世の中には「上品な人」が存在します。
上品な人は、裕福な家庭の出身だったり、立派な親がいたりする傾向があります。
「あの人は、裕福な家庭だからね」
上品な人になるためのいちばんの基本は何か。
それは「挨拶」です。
「挨拶ならきちんとしている」と思ったあなた。
上品な人は、余裕を心がけています。
約束の時間に、ぎりぎりに到着することはありません。
十分な余裕を持って出発しているので、早めに到着します。
上品な人の特徴の1つ。
それは「落ち着いた動作」です。
落ち着いた動作とはいえ「もたもた」「のろのろ」ではありません。
上品な人になるためには、清潔感を心がけましょう。
上品な人には、清潔感があります。
髪はいつもきちんとセットされ、清潔感があります。
上品な女性になるなら、注意したいファッションが3つあります。
(1)派手なファッション
(2)流行のファッション
上品な女性を考えているなら、できるだけ露出は控えるようにしましょう。
手軽に色気を出せる手段が、露出です。
色気を出したいとき、露出の多いファッションをすることもあるでしょう。
上品な女性を目指すなら、アクセサリーの種類に注意しましょう。
美しいアクセサリーでも、ものによっては品格に影響することがあります。
注意したいのは「揺れるアクセサリー」です。
上品な人は、常に謙虚で腰が低い。
人から褒められても、おごり高ぶることはありません。
「ありがとうございます」と、まず素直に感謝の言葉で受け止めて、次に謙虚な言葉が続きます。
上品な人になるためには「声」に注意を向けましょう。
「たかが声」と軽く考えるのは良くありません。
見ることも触れることもできませんが、あなたの印象を決める重要なポイントの1つです。
上品な人は、感情のコントロールができます。
もちろん上品な人も、いらいらすることはあります。
上品な人とはいえ、感情を持った人間です。
上品な人は、基本的なマナーが身についています。
食事をするとき、食べ方がエレガントです。
テーブルマナーが身についていて、慣れた手つきで美しく食事ができます。
上品な人には、強い芯があります。
強い芯とは何か。
哲学であり、主体性であり、アイデンティティーです。
上品な女性を目指すなら、笑い方に注意しましょう。
普段、どんな笑い方をしていますか。
自分が笑うときの様子を振り返って見てください。
上品な人は、感謝の習慣を大切にしています。
人から親切にされたら、必ずお礼を言います。
「ありがとうございます」
上品な人になるために必要なのは「社会常識」です。
社会常識とは、現代社会を生きるうえで必要とされる物事の価値観や知識のことをいいます。
明文化されていない暗黙のルールも含まれます。
上品な人になるなら、会話でのキーワードに注意しましょう。
まず注意したいのは、ネガティブキーワードです。
会話の中で、ネガティブキーワードが多くありませんか。
上品な人になるためには、余計な音に注意しましょう。
歩くとき「ばたばた」と音を立てていませんか。
ドアを閉めるときも「ばたん」と音を立てていませんか。
上品な人は、字がきれいです。
さらさらと字を書いたと思えば、素晴らしくきれいな字を書きます。
ほれぼれ見とれてしまうほど、きれいな字。
上品な人になるとき、注意したいことがあります。
「自慢」と「軽蔑」です。
「私はこんなにすごい。私はこんなに優れている」と自慢していませんか。
上品な人になるためには「そろえること」を大切にしましょう。
何をそろえるかというと、すべてです。
手をそろえ、足をそろえ、物をそろえます。
上品を身につけるには、片手より両手を意識しましょう。
片手で物を渡したり受け取ったりしていないでしょうか。
片手でグラスや食器を持っていないでしょうか。
上品な人になるためには、読書の習慣を持ちましょう。
知識教養は不要と思っているなら誤解です。
むしろ上品な人になるためには、知識教養が必須です。
上品な人は、さりげない気遣いができます。
体調が悪い人がいたら「大丈夫ですか」と一声かけます。
隣の人がくしゃみをしたら、そっとティッシュを差し出します。
上品な人になるには「精神的な自立」が欠かせません。
あなたは精神的に自立ができているでしょうか。
私たちは1人では生きていません。
上品な人になる条件の1つ。
それは「1人で行動できること」です。
いつも友人と群れていませんか。
上品な人を目指すなら「情熱」を燃やしましょう。
ただし、情熱なら何でもいいわけではありません。
大切なのは「どう情熱を燃やすか」です。
日本庭園の池の鯉は、ゆっくり泳いでいるから、優雅に見えます。
池の中をゆらりゆらり泳ぐ姿は、余裕があるように見えて優雅です。
音はありません。
上品な人になるためには、受け取る側より与える側になりましょう。
もちろん受け取るのが悪いわけではありません。
そもそも私たちは、まず受け取る側から始まります。
上品な人の特徴の1つは「去り際」に現れます。
去り際は、日常の何気ない瞬間ですが、品格につながる大切なポイントです。
上品な人は「去り方が美しい」という特徴があります。
世の中には「上品な人」が存在します。
上品な人は、裕福な家庭の出身だったり、立派な親がいたりする傾向があります。
「あの人は、裕福な家庭だからね」
「あの人の親は立派な人だから、育ちがいいのでしょう」
そうした考え方を持つ人も少なくないでしょう。
たしかに品格には、生まれや育ちが関係しているのも事実です。
裕福な家庭に生まれ、立派な両親に育てられれば、成長過程において自然と優雅で上品な振る舞いが身につくでしょう。
子どもにとって最大のお手本は、親です。
子どもにとって最大の学び舎は、家庭です。
裕福な家庭に生まれ、立派な親に育てられれば、言葉遣いや振る舞い方が真似することになります。
自然と自分にも身についていき、上品な雰囲気が漂うようになります。
しぐさや言葉遣いに上品な様子が目立てば「生まれや育ちに恵まれたのだろう」とうらやましく思う人もいるでしょう。
中には妬ましく思う人もいるかもしれません。
しかし「品格は生まれや育ちで決まる」と思っているなら誤解です。
生まれや育ちは、あくまで影響の1つであり、すべてではありません。
品格で大切なのは、努力です。
生まれや育ちが平凡でも、本人が品格を磨いて上品になる努力をすれば、実現が可能です。
上品な人になるには、コツがあります。
上品に見えるしぐさや振る舞いがあり、習慣や考え方があります。
それらを少しずつ身につけていけば、あなたは上品な人になることができます。
たとえ貧乏な家に生まれ、だらしない親に育てられたとしても、上流階級出身の雰囲気を出せるようになります。
品格は、生まれや育ちで決まるものと諦めないでください。
品格を磨いて上品になりたいなら、ふさわしい努力をすることです。
品格を磨くことに手遅れはありません。
今までは下品だったかもしれませんが、これから品格を磨いていけばいいのです。
たとえ今は下品でも、これからのあなたの努力によって、上品に生まれ変わることも可能です。
きちんと努力すれば、生まれや育ちに恵まれている人以上に、上品な人になることも不可能ではありません。
品格は、夢の実現とは違って、努力が報われるタイプの取り組みだからです。
「今さら」と考えるのではなく「今から」と考えましょう。
「もう手遅れ」と考えるのではなく「これからが本番」と考えましょう。
上品な人になり、上品に生きていこうではありませんか。
あなたの品格を磨く本番は、これからなのです。
上品な人になるためのいちばんの基本は何か。
それは「挨拶」です。
「挨拶ならきちんとしている」と思ったあなた。
「自分は大丈夫」という人に限って、意外と挨拶ができていないことがあります。
利害関係のある人だけ挨拶をしていないでしょうか。
仲のいい人には挨拶しても、苦手な人は無視していませんか。
