品において「音」は、外せない重要なポイントです。
もちろん日常生活を送るうえで、ある程度の音が出るのは仕方のないことです。
歩くときの足音、ドアを閉めるときの音、パソコンのタイピング音。
どれも必ず音が出ます。
しかし、音には少なからず、人を不快にさせてしまう要素があります。
音が大きくなればなるほど、周りの人に不快な思いをさせてしまい、品の低下にもつながるのです。
品のない人は、何かと音を立てます。
パソコンのタイピング音が大きい、歩くときの足音がうるさい、ドアをばたんと音を立てて閉める。
もちろん本人に悪気はないのですが、大きな音が出るのはNGです。
品のない人は、自分が出す大きな音に鈍感です。
自分が出す音のせいで、周りに不快な思いをさせていることに気づいていません。
大きな音が出るのは「扱い方が少々乱暴になっている」という表れでもあります。
音が大きいと、乱暴な扱い方をしていると思われ、印象も悪くなります。
音が出れば出るほど、大きくなればなるほど、品が下がってしまうのです。
品を心がけるなら、できるだけ大きな音を避けるに超したことはありません。
品のある人は、できるだけ音を立てないよう配慮します。
歩くときは、静かに歩きます。
ドアを閉めるときは、ゆっくり閉めます。
パソコンのキーボードは、優しくタイピングします。
丁寧な所作を心がけることで、静かな音を実現できるのです。
もうひとつ注意したいのが、自分でも気づかないうちに音が出ているパターンです。
よくあるのが、イヤホンの音漏れです。
バスや電車の中、イヤホンを耳につけ、音楽を楽しむ人も多いでしょう。
音楽を楽しむのはいいのですが、いつの間にかイヤホンから音漏れしていて、周りに不快な思いをさせていることがあります。
バスや電車の中、イヤホンで音楽を楽しむときは、音漏れに注意が必要です。