仕事が大変なのは、仕事そのものではありません。
取りかかるまでの時間です。
取りかかる前はおっくうな気持ちがあって、なかなか重い腰が上がりません。
「やりたくない」「面倒くさいなあ」と思ってしまい、自分の行動にブレーキをかけてしまいます。
そうして都合のいい言い訳のスタートです。
「もう少し時間が経ってから取りかかろう」
「別に急ぎではないよね」
「食事が終わってから取りかかろう」
都合のいい言い訳が始まると、ますます重い腰が上がりにくくなるばかり。
そうしてどんどん時間が過ぎていき、取りかかるのが遅くなります。
特に気が乗らない仕事のときは、それだけ取りかかるのが遅くなりがちです。
つらいのは最初だけで、いったん仕事に取りかかればすいすい進むのですが、取りかかるまでが心理的な抵抗があって大変なのです。
人生を変えたいなら、いつもより3分早く取りかかることを意識してください。
たった3分で変わります。
3分早く取りかかれば、3分前倒しとなり、3分早く仕事が終わります。
これが仕事のスピードアップです。
3分とはいえ侮れません。
10回繰り返せば30分の差になり、20回繰り返せば1時間の差になります。
普段より3分早くするだけなら、ちょっと頑張るだけですね。
取りかかるまでの時間をいかに短くするかです。
「えいっ!」と、ちょっと気合を入れるだけ。
自分にびしっと鞭を入れて、重い腰を上げましょう。
なかなか重くて上がりにくいなら「よいしょ!」という掛け声もあってかまいません。
声を出すと力が入りやすくなって、動きやすくなります。
重い腰を上げるのに、力を入れ続ける必要はありません。
力を一瞬ぐっと入れるだけでOK。
重い腰さえ上げれば、後は自然と体が動き始めます。
重い腰を上げるのが3分早くなるだけで、人生は変わるのです。