相手から挨拶されて返すことはあっても、自分から積極的に挨拶することを忘れていませんか。
挨拶とはいえ、あらためて振り返ると、人を選んでいることが少なくありません。
挨拶ができない人に、上品な人はいません。
もちろん全員に挨拶をする必要はありませんが、面識があれば、きちんと挨拶をすることが大切です。
上品な人になるには、きちんと挨拶ができることが欠かせません。
まったく難しくありません。
「おはようございます」の一言だけです。
職場の人たちにも、きちんと挨拶をしましょう。
社内で上司や同僚とすれ違うことがあれば、自分から先に挨拶をしましょう。
たとえ苦手な人や嫌いな人でも、きちんと挨拶することが大切です。
相手から無視されようと、当たり前のことを当たり前にすることです。
「お元気ですか」「調子はいかがですか」という挨拶も悪くありません。
久しぶりに会う人なら「お久しぶりです」「ご無沙汰しています」という挨拶ができるでしょう。
行きつけの店の店員さんにも挨拶しましょう。
人間関係は、面識が生まれた時点から始まります。
相手と面識があるなら、すでに人間関係が生まれているので、きちんと挨拶をしましょう。
挨拶は、人間関係の潤滑油。
挨拶をしなくて嫌われることはあっても、挨拶をして嫌われることはありません。
きちんと挨拶できる人こそ、上品な人です。
挨拶は、できるだけ自分から先に声をかけることが大切です。
相手に先を越されることもありますが、できるだけ自分から先に声をかけられるようにしましょう。
先手で声をかけるから好印象です。
先に挨拶をすると、相手は「自分は好かれている」「もっと仲良くなりたい」というメッセージが伝わります。
先に挨拶をされたら悔しがるくらいでかまいません。
競争ではありませんが、そのくらいの気持ちを持つことが大切です。
せっかく挨拶ができても、無表情だったり目をそらしたりしていては、印象が良くありません。
挨拶をするときは、きちんと相手の目を見て、笑顔で挨拶をしましょう。
これだけで爽やかな印象がアップします。
上品な人は、余裕を心がけています。
約束の時間に、ぎりぎりに到着することはありません。
十分な余裕を持って出発しているので、早めに到着します。
お金にも余裕をつくっています。
生活費の中に予備費を設けていて、不測の事態に備えています。
ある程度の貯蓄があるので、急な出費があっても、慌てることなくスマートに対処できます。
心にも余裕があります。
いつも人付き合いを大切にしているので、精神的な支えがあり、心に余裕があります。
記念日には贈り物を贈って、相手の幸せを願います。
相手の幸せは自分のことのように喜びます。
上品な人は、いつも余裕があるので、優しくて柔らかくい雰囲気が出ています。
上品な人になりたいなら、日頃から余裕を心がけましょう。
余裕が落ち着きに変わり、落ち着きが上品に変わります。
余裕がなくて困ることはあっても、あって困ることはありません。
普段から余裕を心がけていれば、いざというとき、慌てずに済みます。
意識してつくりたい余裕は、3つあります。
「時間の余裕」「お金の余裕」「心の余裕」です。
まず時間の余裕をつくりましょう。
ぎりぎりの行動になっていませんか。
普段から「10分前行動」「30分前行動」など早めの行動を心がけ、余裕を持った行動を心がけましょう。
約束の場所に行くとき、早めに出発すれば、途中で交通機関の乱れがあっても、落ち着いていられます。
与えられた仕事は、できるだけ早めの完了を心がけましょう。
納期に間に合うよう、十分な余裕を持って済ませるようにしておきましょう。
時間的・精神的に余裕があれば、仕事の精度も上がるため、ミスや失敗を減らすことにもつながります。
お金の余裕をつくりましょう。
生活費には「予備費」を設けておき、余裕をつくっておきましょう。
貯蓄も大切です。
貯めてばかりではいけませんが、けがや入院、そのほか急な出費があっても対処できる程度の貯金はほしいところです。
貯蓄があると、心の安定にもつながります。
心の余裕も大切です。
家族関係、友人関係、恋人関係。
人間関係を大切にして、心の通う人付き合いをしましょう。
むやみに人付き合いを増やす必要はありませんが、自分にとって大切な人はとことん大切にしたい。
人付き合いをすれば、心が行き交い、強い絆が生まれます。
心の支えになり、穏やかな気持ちでいられます。
特に価値観の合う人は大切にしましょう。
あなたの良き相談相手になり、困ったときのサポートになってくれるでしょう。
時間の余裕、お金の余裕、心の余裕。
すべてにおいて余裕をつくるよう心がけましょう。
今すぐ余裕をつくるのは難しいかもしれませんが、普段から意識してつくっていってください。
余裕は、自然とできるものではなく、意識をしてつくるもの。
普段から余裕を心がけていれば、顔つきや振る舞いにも余裕が生まれます。
余裕が品格に変わるのです。
上品な人の特徴の1つ。
それは「落ち着いた動作」です。
落ち着いた動作とはいえ「もたもた」「のろのろ」ではありません。
あくまで「余裕」「冷静」という意味の落ち着きです。
上品な人は、動作が落ち着いています。
歩くときも、せかせか動き回ったり小走りだったりすることはありません。
地面を噛み締めるかのように、1歩ずつ落ち着いて歩きます。
早口で話したり慌てて話したりすることはありません。
一言ずつ丁寧に落ち着いて話します。
時間がなくて急いでいるときでも、落ち着いて話すのが特徴です。
食事をするときも、がつがつ食べることはありません。
一口ずつ食べ物を口に運び、落ち着いて食べます。
うなずくときも、上下に素早く何度もうなずくのではなく、ゆっくり一度だけうなずきます。
あなたの身近にいる「上品な人」を思い出してください。
その女性は、きっと落ち着いた動作をしているはずです。
落ち着いた動作は、優雅に見えます。
しぐさも話し方も振る舞い方も、全体的に落ち着いているので、自然と上品に見えるのです。
上品に見えるコツは、とにかく「落ち着いた動作」を心がけることです。
あなたも、上品な印象を出したいなら、落ち着いた動作を心がけてみましょう。
「ゆっくり」を心がけるだけでいいのです。
落ち着いた動作は「歩くとき」「話すとき」「食べるとき」の3場面から始めましょう。
歩くときは、落ち着いて歩くようにしましょう。
歩くのが遅くなるのが心配であれば、大股で歩きましょう。
大股で歩けば、落ち着いた様子を保ちつつ、スピードを出して歩けます。
話すときも、早口でぺちゃくちゃ勢いよく話すのではなく、一言ずつ落ち着いて話しましょう。
ゆっくり話したほうが、一言の重みが増すので、相手に言葉がよく伝わります。
相手は言葉が聞き取りやすくなって、落ち着いて話ができます。
特にせっかちな人は、早口が癖になっていることが多いため、早めに直しておくのがいいでしょう。
話の相槌も、小刻みに何度もうなずくのではなく、ゆっくり一度だけうなずきます。
物足りなく思えますが、誤解です。
「しっかり話を理解しました」というメッセージを伝えることができます。
食事をするときも、がつがつ勢いよく食べるのは下品に見えるため、NGです。
ゆっくり落ち着いて食べるようにしましょう。
おなかがすいていても、よく噛んでゆっくり食べること。
ゆっくり食べたほうが、上品な様子に見えるだけでなく、食べすぎ防止にもつながります。
落ち着いた動作は、歩き方・食べ方・話し方だけではありません。
振る舞いのすべてにおいて「落ち着き」を心がけてください。
最初は違和感があるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。
動作とはいえ、癖にすぎません。
普段から落ち着いた動作を心がけていれば、だんだん体に染みついていき、普通の状態になります。
せっかちな人は、抵抗感も大きいですが、上品な人になりたいなら必須条件の1つです。
落ち着いた動作を心がけるだけで、優雅で落ち着きのある雰囲気が出てきます。
