話すこと・聞くことは、コミュニケーションに欠かせません。
もちろんどちらも大切なことですが、どちらに重点を置くかで、品のあるなしが変わってきます。
品のない人は、ぺらぺらしゃべってばかりです。
「とにかく話したい」「とにかく私の話を聞いて」「もっと私のことを理解して」と言わんばかりに、話しまくります。
相手が話もろくに聞きません。
まだ相手は話し終わっていないのに、途中で会話の主導権を奪い、自分の話を始めます。
これではマシンガントークの状態です。
とにかくよく話すのです。
自分ばかり話していると、がつがつした印象を与えます。
自己主張が目立ってしまい、品が損なわれるのです。
品のある人は、話すことより聞くことに注力します。
まず相手の話を聞いて「うんうん」「なるほど」「そうですね」と、上手に相槌を打ちます。
もちろんずっと聞いてばかりではありません。
相手が話を終えたら自分のことを話しますが、長々と話すことはありません。
割合としては「話すこと2割」に対して「聞くこと8割」です。
たっぷり話を聞ける人は魅力的です。
人の話を聞くから、相手の話から吸収できます。
品のある人ほど聞き役に回り、理解する人になります。
相手の話をきちんと聞く姿勢から、品が醸し出されます。
たっぷり話を聞ける人からは、品の良さを感じるのです。