純粋な人になるために大切な態度は「素直」です。
相手の意見や命令に逆らわず、できるだけ素直になることが大切です。
上司や友人の意見や命令に、できるだけ逆らわず従います。
ところが、素直になりたくても、特に難しい相手がいます。
上司でもありません。
友人でもありません。
あなたの親です。
親はあなたにとって最も反抗的な態度を取りたい相手でしょう。
親から言われる小言は、ちょっとした一言でも、うるさく感じやすい。
上司や友人から言われたことには素直になれても、親に対しては反抗的になりやすくなります。
親に小言を言われたとき「嫌だ」「うるさい」と反射的に反抗したくなります。
地球上で最も反抗したい相手は、親と言っても過言ではありません。
知り合いから言われることは純粋に受け入れることができても、親から言われることは受け入れにくいもの。
親から言われることは、正論であっても、むかむか感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし、ここが試される瞬間です。
純粋になるトレーニングとして、親の小言を受け入れるようになってください。
親から言われる小言でも、できるだけ逆らわず、純粋に受け入れてみることです。
「そうだね」
「わかった」
「そういう考えもあるね」
むかむかしながらでもいいので、素直に受け入れてください。
親の意見に賛成できないなら「そうだね」と言いながら、さらりと流せばいいこと。
親に「手伝ってほしい」と言われたことは、なるべく従うようにします。
自分が子ども扱いされているように感じて、嫌かもしれませんが、純粋になるためのトレーニングです。
心を安定させて、親に反抗的な態度を見せません。
むかむかしても、とにかく冷静を貫くことです。
最も大切な親を相手に、逆らわず素直になることができれば、あなたは本物です。
もし親の小言を受け入れるようになれば、うるさい上司の小言がかわいらしく思えるでしょう。
親の小言を逆らわず受け入れることも、純粋になるトレーニングの1つ。
純粋になるためのトレーニングは、実は最も身近なところにあったのです。