自然と上品な人に見えてくるのです。
上品な人になるためには、清潔感を心がけましょう。
上品な人には、清潔感があります。
髪はいつもきちんとセットされ、清潔感があります。
爪は短く切られています。
しわやしみのない、きれいな服を着ています。
靴は定期的に磨いているので、いつもぴかぴか。
持ち物は、定期的にメンテナンスをしているので、清潔感があって上品です。
清潔感と上品は、切っても切れない関係です。
どれだけおしゃれなファッションであろうと、どれだけ振る舞いが上品であろうと、不潔であれば悪印象です。
上品な人になるために、清潔感を心がけましょう。
清潔感は、好印象を与えることはあっても、悪印象を与えることはありません。
清潔感が出れば出るほど、上品な印象も出てくるようになるのです。
清潔感を出すために心がけたいポイントは、6つあります。
「髪」「爪」「衣服」「靴」「持ち物」「体臭」です。
ぼさぼさの髪は、お世辞にも清潔感があるとは言いがたい。
セットされていない髪型は、ワイルドではありますが、だらしない印象を与えてしまいます。
きちんと髪をセットして、清潔感を心がけてください。
きちんとシャンプーとリンスで髪を洗って、余計な皮脂を洗い落とし、ふけが出ないようにしておきましょう。
爪は短く切りましょう。
爪が3ミリ以上伸びていれば、イエローカードです。
長い爪は、爪に垢がたまりやすくなって不衛生です。
ささくれができやすくなって悪印象です。
常に爪は1ミリ以下にしておくといいでしょう。
女性の場合、ネイルで爪を伸ばしていることもあるでしょう。
おしゃれのために爪を伸ばすか、清潔感のために爪を短くするか、迷うところではないでしょうか。
おしゃれとして爪を伸ばすのもいいですが、上品な人を目指すなら、おしゃれより清潔感を優先させるのが賢明です。
清潔感のある衣類を心がけましょう。
肌に直接触れる下着類は、1回でも着たら洗濯です。
肌に直接触れない服でも、汗は蒸発するため、数回着たらきちんと洗濯をしましょう。
ただし夏場や運動など汗が目立つなら、洗濯の頻度を上げるようにします。
なかなか取れないしみができたら、きちんとクリーニングに出して取ってもらいます。
衣類を購入する際は、安物より、丈夫で長持ちしそうなものを選ぶほうがいいでしょう。
衣類も消耗品の1つです。
ぼろぼろの服には清潔感に悪影響です。
一度ぼろぼろになった服を元に戻すのも、限界があります。
経年劣化の限界にきているなら、思いきって処分するのも1つの選択肢です。
定期的に靴磨きをしましょう。
ぴかぴかに磨かれた靴からは、清潔感が漂います。
靴は「品格の高さを表す」と言われます。
目が届きにくいところだからこそ、その人の本性を知ることができます。
靴がきちんとしていると、その人もきちんとしていると判断されます。
清潔感のある持ち物を持ちましょう。
汚れがついているなら、きれいに拭き取りましょう。
「持ち物は、持ち主を表す鏡」と言われます。
「もう1人の自分」と思いながら、投げたり引きずったりせず、丁寧に扱いましょう。
持ち物を購入するときは、デザインだけでなく、丈夫で長持ちする点も考慮して選ぶといいでしょう。
丈夫で長持ちする持ち物を持ったほうが、メンテナンスをしやすくなります。
定期的にメンテナンスをして、常に清潔感のある状態を保ちましょう。
体臭にも注意してください。
体臭は目に見えませんが、清潔感に直結するポイントです。
汗臭いにおいは言語道断。
体臭は、わずかでも、大きな減点につながります。
きちんと毎日体を洗って、余計な体臭がないように心がけてください。
香水が好きな人もいるかもしれませんが、使い方には注意しましょう。
香りにも好みがあります。
自分では「いい香り」と思っていても、周りは不快に感じることがあります。
香水をつける・つけないで迷ったなら「つけない」が正解です。
上品な人は、必ず清潔感があります。
清潔感を出すには「ここだけすればOK」というものではありません。
総合的なケアが必要であり大変ではありますが、日頃から取り組んでいきましょう。
すがすがしい清潔感があってこそ、上品な人になれます。
上品な女性になるなら、注意したいファッションが3つあります。
もちろんそれぞれのファッションに問題があるわけではありません。
むしろそれぞれに魅力があってすてきですが、あくまで「上品」を考えているなら、注意したほうがいいでしょう。
「上品」を考えているなら、派手なファッションには要注意です。
自分の存在を誇示するような派手な服装は、周りからうっとうしく思われます。
奇抜なものが多く、ぎらぎらした様子が目立つと、上品の妨げになります。
あまり派手な様子が目立つと、かえって下品に見えてしまうことも少なくありません。
たしかに流行を取り入れたファッションは、おしゃれです。
時代の波に乗っている魅力があり、最先端であるため、多くの人の注目を集めることができるでしょう。
華やかな自分を演出したり、流行そのものを楽しんだりできます。
流行が悪いわけでもありません。
流行ファッションを身につけると、心がわくわくして、外出も楽しくなるでしょう。
しかし、あくまで流行なので、季節ごとに大きく変わります。
流行ファッションは、時代の波に乗っている魅力がある一方、少し安定感に欠けるところがあります。
今年に流行したファッションが、来年には古くてダサく見えてしまうことがあります。
流行が悪いわけではありませんが、取り入れるなら、最小限にするといいでしょう。
ラフなファッションもすてきです。
楽な格好なので、気軽に着たり手軽に楽しんだりできます。
出かけるときだけでなく、部屋着としても使え、活用範囲が広い。
手軽に楽しみたいときには、最高のファッション。
ラフなファッションは、種類が多いため、おしゃれのバリエーションを楽しめるでしょう。
しかし、ラフなファッションは形式張っていない魅力がある一方、高級感と重厚感に欠けるところがあります。
上品な女性に見られるためには、最低限の安定と品格が必要です。
あくまで上品な女性を目指すのであれば、ラフなファッションには注意したほうがいいでしょう。
「カジュアル」という範囲のラフならいいですが、だらしない感じが目立つラフは避けたほうがいいでしょう。
あくまで上品な女性を考えているなら、ベストは「シンプルで落ち着いたファッション」です。
流行に左右されないファッションがいいでしょう。
シンプルで落ち着いたファッションは、一見すると地味です。
地味ですが、落ち着いた雰囲気が漂っているから、上品に見えます。
時代に左右されないから安定と落ち着きがあり、安定と落ち着きがあるから上品に映ります。
余計な柄は不要です。
柄に迷ったら、無地が無難です。
落ち着いたファッションだからといって、おしゃれができないと思うのは誤解です。
上手に着こなせば、上品な印象を醸し出しつつ、おしゃれな雰囲気を出せます。
シンプルな服装でも、アクセサリーがアクセントになれば、上品なおしゃれを演出できます。
上品な女性を考えているなら、できるだけ露出は控えるようにしましょう。
手軽に色気を出せる手段が、露出です。
色気を出したいとき、露出の多いファッションをすることもあるでしょう。
まだ恋人の前なら、露出も悪くありません。
特別な人の前では特別な自分を演出したくなるもの。
少し肌を見せて、どきどきしたデートを楽しめるでしょう。
恋人関係がマンネリ気味であれば、露出がマンネリを打破するきっかけになることもあります。
またおしゃれとして、露出の手段があるのもわかります。
キャミソール・ショートスカートなど、おしゃれで色気のある服装に限って露出が多いもの。
若い時期なら、遊び心と興味本位で露出したくなることもあるでしょう。
露出を増やせば、男性の視線を集めることができる。
露出の多い服を着ると、いつもより男性が優しく接してくれ、それが面白く感じることもあるでしょう。
