仕事ができる人とできない人は、どこに違いあるのでしょうか。
その1つは「NOの言い方」にあります。
仕事ができない人は、NOを伝えるとき「○○がないのでできません」という言い方をします。
「データがないのでできません」
「身分証がないのでできません」
「予約が埋まっているのでお申し込みできません」
シンプルに事実を伝えています。
明瞭な言い方なのでわかりやすいのですが、少々言葉にとげが感じられるのではないでしょうか。
「できない」は、強い否定が感じられる言葉です。
ストレートに「できない」と言われると、相手は強く拒絶されたように感じます。
いくら事実とはいえ、ずばっとした「NO」の言い方だと、相手をがっかりさせてしまいます。
時には不快にさせたり、怒らせてしまったりすることもあり、トラブルに発展することもケースも少なくありません。
仕事ができる人は、同じNOを伝えるにしても、言い方に工夫があります。
「○○があればできます」という、ポジティブな言い方をするのです。
これを「条件付きのYES」といいます。
たとえば次のような言い方があります。
同じ言い方でも受ける印象が違いますね。
言葉の最後を「YES」で締めくくると、ポジティブ感がアップします。
受け手は「そうか、○○があればできるのか」と希望を感じ「それなら少し検討してみようか」と前向きになれます。
同じ事実を伝えるにしても、ポジティブな言い方のほうが好かれるのです。
NOを伝えるときは「○○がないからできない」より「○○があればできる」という言い方がおすすめです。
「条件付きのYES」を口癖にすれば、ますますあなたは仕事ができるのです。