あなたには、あなたなりの価値観があるでしょう。
もちろんそれは素晴らしいことですが、ご機嫌になりたいなら、特定の価値観にこだわらないよう注意してください。
特定の価値観にこだわっていると、視野が狭くなって、不機嫌をもたらすからです。
「これは正しい。これは間違っている」
「これは筋が通っている。これは筋が通っていない」
「この考え方には賛成。その考え方には反対」
裁判官のごとく、価値観を評価していませんか。
特定の価値観にこだわっていると、視野が狭くなり、柔軟な考え方ができなくなります。
そのため違和感のある価値観に触れたとき、摩擦が生じます。
「それはおかしい」「理にかなっていない」「納得できない」と、いらいらする。
ストレスを感じる機会が増え、気分が悪くなり、不機嫌になってしまうのです。
ましてや相手に自分の価値観を押し付けるのはよくありません。
自分の価値観のほうが正しくて優れているとはいえ、押し付ける権利はありません。
相手はむっとして、不機嫌になるでしょう。
相手と摩擦が生まれ、トラブルを招く可能性が高まるでしょう。
いらいらすることが増えるだけで、いいことはありません。
不機嫌になったところで、自分がしんどいだけです。
特に正義感の強い人は、価値観にこだわりやすい傾向があるため、注意が必要です。
ご機嫌でいたいなら、価値観にこだわらないようにしてください。
価値観に正解も不正解もありません。
価値観は、人の数だけ存在します。
価値観を評価せず、ありのままを受け入れるようにしましょう。
心の器を大きくして、さまざまな価値観を受け入れるようにしましょう。
いろんな価値観を受け入れれば、いらいらすることがなくなるだけでなく、新鮮な価値観を楽しめるようになります。
自分とは違った価値観と触れたときは「そういう考え方もあるね」と言えばいい。
受け入れる姿勢があれば、いらいらすることがなくなります。
そうすれば、いらいらする機会が減ります。
心が安定して、いつも明るく楽しい気分でいられるのです。
どうしても納得できない価値観なら「ユニークですね」「面白い考え方ですね」「すごい世界観ですね」と言えばOKです。
正義に反していて裁きが必要であれば、専門の人に任せましょう。
価値観にこだわらなければ、いつもご機嫌でいられるのです。