しかし、真剣に上品な女性を考えているなら、露出には要注意です。
安易な露出は、品格を落とす行為だからです。
安易に肌を見せるのは、上品な女性としてふさわしくありません。
安易に肌を見せるのは、自分を安売りしているようなもの。
露出は手軽に色気を出せる手段である一方、品性が失われます。
男性の視線は集められても、それがプラスに働くとは限りません。
下品なことをしていると、下品な人が近づいてくるもの。
下心のある男性ばかりが近寄ってきて、誤解を招いたり面倒が増えたりするでしょう。
露出の多い服を着ると、いつもより男性が優しくしてくれるのも勘違いです。
下心があって、優しくしているにすぎません。
安易に露出をしていると、思わぬトラブルに発展する可能性もゼロではありません。
上品な女性になりたいなら、露出は控えるようにしておきましょう。
スカートをはくなら、ショートスカートよりロングスカートです。
キャミソールは避けて、肌が隠れる衣服を着用しましょう。
肌が透けて見える、シースルーのファッションも避けておくのが無難です。
地味になりますが、そもそも上品な女性のファッションは地味が基本です。
露出をしなくても、おしゃれは十分可能です。
着こなしを工夫したり、アクセサリーをアクセントにしたりすれば、魅力をたっぷりアピールできます。
安易な露出には注意してください。
本当に上品な女性は、露出はしません。
落ち着いたファッションに身を包みつつ、大人の色気と魅力をアピールします。
露出がなくても魅力と色気をアピールできるからこそ「上品」なのです。
上品な女性を目指すなら、アクセサリーの種類に注意しましょう。
美しいアクセサリーでも、ものによっては品格に影響することがあります。
注意したいのは「揺れるアクセサリー」です。
あくまで「かわいい女の子」を演出したいなら、揺れるアクセサリーは効果的です。
揺れるアクセサリーを身につけていると、うなずいたり振り向いたりするたびに動き、注意を集めることができます。
男性は、揺れるアクセサリーを身につけている女性を「かわいいな」と思います。
かわいいうえに遊び心もあります。
揺れるアクセサリーを身につけると、女の子としてのかわいい魅力がいっそう高まるでしょう。
しかし、上品な女性となると、話が変わります。
揺れるアクセサリーには「心が揺れている」「落ち着きがない」「遊び心も盛ん」など、上品とは逆の印象があります。
ゆらゆら揺れる様子はキュートですが、アピールが目立ち、遊びの要素も強い。
人によっては「目障り」「うっとうしい」と感じてしまうこともあるでしょう。
アクセサリーの動きが目立ちすぎると、アクセサリーに注意が向いて、肝心の自分を見てもらえなくなります。
上品な女性を目指すなら、極力揺れるアクセサリーは控えておくほうがいいでしょう。
腕時計やネックレスなど動いてしまうものもありますが、できるだけ揺れるアクセサリーは控えておきます。
上品な女性は、揺れるアクセサリーは極力控えています。
身につけるアクセサリーは、控えめでシンプルなものばかり。
大きなアクセサリーをぶら下げることもありません。
アクセサリーが目立たないよう、さりげなく身につけています。
がつがつしたアピールもありません。
時々きらっと輝くから「おやっ」と思い、上品に見えます。
アクセサリーの動きも輝きも、あくまであなたを引き立てるものであり、主役ではありません。
地味に見えるかもしれませんが、誤解です。
動きが小さい分だけ、上質のアクセサリーを身につけましょう。
上質のアクセサリーは、輝きやデザイン性に優れているのが特徴です。
たとえば、上質のイヤリングなら、揺れる動きがなくても、角度が変わるたびにきらりと輝きます。
動きが小さいぶんだけ、上品な印象が高まります。
大切なのは「動き」ではなく「輝き」です。
控えめなアクセサリーには、大人の品格があるので、心に響きます。
さりげなく見せるのが、大人です。
さりげなくアピールできるから、上品です。
控えめな主張のほうが、長く印象に残るのです。
上品な人は、常に謙虚で腰が低い。
人から褒められても、おごり高ぶることはありません。
「ありがとうございます」と、まず素直に感謝の言葉で受け止めて、次に謙虚な言葉が続きます。
「まだまだ未熟者です」
「運が良かっただけです」
「周りの人に支えられたおかげです」
自分の功績をひけらかすどころか、周りを立てようとするとき、品が生まれます。
常に腰が低いのも特徴です。
感謝したり謝ったりするとき、頭を下げることに抵抗がありません。
いつも謙虚に振る舞い、素直な姿勢を持とうと意識しています。
自慢したいことがあっても慎みます。
相手から聞かれたら答えますが、自分からずけずけ偉そうに話すことはありません。
腰が低い様子から、学や徳の高さがうかがえます。
謙虚で腰が低いと、厳かなで上品な雰囲気が出てくるようになります。
腰が高くて嫌われることはあっても、腰が低くて嫌われることはありません。
メディアで活躍する上品な人を思い出してください。
上品な人たちには、必ず謙虚な振る舞いが特徴的であるはずです。
偉そうな態度を取ったり、人を見下したりすることはなく、いつも物腰の低い態度で接しているでしょう。
謙虚な態度で腰を低くしているので、好感を覚えます。
目立たないように自分を慎む姿がスマートであり、上品に映っています。
上品な人を目指すなら、謙虚で腰の低い態度を心がけていきましょう。
丁寧な言葉遣いを意識して、穏やかな気持ちで接するようにしましょう。
アピールしたいことがあっても、ずけずけ話すことは避け、相手から聞かれたら答える程度にします。
どれだけ自分の地位や能力が高くなっても、おごることなく、控えめに振る舞うことです。
むしろ自分の地位や能力が高くなるにつれて、腰を低くしていくことが大切です。
周りから「謙虚ですね」と言われるようになれば合格です。
謙遜するとき、自分を卑下しないよう注意してください。
謙虚と自己卑下は、別物です。
「運が良かっただけです」「私は未熟者です」「これからも精進します」は、謙遜です。
「自分はばかです」「私はダメ人間です」「私には何の価値もありません」は、自己卑下です。
謙遜は品格を上げて好印象ですが、自己卑下は品格を下げて悪印象です。
態度の違いはわずかですが、大きな印象の違いを生みます。
謙虚を心がけるつもりが、つい度が過ぎてしまい、自己卑下にならないよう注意してください。
心がけたいのは、あくまで謙虚です。
上品な人になるためには「声」に注意を向けましょう。
「たかが声」と軽く考えるのは良くありません。
見ることも触れることもできませんが、あなたの印象を決める重要なポイントの1つです。
あなたは普段、どんな声で話をしていますか。
「大きな声」
「うるさい声」
「元気すぎる声」
これらに心当たりがあるなら要注意です。
もちろんどれも明るく元気があって素晴らしい声です。
飲み会やパーティーといったにぎやかなシチュエーションならいいのです。
にぎやかな場所では、わいわい談笑を楽しむのもいいでしょう。
がやがやした場所では、相手の耳に聞こえるよう、声のボリュームを上げることもあるはずです。
しかし大声やうるさい声は、エネルギッシュではありますが、少し上品に欠けるところがあります。
ところ構わず大声で話していると、下品に映ります。
「上品」を意識するなら、声の「質感」を調整しましょう。
心がけたいのが「落ち着いた声」です。
落ち着いた声には、心地よくて品格があり、丁寧で冷静な印象があります。
落ち着いた声は、一言一言がきれいな包装紙でくるまれているようです。
心地よい響きなので、耳にすっと入ってきます。
一言ずつ丁寧に話すことができるので、相手は話の内容に集中して話を聞ける。
集中して話を聞けるから、きちんと理解してもらえます。
落ち着いた声で話していると「癒やされる声だね」と褒められることが増えるでしょう。
