純粋な人になりたいなら、ロジカルに注意しましょう。
もちろんロジカルが悪いわけではありません。
論理的思考では、ロジカルに考えることが基本です。
説明するときも説得するときも、ロジカルが欠かせません。
「なんとなく」という言い方では、相手を説得できないでしょう。
ロジカルに考え、理屈に合えば、説得力に変わります。
ロジカルな説明だからこそ、相手の心を動かせます。
しかし、何でもロジカルに考えればいいかというと、注意が必要です。
ロジカルを徹底することは、ロジカルに考えることしかできなくなるデメリットがあります。
「理屈に合っていないことはNG」ということになる。
型にはまった考え方しかできなくなり、堅苦しくなりがちです。
じっくり頭を使うことになるため、エネルギーの消耗も激しくなって疲れやすくなります。
理屈に合ったことしかできなくなり、面白みや楽しみに欠けるのです。
ロジカルも大切ですが、純粋な人になるなら、もっと大切にしたいものがあります。
それが「フィーリング」です。
フィーリングとは、直感的に感じる気分であり感情です。
「何だか落ち着く」
「なんとなく感じがいい」
「どことなく気持ちが引かれる」
フィーリングが合うと、歯車と歯車がぴたっと噛み合うような快感があります。
純粋な人は、ロジカルよりフィーリングを大切にしています。
たとえば、レストランに入ったとき、メニューの選び方が感性的です。
ざっと全体を眺めた後「これが食べたい!」と思ったら、さっと決めます。
あまり深く考えていません。
ロジカルではなく、フィーリングで決めます。
服を決めるときも、ロジカルではなく、フィーリングで決めます。
「これがいいな!」と思ったら、さっと決めます。
ぐだぐだ迷いません。
選び方がスピーディーかつ感性的です。
「なんとなくいいな」というぼんやりした感覚です。
フィーリングを大切にしているので、常に自分に合ったものを選べます。
AかBかで迷ったときも、最終的にフィーリングで決めます。
「こっちのほうがしっくりくる」と思ったら、そのままゴーサインです。
「フィーリングで決める」ということは「自分の感性を大切にする」ということです。
おのずと自分の好みを選ぶようになります。
自分に合った選択ができるため、後悔も減らせます。
純粋な人になりたいなら、フィーリングを大切にしましょう。
ロジカルが禁止というわけではありませんが、最小限に抑えるのがいいでしょう。
大切なのは、あくまでロジカルよりフィーリングです。
選ぶ理由は「フィーリングが合うから」で十分です。
フィーリングを大切にするから、純粋な人になれるのです。