嫌いな人に冷たく接する人がいます。
自分と相性の良い人もいれば、悪い人もいるものです。
人間関係の中では「犬猿の仲」「水と油の関係」ということも珍しくありません。
たしかに嫌いな人であれば、つい冷たい態度を取ってしまうことが多いもの。
無視したり、できるだけ会話をしないように避けたり、陰でこそこそ悪口を言ったりします。
しかし、嫌いだからといって、態度に出すのは上品とは言えません。
「あなたのことが嫌い」というメッセージは、雰囲気で伝わります。
相手は不快に感じて、ますます仲が悪くなるばかり。
人間関係の亀裂がどんどん大きくなっていくのです。
少なくともビジネスであれば、相手に関係なく、最低限のコミュニケーションが求められます。
品のある人は、相手が誰でも丁寧に接します。
親しい人はもちろんのこと、嫌いな人にも丁寧に接するのです。
嫌いな人がいて、本音では抵抗感があっても、表には出しません。
会ったときはきちんと笑顔で挨拶をして、礼儀正しく接します。
当然ながら、陰で悪口を言うこともありません。
悪口は本人の耳に入る可能性があることを知っているので、心の中で思っても、口にはしないのです。
たとえ大嫌いな相手であっても、丁寧な態度は崩しません。
きちんと挨拶をするし、笑顔も見せて接します。
品のある人は、相手が誰であっても、丁寧な態度を貫くのです。
ビジネスの場では、感情を表に出すのはタブーとされています。
嫌いな人でも、仕事であれば、最低限の礼儀と挨拶くらいはしておくことが大切です。
こういう人こそ上品な人といえるのです。