落ち着いた声で話していると、自然と「いい声」に聞こえてくるから不思議です。
上品な人になるためには「落ち着いた声」を心がけましょう。
「声を変えることはできない」と思う人もいるかもしれません。
もちろん「もともとの声」を変えることは難しいですが「声の質」を変えることならできるはずです。
少しだけトーンを下げ、ゆっくり話すようにしましょう。
優しく語りかけるような心持ちになると、落ち着いた声で話せるようになります。
「上品」と呼ばれる人に共通しているのは、落ち着いた声です。
大声やうるさい声で話すことはしません。
いつも語りかけるような優しい声で話します。
落ち着いた声は、荘厳なクラシックミュージックに似ています。
心地よく、すがすがしく、穏やかな気持ちになります。
重みがあり、権威を感じ、ほれぼれします。
落ち着いた声で話すので、落ち着いた会話ができるのです。
友人と話すときも、会議で発言するときも、どんなときも、常に落ち着いた声で話すようにしましょう。
落ち着いた声で話すと、言葉数は少なくても、しっかり相手の心に響きます。
会話内容に集中しやすくなるので、声のボリュームは小さくても、有意義な会話が楽しめます。
声は小さくても、しっかり相手の心に響きます。
普段から意識をして落ち着いた声で話すようにしてみてください。
落ち着いた声を心がけていると、あなたに上品な雰囲気が漂い始めます。
上品な人は、感情のコントロールができます。
もちろん上品な人も、いらいらすることはあります。
上品な人とはいえ、感情を持った人間です。
感情を持っている人間ですから、いらいらすることもあれば、怒りを感じることもあります。
では何が違うかというと、不快になったときの対応です。
上品な人は、いらいらしたり腹が立ったりしても、落ち着いています。
怒りを表に出すことはありません。
怒りは、最も下品で醜い感情です。
感情に流されることもありません。
感情的になったら、大きく深呼吸をして、荒ぶる気持ちを沈めます。
にこにこしながら「そうですか」と言いながら、スルーします。
感情が爆発しそうになれば「ちょっと用事を思い出しました」と言って、さっとその場を離れます。
常に理性と自制心を保っているため、やけを起こすことはありません。
だから、常に冷静で落ち着いていられます。
上品な人は大人です。
大人だから、感情のコントロールができるのです。
あなたはいかがでしょうか。
嫌なことがあって、いらいらすることもあるでしょう。
トラブルがあって、怒りを感じることもあるでしょう。
毎日何かに不快を感じている人もいるのではないでしょうか。
しかし、不快になったときこそ、正念場です。
しっかり理性と自制心を保ち、感情をコントロールしてください。
感情を爆発させれば、待っているのは後悔です。
「あんなこと言わなければ良かった」「あんなことをしなければ良かった」と悔やむことになります。
感情の大爆発が、一生の後悔になる可能性もゼロではありません。
不快な気持ちになっても、ぐっと感情を抑えましょう。
感情をコントロールして、常に理性と自制心を保つことで、上品な人になれます。
あまりに不快感が強く、感情をコントロールできそうにないときは、一度その場を離れましょう。
時間は、トラブルの万能薬です。
数時間でも数日でもかまいません。
時間を置けば、冷静を取り戻すことができます。
どうしても我慢できない不満があるなら、落ち着いた言葉で伝えるのがマナーです。
感情的になって話すのではなく、静かに淡々と話せば、冷静で落ち着いた話し合いができます。
感情のコントロールは、上品な人になるための必須条件です。
「できない」と諦めるのではなく「できる」と信じることが大切です。
感情のコントロールは、最初からあるものではなく、鍛えていくもの。
急に感情をコントロールするのは難しくても、普段から心がけていれば、だんだん感情をコントロールできるようになります。
上品な人は、基本的なマナーが身についています。
食事をするとき、食べ方がエレガントです。
テーブルマナーが身についていて、慣れた手つきで美しく食事ができます。
ビジネスでは、ビジネスマナーに従ってスムーズに対応できます。
書類作成も電話対応も朝飯前。
冠婚葬祭でも、マナーを守りながらスムーズに行います。
失礼がないよう、礼儀作法を大切にしながら対処します。
「マナーを意識すると、堅苦しくなるから嫌だ」
「マナーを身につけるのは面倒くさい」
「マナーなんて知らなくても生きていける」
マナーに抵抗を感じる人もいるでしょう。
たしかにマナーを身につけるのは面倒くさい。
マナーを意識すると、形式張った行動が増えるために、堅苦しくなるでしょう。
マナーを大切にするということは、行動の制限が増えるということ。
行動が制限されることに、ストレスや煩わしさを感じる人もいるはずです。
しかし、人からマナーがなくなったら大変です。
人からマナーがなくなると、野生の猿と同じになります。
欲望のままに行動して、下品な振る舞いが目立つようになります。
マナーがないと、恥をかくことが増えるでしょう。
人間関係にも摩擦・対立が増えるでしょう。
自分勝手な行動が増えたり、相手に不快感を与えたりします。
「マナーなんてどうでもいい。好きなようにする」という自己中心的な考え方は、上品にふさわしくありません。
上品な人を目指しているなら、きちんとマナーを身につけましょう。
上品な人になるなら、マナーは必須です。
テーブルマナー、ビジネスマナー、冠婚葬祭マナー。
きちんとマナーが身についていると、相手に不快感を与えることなく、スムーズに動作を行えます。
もちろんマナーとはいえ、完全にすべてを習得する必要はありません。
すべてのマナーを知り尽くして、完全に習得するのは、豊富な社会経験のある大人でも難しいこと。
マナーを身につけるなら、基本の範囲で十分です。
マナーに関する書籍を1冊購入して、しっかり読んで吸収すれば、基本の範囲はおおむね習得できるでしょう。
マナーは、世界の共通語。
マナーが身についた人には、知性と教養を感じます。
恥をかくことが少なくなるだけではありません。
振る舞いが優雅で美しくなり、洗練された気品が漂うのです。
マナーにストレスを感じるのは、まだ十分身についていない証拠です。
マナーが身につくと大変に感じますが、実際は逆です。
実際のところ、マナーは、身につけばつくほど楽になります。
マナーとはいえ「こういうときにはこうする」というルールに沿って動くことにすぎません。
状況に応じたパターンを覚え、それをスムーズに行うだけのこと。
頭を使う必要が減るため、かえって楽になります。
最初はストレスや違和感が大きくても、慣れていくにつれて、だんだん小さくなっていくでしょう。
マナーは、上品な人の必須条件。
マナーが身についていればいるほど、上品な雰囲気が漂うようになります。
上品な人には、強い芯があります。
強い芯とは何か。
哲学であり、主体性であり、アイデンティティーです。
つまり「自分の中に『自分』という軸が存在している」ということです。
「私はこれが好き、これが苦手」と好みを区別できています。
「これがしたい、これはしたくない」と意思がはっきりしています。
「私はこう思う」という自分の意見・考え方があります。
周りが「イエス」と言っていても、自分が違うと思えば、周りに流されず「ノー」と答えます。
きちんと自分を持っていて、自分の考え方があります。
価値観が定まっていて、自分の哲学を持っているので、周りに流されることはありません。
周りに影響されることなく、自分の意志や判断によって行動します。
これが「強い芯」ということです。
上品な人には、必ず強い芯があります。
強い芯のある人は、必ず凜とした雰囲気が漂います。
人に流されるわけでもなく、流行に惑わされるわけでもありません。
周りに関係なく、常に自分を貫いています。
