「この本が読みたい!」
そう思う本があるにもかかわらず、ストップをかける自分はいませんか。
原因は値段です。
読みたい気持ちはあるものの、値段を見たとき「ちょっと高いかな」と思ってしまい、購入をためらうのです。
お財布事情が苦しいときは特にそう思います。
手に取って面白そうだと思うものの、本棚に本をそっと戻すのです。
しかし、迷うことはありません。
読みたい本があれば、素直に買えばいいのです。
そこに余計なストップは必要ありません。
ブレーキを踏むのではなく、むしろアクセルを踏みましょう。
本に関しては、いくらでもお金をかけていいのです。
今、本を読む人が少なくなっています。
文化庁の平成30年度「国語に関する世論調査」によると、月に1冊も読書しない人の割合は47パーセントです。
「月に0冊」という人は、全体のおよそ4割から5割を占めています。
「大人の読書離れ」と叫ばれて久しい昨今です。
昔と比べ、読書をする人がぐっと減っているのです。
そんななか、あなたは読みたい本を見つけ「本を読みたい!」という衝動が湧き起こっています。
大変素晴らしいことです。
この純粋な気持ちにストップをかけるのはもったいないことです。
善は急げです。
「読みたい!」という心の声に正直になりましょう。
せっかく読書欲が出ているのですから、心の声に従って行動すればいいのです。
西欧のことわざに「例外のない規則はない」という言葉もあります。
生活用品の衝動買いは要注意ですが、本の衝動買いは特例で認めてください。
知識や知恵の詰まった本は、必ず自分のためになるからです。
本は、先人の知識や知恵の結晶です。
たかだか1,000円前後で手に入れられるのは恵まれたことです。
1人の人生では知識も経験も限られますが、本を読むことで複数の人生を追体験でき、人生の幅が広がるのです。
活字は脳の栄養です。
どんどん活字に触れることは「見識を広げる機会」になるだけでなく「語彙力を増やす機会」にもなります。
素晴らしい本であれば、1回読んで終わりではなく、何回でも読めます。
特に辞書や参考書であれば、何度でも読めて、一生使えることも少なくありません。
何回も読めることを考えると、コストパフォーマンスは最高です。
買おうか迷っているその本が、人生を変える1冊かもしれません。
余計なストップはやめて、さっさと買って、すぐ読んでしまいましょう。