純粋な人になるとき注意したいのは「疑う気持ち」です。
疑うことが癖になっていませんか。
もともと疑い深い性格の人もいるでしょう。
初めて聞く話があれば、不安や心配が生じて、疑いたくなることがあります。
「本当の話だろうか」
「嘘が混じっていないだろうか」
「大げさに言っているだけではないだろうか」
もちろん明らかに怪しいものなら、疑うのも自然でしょう。
非現実的な話だったり誰でもわかる嘘だったりすれば、疑いたくなるのも当然のこと。
また、自己防衛の1つとして、情報の真偽に注意することも大切です。
うのみにするような信じ方では、騙されるのも時間の問題。
普段から真偽に注意する癖をつけておくことで、詐欺や悪質商法に注意することができます。
しかし、いくら真偽に注意するとはいえ、最初から露骨に疑う気持ちを出すのはよくありません。
最初から疑う気持ちになっていると、人間関係がぎくしゃくします。
友人から勧められたとき「信じられない」と返事をすると、会話のテンションが下がります。
「こうしたほうがいいよ」とアドバイスされたとき「ありえない」と否定すれば、相手をがっかりさせるでしょう。
珍しい話があったとき「どうせ嘘でしょ」「ばかばかしいね」と否定的な返事をすると、会話が止まるでしょう。
疑う本人に悪気はないとはいえ、最初から露骨に疑うと、会話の雰囲気が悪くなります。
すっきりした印象がなくなり、テンションを下げてしまう。
残念ながら、疑うのが癖になっているのは、純粋とは言いがたい状態です。
純粋な人になるためには「疑う気持ち」より「信じる気持ち」を大切にしましょう。
「ストレートに物事を吸収する」ということです。
友人から勧められたときも「ありがとう!」と素直に感謝すれば、会話のテンションが上がります。
人にアドバイスされたとき「なるほど!」と前向きな返事をすると、相手も「アドバイスしてよかった」と思うでしょう。
たとえ珍しい話や信じられない話をされても「初耳です。すごいですね!」という前向きな返事をしたい。
信じることから入れば、純粋な一言も出てくるでしょう。
信じることは、会話を弾ませること。
話を信じると、相手も嬉しく思い、どんどん話を続けていくでしょう。
会話が弾み、話に花が咲くのです。
疑うことから始めるのではなく、まず信じることから始めましょう。
コミュニケーションは、信じることから始めるのがマナー。
もちろん何でもむやみに信じるのではよくありませんが、信じることから始めたほうが好印象です。
信じる気持ちが強いと、純粋になれるのです。