凜とした雰囲気が、上品に変わっているのです。
「芯がなくてもいい」「芯は必要ない」と思う人もいるかもしれませんが、要注意です。
強い芯がないと、こんにゃくのように弱々しくなります。
弾力があって柔らかいですが、ふにゃふにゃなので、強さがありません。
人も同じです。
芯がなくても生きることはできますが、優柔不断の連続になり、ふにゃふにゃの生き方になります。
強い芯を持つことは、こんにゃくに串を刺すことと同じです。
強い芯ができることで、しゃきっと安定して、強くなります。
軸ができると、周りに流されなくなります。
インパクトを受けても、折れたりへこんだり倒れたりせず、ぴんっと立っていられます。
上品な人になりたいなら、強い芯を持ちましょう。
まず自分の考えを持ちましょう。
人目を気にして、自分の考えを曲げる必要はありません。
自分の考えなら、自信を持って堂々と主張できるようになりましょう。
自分の価値観もはっきりさせましょう。
人の意見に流されるのではありません。
「自分はどうしたいのか」「どう考えているのか」を、自信を持って主張できるようになることです。
もちろん好き嫌いがあっていい。
好き嫌いがないならそれでいいですが、あるなら、きちんと堂々と主張できるようになりましょう。
自分の価値観を信じて、自分の意思で判断・決断できるようになりましょう。
自分の哲学を持ちましょう。
これまで経験したことから、自分なりの人生観・世界観をつくります。
自分の世界観・人生観を持って、自分が築いた理念を信じて、実直に突き進むことです。
哲学は、必ず強い心に変わります。
考え・価値観・哲学を持ち、アイデンティティーの1つとして尊重しましょう。
強い芯ができると、時には人とぶつかることもあるかもしれませんが、悪いことではありません。
芯こそ、あなたの本質です。
自分の本質ですから、最も大事にしなければいけません。
強い芯がある人は、自分らしさが確立されているため、自分らしい人生を歩めます。
上品な人にとって、強い芯はなくてはならない存在です。
上品な女性を目指すなら、笑い方に注意しましょう。
普段、どんな笑い方をしていますか。
自分が笑うときの様子を振り返って見てください。
笑い方とはいえ、品性に関係するポイントの1つです。
大口を開けて「あはは」という笑い方をしているなら、注意したほうがいいでしょう。
もちろん大口を開けて「あはは」という笑い方が悪いわけではありません。
明るく、豪快で、元気もいっぱい。
心から笑っている様子がひしひし伝わってきます。
さんさんと輝く太陽のようで、これ以上明るい表情はないでしょう。
笑顔の人は、年齢に関係なく、すべてポジティブです。
「本当に楽しい!」という雰囲気が、表情から伝わってきます。
笑いじわを気にせず、思いきり笑っている様子には、元気と明るさが満ちあふれています。
思いきり笑っている様子を見ている相手も、幸せな気持ちになってくれるでしょう。
しかし、上品に見えるかどうかというと、疑問があります。
大口を開けて「あはは」と笑っている様子は、上品には見えません。
「品性」という点から考えると、口の中は露骨に見せるものではありません。
歯は見せてもOKですが、口の中はNGです。
口の中は、食べ物を入れるところであり、生々しい様子があります。
食べかすが残っているかもしれません。
大口を開けて笑うと、勢いでつばが飛ぶこともあるでしょう。
つばの小さな粒とはいえ、不衛生な印象があって、相手に不快感を与えるかもしれません。
大口を開けた笑い方は、明るく元気でいいのですが、場合によって下品に見えることもあるのです。
上品な女性を目指しているなら、笑い方を変えましょう。
おすすめしたいのは、手で口元を隠して「おほほ」という笑い方です。
口元を手で隠して「おほほ」と笑うと、上品に見えます。
笑い方が控えめになりますが、上品な雰囲気が漂います。
口の中が見えることはありません。
口からつばが飛ぶこともなく、相手に不快感を与える心配もありません。
清潔感があって、上品に映るのです。
上品な笑い方を意識しましょう。
「おほほ」という笑い方を練習しましょう。
口元で手を隠すときも、片手なのか両手なのかで印象が変わります。
自分にとってどんな笑い方がエレガントに見えるかじっくり研究して、鏡の前で何度も練習してください。
笑い方とはいえ、練習の成果です。
メディアで活躍している女優やモデルは、自分が最もチャーミングに見えるよう、鏡の前で何度も練習をしています。
「おほほ」と笑い方が上達すれば、あなたはもっと上品になれます。
上品な人は、感謝の習慣を大切にしています。
人から親切にされたら、必ずお礼を言います。
「ありがとうございます」
「いつもお世話になっております」
「先日はどうもありがとうございました」
「おかげさまで助かりました」
「感謝いたします」
少しでも親切があれば、ためらうことなく、きちんと丁寧にお礼を言います。
お礼の言葉が口癖になっていて、1日に何度も言っています。
たとえ小さな親切でも、見逃さず、丁寧にお礼を言います。
特にお世話になっている人には、直筆のお手紙でお礼を伝えます。
ポジティブな言葉であり、相手を喜ばせます。
相手は「親切をして良かった」とほっとするでしょう。
感謝ができる人は、誰からも好かれるので、人間関係がスムーズになります。
あなたはいかがでしょうか。
上品な人になるなら、感謝の習慣を大切にしましょう。
感謝の習慣は、大切にしてもしすぎることはありません。
大きな親切に感謝する人はいても、小さな親切に感謝できる人はなかなかいません。
小さなことなら「いちいちお礼を言うほどでもないよね」とスルーすることが多いかもしれませんが、要注意です。
感謝の習慣に、立場は関係ありません。
たとえ自分がお客の立場・お金を払う立場でも、きちんと感謝するようにしましょう。
商取引は、双方がいて成り立っているのですから、謙虚になって、お互い感謝の気持ちを持つことが大切です。
感謝の習慣があるだけで、自然と笑顔が増え、毎日が明るく楽しくなります。
感謝をする手間暇をケチらないことです。
「感謝なんて必要ない」「いちいちお礼を言うのが面倒くさい」と思うのは上品ではありません。
感謝を面倒くさがる自分を恥ずかしく思うことです。
言葉でお礼を言うだけなら、お金も時間もかかりません。
ほとんど手間暇がかからないのですから、気にせずどんどんお礼を言うことです。
米粒ほど小さな親切でも、きちんとお礼を言いましょう。
食事をおごってもらったときは、3回はお礼を言うのがマナーです。
「お会計の直後にお礼」「わかれた後にメールでお礼」「次回会ったときにお礼」の3回です。
くどくどお礼を言うとしつこく思われますが、3回までなら自然な範囲です。
おごってもらうことは、お金をもらうことと同じこと。
「お金をもらった」と思えば、いかにありがたいことか実感できるでしょう。
相手も「おごってあげて良かった」と喜んでくれ、円滑な人間関係につながります。
特別お世話になっている人がいるなら、直筆の手紙もおすすめです。
字が汚くても気にする必要はありません。
大切なのは、感謝の気持ちです。
手書きの手紙には心があります。
直筆の手紙は、喜ばれること、間違いありません。
言い忘れているお礼があるなら、今からでも言いに行きましょう。
1年前でも3年前でもかまいません。
お礼に時効はありません。
「あのときはお世話になりました。ありがとうございました」と言えば、必ず喜ばれます。
過去の出来事を覚えていることにも感動してもらえるはずです。
「感謝をすることがない」と思うなら誤解です。
感謝を見逃しているだけです。
本当に感謝することがなければ、あなたはもう生きてはいないでしょう。
あなたが生きているということは、誰かのお世話になっている証拠です。
お世話になっている人たちを思い出してみてください。
きっと数え切れないほど、多くの人たちの顔が浮かんでくるはずです。
