執筆者:水口貴博

時間を増やす30の方法

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「少しくらい遅刻してもいいだろう」という油断が、遅刻癖の始まり。

「少しくらい遅刻してもいいだろう」という油断が、遅刻癖の始まり。 | 時間を増やす30の方法

遅刻癖の始まりは、ささいなことから始まります。

それは「少しくらい遅刻してもいいだろう」という油断です。

日常生活では、うっかり遅刻しそうな場面があります。

登校の時間、出社の時間、約束の待ち合わせの時間。

このとき「少しくらい遅刻してもいいだろう」と考え、少しだけ遅刻します。

たしかに数分程度の遅刻なら、すぐ重大な悪影響を及ぼすことはないでしょう。

いきなり退学・解雇・契約打ち切りといった重い処分になることはないはずです。

素直に自分の非を認め、きちんと謝れば、許してもらえます。

遅刻をしたにもかかわらず、まったく相手は気にしていないこともあるでしょう。

「数分の遅刻だから大丈夫だった」

「これくらいの遅刻なら許してもらえるのか」

ほっとするところですが、ここが注意ポイントです。

数分とはいえ、遅刻は遅刻です。

たとえ1分の遅刻でも、遅刻したのは事実。

遅刻という違反があったことを、しっかり認識しておくことが大切です。

遅刻すら慣れる

人間は、慣れる生き物です。

最初は数分の遅刻で「申し訳ない」と思っていても、何度も繰り返していくうちに感じ方が変わります。

最初は罪悪感があっても、何度も繰り返していくうちに薄れていきます。

「遅刻をして申し訳ない」から「遅刻は普通」に変わります。

だんだん遅刻に対する注意力が低下していき、罪悪感がなくなり、普通になっていく。

さらに繰り返していくと「遅刻は普通」から「遅刻は当たり前」に変わっていきます。

遅刻をして反省するどころか、横柄になっていく。

こうなってくると、もはや末期です。

「遅刻は当たり前」と思うようになると、反省することもなくなります。

最初は数分の遅刻だったのが、どんどん気が緩んできて、数十分・数時間の遅刻になっていく。

重大な失敗を犯すまで、遅刻癖がエスカレートしていくのです。

1分の遅刻でも、自分の中で「重罪」として考える

遅刻癖は「ささいな気の緩み」から始まります。

「少しくらい遅刻してもいいだろう」と油断するのがよくありません。

1分の約束の時間に遅れたら、遅刻は遅刻です。

ささいな気の緩みですが、すでに悪循環の入り口に立っています。

ここで大切な心がけがあります。

「少しくらい遅刻してもいいだろう」ではなく「1分でも遅刻はいけない」と思うことです。

もしうっかり遅刻してしまったら、重く受け止めることが大切です。

きちんと非を認め、しっかり反省しましょう。

怒られずに済もうと、相手から許してもらえても、関係ありません。

1分の遅刻でも、自分の中で「重罪」として考え、考え方や生活習慣を見直しましょう。

遅刻をしても、言い訳をしないこと

言い訳も不要です。

あれこれ言い訳を始めると、ますます遅刻を反省する機会がなくなります。

そして、言い訳することすら癖になってしまう。

たとえ相手が怒っていなくて、優しく許してくれても、自分はしっかり反省することです。

「1分でも遅刻はいけない」と考え、気を引き締める

遅刻をすると、評価が下がったり信頼関係に傷がついたりして、いいことはありません。

多くの弊害があるだけで、プラスになることは何もありません。

常に遅刻に対する意識は「1分でも遅刻はいけない」と考え、気を引き締めることが大切です。

約束の時間には、十分な余裕を持って到着しましょう。

「1分でも遅刻はいけない」と油断することはなくなります。

常に時間意識が高ければ、遅刻癖になることはないのです。

時間を増やす方法(24)
  • 「少しくらい遅刻してもいいだろう」ではなく「1分でも遅刻はいけない」と考える。
探し物の時間が目立つなら、掃除と整理整頓を忘れている証拠。

