群れて行動する人がいます。
仲良しグループを作って、いつもみんなと共に行動します。
もちろん人と一緒にいることで、寂しさが和らいだり、楽しさが増したりすることがあるのも事実。
ドイツの詩人シラーは「友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする」と言っています。
親しい仲間たちと一緒に過ごせば、明るい雰囲気にもなり、楽しい時間が増えますね。
思い出も作りやすくなるものです。
しかし、いつもみんなと一緒でないといけないとなると話は変わります。
「群れて行動することもできる」と「群れないと行動できない」は、似て非なるもの。
天と地の差があります。
いつも群れてばかりの人からは、寂しさを埋めたい様子、人に依存する様子がうかがえます。
「みんなと一緒でないと、心細くて行動できない」という状態です。
人にべったり依存していると、1人で行動できなくなり、何をするにもスピードが遅くなります。
周りに合わせることばかりになり、自分の人生を歩めません。
品のある自立した人になりたいなら、1人行動を基本とすることが大切です。
もちろん団体行動が求められる場面であれば、きちんと従います。
仕事のチームワークや旅行の団体ツアーなどは、勝手な行動は許されず、周りに合わせて行動することが求められます。
また歓送迎会やパーティーなど、社交上の付き合いが必要になることもあるでしょう。
日常では群れることが必要な場面もありますが、いつも団体行動ばかりではいけません。
いつもグループを成して群れていると、行動が縛られることが増えます。
どれだけ仲がいい人であっても、一緒にいると、相手の都合を考えることが出てくるもの。
周りに合わせなければいけないことも増え、何かと不都合です。
群れているゆえの制限に縛られ、物事を自分のペースで進めらません。
大切なことは、1人行動ができるようになることです。
もちろん常に1人というわけではありません。
1人行動もできるが、団体行動もできるというのが理想です。
品のある人は、1人行動を基本とします。
精神的に自立しているので、自分で考え、1人で行動できます。
周りの目は気にせず、あくまで自分に集中し、自分らしく生きています。
ただし完全に一匹狼というわけではなく「自分でできることは自分でする」「自分の課題は自分が行う」という行動があります。
自分に集中しているから、自分の成長も早くなります。
スピードが速くなることで、夢や目標を叶えられます。
1人で行動するほうが、素早く行動でき、成長も早くなります。
学力アップもスキルアップも体力アップも、誰かに代わってもらうことはできず、本人が努力するしかありません。
1人行動ができる人には、自立した強さがあります。
その自立した強さこそ、かっこいいオーラを醸し出し、品を上げていくのです。