上品な人だから、感謝の習慣があるのではありません。
感謝の習慣があるから、上品な人になります。
感謝をするのに遅すぎることもありません。
感謝、感謝、また感謝。
お礼は「言いすぎ」と言われるくらいでちょうどいい。
感謝の習慣が、上品な人をつくっていくのです。
上品な人になるために必要なのは「社会常識」です。
社会常識とは、現代社会を生きるうえで必要とされる物事の価値観や知識のことをいいます。
明文化されていない暗黙のルールも含まれます。
上品な人は、社会常識が身についています。
世間の常識、仕事の常識、人付き合いの常識。
場面ごとにふさわしい行動がわかっていて、上品に振る舞います。
常識的な振る舞いを心がける一方、できるだけ非常識な振る舞いは慎みます。
世の中のことにも精通しているので、さまざまな話にもついていけます。
社会常識を身についていればいるほど、余裕を持った振る舞い方ができるため、結果として品格が生まれるのです。
上品な人になるためには、社会常識を身につけていきましょう。
社会常識がなくても生きていけますが、スムーズな社会生活を送るうえでは欠かせないもの。
上品な人になるためには、少しでも社会常識を身につけておくようにしましょう。
高度な社会常識まで身につける必要はありませんが、基本的な社会常識は身につけておきたい。
「自分には社会常識がない」と嘆くだけでは何も変わりません。
大切なことは、積極的に学んでいく姿勢です。
社会常識は、努力によって身につけていくものです。
社会常識を身につけるには、多くの場数を踏むことが欠かせません。
たくさん場数を踏んで、さまざまな社会経験を積んでいくことで、少しずつ身につけていけます。
社会常識を身につける方法は、2つあります。
「実生活から学ぶ」「書籍から学ぶ」です。
社会常識を身につける基本は、やはり実生活です。
社会に出て、働くことによって身につけていくのが基本です。
営業、資料作成、クレーム対応、会議、プレゼンなど、仕事はすべて、社会常識を身につける機会です。
さまざまな場面を経験することで、身をもって社会常識を知ることができます。
知らないことがあれば、素直に教えを請いましょう。
恥を恐れていては、社会常識を身につけることができません。
少し恥をかくかもしれませんが、一度で済むこと。
次からはスムーズに対処できるようになります。
「場数の数だけ社会常識が身につく」と考えてください。
「すべての経験は、社会常識を身につける機会」と考え、どんどん社会常識を身につけていきましょう。
マナーや常識に関する書籍を1冊購入して、徹底的に熟読するのも1つの方法です。
「こういうときはこう対処する」という定番を知っておくことも社会常識の1つ。
読むだけでなく、きちんと行動できるようになる必要はありますが、知識として知っておくだけでも役立つでしょう。
社会常識をすべて網羅して身につけるのは大変ですが、最初は基本的なことだけで十分です。
自分の生活に必要なところから読み進めていけば、効率よく学べます。
そのうえで余裕があれば、少しずつ幅を広げて学んでいくといいでしょう。
社会常識が身についていればいるほど、自信につながります。
上品な人になるなら、会話でのキーワードに注意しましょう。
まず注意したいのは、ネガティブキーワードです。
会話の中で、ネガティブキーワードが多くありませんか。
会話に登場する単語は、その人の印象に直結します。
下品な人には、ネガティブキーワードが多数登場します。
「最低」
「最悪」
「臭い」
「汚い」
「つらい」
「苦しい」
「気持ち悪い」
「いらいら」
「むかつく」
「醜い」
「腐る」
「サボる」
「つまらない」
「無気力」
「不幸」
こうした言葉を普段から使っているなら注意したほうがいいでしょう。
もちろんネガティブキーワードが禁句というわけではありません。
ときどき使うくらいならいいのです。
正しく意味を伝えるために、はっきり言わなければいけないときもあります。
しかし、会話の中で頻繁にネガティブキーワードが登場するのは注意したほうがいいでしょう。
ネガティブキーワードが登場すればするほど、自然と下品な会話になってしまいます。
嫌な雰囲気が漂い、あなたの印象を下げてしまいます。
ネガティブキーワードは、品格を下げる言葉。
ネガティブキーワードをゼロにできなくても、減らすことならできるはずです。
普段からネガティブキーワードが口癖になっている人は注意しましょう。
ネガティブキーワードを減らす代わりに心がけたいのは、ポジティブキーワードです。
上品な人になるには、ポジティブキーワードを増やすことが大切です。
上品な人は、会話にポジティブキーワードがよく登場します。
「好き」
「楽しい」
「面白い」
「嬉しい」
「鮮やか」
「快適」
「おしゃれ」
「かわいい」
「きれい」
「美しい」
「爽やか」
「軽やか」
「スムーズ」
「素晴らしい」
「すてき」
「感動」
「最高」
「幸せ」
ポジティブキーワードには、明るく前向きで軽やかな響きがあります。
聞いているだけで、すがすがしく爽やかな気持ちになれる。
ポジティブキーワードが増えれば増えるほど、自然と活気が生まれ、未来的な会話ができるでしょう。
結果として、あなたの品格の向上につながっていくのです。
あなたの会話には、どのくらいポジティブキーワードが登場するでしょうか。
自然にポジティブキーワードが出てくることもありますが、意識をしたほうが出やすくなります。
普段から意識をして、できるだけポジティブキーワードが増えるよう心がけてください。
ポジティブキーワードは、品格を上げる言葉なのです。
上品な人になるためには、余計な音に注意しましょう。
歩くとき「ばたばた」と音を立てていませんか。
ドアを閉めるときも「ばたん」と音を立てていませんか。
食べるときも「くちゃくちゃ」と音を立てていませんか。
カトラリーを扱うとき「かちゃかちゃ」と音を立てていませんか。
スプーンでスープを飲むとき「ずるずる」と音を立てませんか。
テーブルの椅子を戻すとき「ぎぎぎ」と引きずっていませんか。
もちろんある程度の音が出るのは許容範囲です。
ドアを閉めたりカトラリーを扱ったりするときなど、わずかに音が出るのは仕方ないでしょう。
しかし、できるだけ音が出ないように配慮することならできるはずです。
音はデリケートです。
大きな音が立つのは「乱暴に扱っている」という証拠。
がさつで野蛮な印象が出てしまい、品性の低下を招きます。
大きな音を立てると、周りの人を驚かせたり、不快感を与えたりすることもあるでしょう。
音は目に見えませんが、その人の印象に大きく影響します。
おそばを食べるときなど、音を立てることが許容されているケースを除き、基本的に音を立てないように配慮するのが正解です。
丁寧に扱っていれば、余計な音は立ちません。
上品な人になるためには、できるだけ余計な音を立てないように注意することが大切です。
歩くとき「ばたばた」と音を立てず、静かに歩きましょう。
急いでいるときは、大股になって歩けば、静かに素早く移動できます。
ドアを閉めるとき「ばたん」と音を立てないように注意しましょう。
ゆっくりドアを動かせば、静かに閉めることができます。
食べるときも「くちゃくちゃ」ではなく「もぐもぐ」食べましょう。
口を閉じながらそしゃくすれば、静かに食べることができます。
カトラリーを扱うとき「かちゃかちゃ」と音を立てないようにしましょう。
少し音が立つのは仕方ありませんが、丁寧にカトラリーを扱えば、小さな音で済むはずです。
スプーンでスープを飲むとき「ずるずる」と音を立てません。
空気が含まないように飲めば、静かにスープをいただけます。
テーブルの椅子を戻すとき「ぎぎぎ」と引きずらないようにしましょう。
椅子を少し持ち上げれば、静かに移動させることができます。
音をゼロにすることはできなくても、小さくすることならできるはずです。
