ご機嫌になるために心がけたい習慣があります。
それは「目の前にあることを楽しむ習慣」です。
目の前にあることを無視して、ほかのところに注意を向けていませんか。
それはよくありません。
無視も目移りも、人生に対するマナー違反です。
ほかのところに注意が向いていると、目の前のことがおろそかになります。
どんなに楽しいことも、注意がそれると、楽しみが半減します。
どんなに素晴らしいことも、無視すれば、ないも同然になります。
目の前にあることを無視して、ほかのことに注意を向けるのは、浮気と同じです。
人生に対する浮気行為は、罪深いこと。
人生は怒って、あなたから運やチャンスを奪っていくでしょう。
注意がほかのところに向いているかぎり、本当に現実を楽しむことはできないのです。
まず目の前にあることを楽しみましょう。
ただ集中するのではなく、集中しつつ楽しむことがポイントです。
目の前にあることこそ、今あなたが最も集中して取り組むべき存在です。
目の前にあるのが物でも人でも仕事でも何でも、心がけは同じです。
「目の前にあるだけ」と思うかもしれませんが、軽く考えるのはよくありません。
それは運命の出会いです。
運命の出会いですから、しっかり集中して、思いきり楽しむのがマナーです。
目の前に仕事があれば、与えられた任務を楽しみます。
目の前に友人がいれば、コミュニケーションを楽しみます。
レストランで目の前に料理が運ばれてきたら、味わうことを楽しみます。
目の前にあることに楽しめば、集中力を発揮できるため、その可能性をしっかり引き出せるようになります。
120パーセント、150パーセント、時には200パーセントを引き出せることもあります。
たとえ嫌いだったり興味関心がなかったりしても、目の前にあるからには楽しむのがマナーです。
時間を忘れるくらい楽しむことに集中すれば、必ずご機嫌になれます。
当たり前のことです。
当たり前のことですが、おろそかになっている人が少なくありません。
「自分はできている」と思っている人でも、油断は禁物です。
思い込みかもしれません。
できていると言う人に限って、意外とできていないパターンが少なくありません。
目の前のことに集中しましょう。
全神経を研ぎ澄ませ、全力を注ぎましょう。
そして存分に楽しみましょう。
目の前にあることを楽しむ習慣があれば、必ずあなたはご機嫌になれます。