「余計な待ち時間を増やしたくない」
そう思ってぎりぎりで行動する人も多いのではないでしょうか。
たしかにジャストタイムで行動すれば、無駄な時間を減らせます。
しかしその一方で、品という点ではマイナスです。
ぎりぎりで行動していると、焦った動きが目立ってしまい、ばたばたしがちです。
タイムプレッシャーを感じながら、はらはらどきどきすることが増えます。
冷や汗を流しながら、行動するのは精神衛生的にもよくありません。
落ち着きのない動きが目立つことで、品が損なわれてしまうのです。
品のない人は、いつもぎりぎりの行動をしていて、時間に余裕がありません。
「忙しい」「時間がない」が口癖です。
「少しでも時間を無駄にしたくない」「余計な待ち時間を増やしたくない」と思っているので、何をするにもいつもぎりぎり。
そのため慌ただしい動きが目立ち、品のない様子となっています。
時間に余裕がないと、気持ちからも余裕が失われ、表情も悪くなります。
ぎりぎりだからといって間に合うとは限りません。
少しでも交通機関に乱れがあると、遅刻が確定となり、信用も失います。
仕事をしていても、時間に余裕がないと、余計なミスが増え、評価を落とすことになります。
「もっと早く出発しておけば良かった」と後から悔やんでも遅いのです。
品のある人は、いつも早めの行動をしています。
5分前行動、10分前行動は当たり前です。
時には30分前行動をすることも少なくありません。
十分早めに行動すれば、時間に余裕ができるので、交通機関が少々遅れても平気です。
遅刻を防止するだけでなく、自然と余裕のある振る舞いができるようになります。
仕事でも、早めに行動すると時間に余裕が生まれ、ミスが減ったり精度が上がったりします。
上司から「もうできたの?!」と驚かれるのです。
品のある人を目指すなら、早めに行動する習慣を身につけ、日頃から時間の余裕を持つことが欠かせません。
時間に余裕ができると、気持ちにも余裕が生まれます。
その気持ちの余裕があればあるほど、品の向上へとつながっていくのです。