレ掃除と自分磨きは無関係に思うかもしれませんが、実は深いつながりがあります。
「私の上司は細かいんだよなあ」という声が聞かれます。
自分の上司が細かい人だと、うっとうしく感じられるものですね。
細かいことにいちいちうるさくて、ストレスを感じます。
自分磨きはいつまで続けるのが良いのでしょうか。
ずばり、一生続けましょう。
「この年齢になったら終わり」「この目標を達成したら終わり」と終了ラインを設けるのはもったいないことです。