時間を増やす30の方法

時間を増やす30の方法
  1. 時間は自然と増えるものではない。<br>時間を増やすには、意識的な取り組みが必要。
    時間は自然と増えるものではない。
    時間を増やすには、意識的な取り組みが必要。
  2. 時間を増やすことは、時間の価値を上げること。
    時間を増やすことは、時間の価値を上げること。
  3. 目が覚めたらさっと起きることを習慣にすると、時間が増える。
    目が覚めたらさっと起きることを習慣にすると、時間が増える。
  4. 平気で人の時間を奪っていく人は、時間泥棒。
    平気で人の時間を奪っていく人は、時間泥棒。
  5. 準備は、時間テクニックの基本。<br>準備に時間をかけることは、時間を増やすことになる。
    準備は、時間テクニックの基本。
    準備に時間をかけることは、時間を増やすことになる。
  6. 物をいただいたときだけでなく、時間をいただいたときも、きちんとお礼を言おう。
    物をいただいたときだけでなく、時間をいただいたときも、きちんとお礼を言おう。
  7. 時間の流れ方は、呼吸で決まる。
    時間の流れ方は、呼吸で決まる。
  8. 物を減らすと、時間が増える。
    物を減らすと、時間が増える。
  9. 「間に合わない」と諦めるのではない。<br>間に合わせるのだ。
    「間に合わない」と諦めるのではない。
    間に合わせるのだ。
  10. 即決が、時間をどんどん増やしていく。
    即決が、時間をどんどん増やしていく。
  11. 時間で大切なのは、量ではなく質。<br>時間がなくても、集中力があれば、いい時間を過ごせる。
    時間で大切なのは、量ではなく質。
    時間がなくても、集中力があれば、いい時間を過ごせる。
  12. 自動化できるものは自動化させて、自由な時間を手に入れよう。
    自動化できるものは自動化させて、自由な時間を手に入れよう。
  13. 4分の1まで進んでつまらないなら、途中でやめていい。
    4分の1まで進んでつまらないなら、途中でやめていい。
  14. なぜ「ついでに何かありませんか」と言う人は、時間が増えるのか。
    なぜ「ついでに何かありませんか」と言う人は、時間が増えるのか。
  15. 手間暇のかかった情報を買うことは、時間を買うことになる。
    手間暇のかかった情報を買うことは、時間を買うことになる。
  16. 時間の安売りは、悪魔に魂を売るのと同じこと。
    時間の安売りは、悪魔に魂を売るのと同じこと。
  17. ニュースのチェックをやめるだけで、時間がどかんと増える。
    ニュースのチェックをやめるだけで、時間がどかんと増える。
  18. 隙間時間だけでは、成功できない。<br>成功するためには、まとまった時間が必要。
    隙間時間だけでは、成功できない。
    成功するためには、まとまった時間が必要。
  19. 初心者は、つべこべ言わず、型を学ぶことから入るのが正解。<br>型を学ぶことで、多くの時間を節約できる。
    初心者は、つべこべ言わず、型を学ぶことから入るのが正解。
    型を学ぶことで、多くの時間を節約できる。
  20. 手書きのお礼状に時間をかけることは、自分の時間を増やすことになる。
    手書きのお礼状に時間をかけることは、自分の時間を増やすことになる。
  21. 隙間時間の最小単位は「10秒」。
    隙間時間の最小単位は「10秒」。
  22. 「通勤時間は仕方ない」と諦める人は、成功できない。<br>「通勤時間は無駄」と考える人が、成功する。
    「通勤時間は仕方ない」と諦める人は、成功できない。
    「通勤時間は無駄」と考える人が、成功する。
  23. 「一度始めたことは最後までやり遂げる」という根性論にとらわれていませんか。
    「一度始めたことは最後までやり遂げる」という根性論にとらわれていませんか。
  24. 「少しくらい遅刻してもいいだろう」という油断が、遅刻癖の始まり。
    「少しくらい遅刻してもいいだろう」という油断が、遅刻癖の始まり。
  25. 探し物の時間が目立つなら、掃除と整理整頓を忘れている証拠。
    探し物の時間が目立つなら、掃除と整理整頓を忘れている証拠。
  26. やらないことリストを作成すると、時間が増える。
    やらないことリストを作成すると、時間が増える。
  27. 隙間時間にすることを、用意しておく。
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  28. 自炊をやめて外食か弁当にするだけで、圧倒的に時間が増える。
    自炊をやめて外食か弁当にするだけで、圧倒的に時間が増える。
  29. 専門的なことは、専門家に頼るのが正解。<br>解決の時間短縮だけでなく、自分の時間を増やすことにもなる。
    専門的なことは、専門家に頼るのが正解。
    解決の時間短縮だけでなく、自分の時間を増やすことにもなる。
  30. もたもた決断しない。<br>さっと決断する。
    もたもた決断しない。
    さっと決断する。

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