音が立たない配慮ができるから上品です。
がさつな振る舞いから、生まれや育ちまで見えてしまいます。
音が大きすぎて品格を下げることはあっても、小さくて品格を下げることはありません。
余計な音を立てないように注意することで、上品な人になれるのです。
上品な人は、字がきれいです。
さらさらと字を書いたと思えば、素晴らしくきれいな字を書きます。
ほれぼれ見とれてしまうほど、きれいな字。
きれいな字を書く人を見て、上品な印象を受けたことはありませんか。
字には不思議な力があります。
字は、その人の心を映すというもの。
人の潜在的な心理状態を示すともいわれています。
きれいな字を書く人に、好印象を持ったことはないでしょうか。
きれいな字を見ると、書いた人に上品な印象を受けます。
「うわあ、なんてきれいな字なのだろう」と感動すると、その字を書いた人にも好印象を持ちます。
美しい心まで持っているように感じるから不思議です。
字がきれいに書けるだけで、上品な印象がアップするのです。
上品な人になりたいなら、きれいな字を書く練習をしましょう。
きれいな字が書けることも、スキルです。
汚い字よりきれいな字のほうが、上品な印象を与えるのは間違いありません。
きれいな字を書ければ書けるほど、上品な印象がアップします。
「私はもともと字が汚い」と思って、諦めかけていませんか。
もともと字が汚いからといって、きれいな字を書くのが不可能というわけではありません。
きれいな字を書けることは、才能ではなく、努力です。
きれいな字を書くためには練習が必要です。
字を書くことは、スポーツに似ています。
慣れたりコツをつかんだりすることで、うまくなります。
練習すればするほど、動きがスムーズになって上達します。
きれいな字を書ける人は、生まれつきではなく、しっかり練習した結果であることを理解してください。
きれいな字は、練習することによって、必ず上達します。
達筆な字をかける必要はありませんが、きれいな字を書けて損はありません。
書店で市販されている練習帳を買って、徹底的に練習してみましょう。
「自分は字が汚いから無理」とふてくされている人に限って、真剣に練習帳で練習した経験がありません。
騙されたと思って、一度字の練習帳を買ってみてください。
1週間か10日ほど「特訓期間」を設けて、たっぷり練習してみましょう。
「止め」や「払い」を意識しながら、1文字ずつ丁寧に書きましょう。
練習をして上手になることはあっても、下手になることはありません。
真面目に練習帳1冊をやり終えた後には、今よりきれいな字が書けるようになっているはずです。
字の練習をするのがおっくうなときもあるでしょう。
なかなかやる気が出なくて、重い腰が上がらないときもあるでしょう。
そんなときは「上品な人になるための修行だ」と考えてみてください。
「自分磨きの1つ」「自分のためになっている」という実感があれば、楽しく練習できるでしょう。
練習をすればするほど、字が上達していきます。
きれいな字が書けるにつれて、上品な印象もアップします。
きれいな字が書けるようになると、見せびらかしたい気持ちが湧いて、手書きの手紙も書きたくなるでしょう。
きれいな字を書けるようになるには努力が必要ですが、それだけの価値があります。
一度身についたら、一生涯のスキルになります。
上品な人になるとき、注意したいことがあります。
「自慢」と「軽蔑」です。
「私はこんなにすごい。私はこんなに優れている」と自慢していませんか。
「あの人は劣っている。あの人はレベルが低い」と軽蔑していませんか。
心当たりがあれば要注意です。
自慢と軽蔑は、次元の低い行為の1つ。
どれだけ外見は整っていても、自慢や軽蔑があれば、上品とは言えません。
表向きは上品に見えても、うわべだけ繕っているにすぎません。
いずれ化けの皮が剥がれてしまうでしょう。
自慢や軽蔑をしている人は、悪印象につながります。
「あの人は上品そうに見えるけど、本当は下品だね」と周りからささやかれるでしょう。
自慢や軽蔑をする人に、上品な人はいないのです。
上品な人は、自慢も軽蔑もしません。
どれだけ能力が優れていても、おごり高ぶることはありません。
むしろ常に謙虚に振る舞います。
「まだまだ未熟者です」「運が良かっただけです」「周りの人に支えられたおかげです」と控えめになります。
謙虚になって物腰を低くしていると、上品な印象が漂います。
「あの人はこんなに優秀なのに謙虚だね」
意外なギャップが生まれ、ますます印象が良くなっていくのです。
自分の言動を振り返ってみてください。
自分の素晴らしさをひけらかしていないでしょうか。
自慢話をしたり偉そうな態度を取ったりしていないでしょうか。
人を見下したり優劣をつけたりしていないでしょうか。
誇りや自信を持つのはいいですが、自慢や軽蔑をするのは良くありません。
自慢に注意しましょう。
直接誰かを攻撃しているわけではありませんが、印象が良くありません。
自慢をすると、自然と偉そうな態度になってしまいます。
自分は誇らしくて気分がいいかもしれませんが、相手は見下されているように感じて、不快感を覚えるかもしれません。
聞かれてもいないのに、ずけずけひけらかすのは上品ではありません。
詳しく答えるなら、相手から聞かれたときだけにしておきましょう。
軽蔑にも要注意です。
人をばかにしたり見下したりしないようにしてください。
露骨な悪口は言語道断です。
相手からばかにされたり見下されたりしても、感情的になって言い返さないようにすること。
いつの世も、ぶつかるのは同じレベルの者同士です。
言い返したら、相手と同じレベルということになり、ますますトラブルの火が炎上します。
華麗にスルーするのがいちばんです。
上品な人になりたいなら、しっかり心に誓ってください。
「自慢をしない」
「軽蔑をしない」
これを忠実に実行できたなら、必ず上品な人に近づけます。
上品な人になるためには「そろえること」を大切にしましょう。
何をそろえるかというと、すべてです。
手をそろえ、足をそろえ、物をそろえます。
「たかがそろえるだけ」と思うかもしれませんが、軽視できません。
そろえることを実践するだけで、自然と上品な印象が漂うようになります。
上品な人は「そろえること」を大切にしています。
玄関の靴は、きれいにそろえられています。
椅子に座っているとき、膝の上の手がきちんとそろっています。
テーブルの下の足元も、同じ方向に向けてそろっています。
本棚の本は、ジャンルや大きさごとにそろえられています。
洗濯が終わった衣類は、きちんとたたんでそろえて収納します。
きれいにそろっている状態は、見た目が美しくてエレガントです。
細かいところまでそろっていると、その人には美しい心があるとわかります。
きちんとしている印象につながり、好感が高まります。
きちんと身の回りのことをそろえることができれば、自然と上品な雰囲気が漂うようになります。
あなたはどれだけそろえることができているでしょうか。
たしかにそろえるのは、少し手間暇がかかるもの。
靴をそろえたり、本棚の本をそろえたりするのも、一手間かかります。
忙しいときには後回しにしたくなるでしょう。
しかし「そろえるなんて面倒くさい」と思っているようでは、上品な人にはなれません。
散らかっている状態は美しくない。
上品な人になりたいなら、面倒くさがらず、ぜひそろえることを実践してください。
椅子に座っているとき、膝の上の手はきれいにそろえましょう。
横に指を並べるのではなく、少し角度をつけてそろえるのがポイントです。
手を重ねるときは、左手を上にするのが基本です。
足はきちんと閉じて、つま先をそろえましょう。
足を組みたくても、ぐっと我慢です。
つま先がそろっていると上品な印象があります。
玄関で靴を脱いだら、振り返ってしゃがみ、靴をそろえましょう。
脱ぎっぱなしは良くありません。
きれいに靴がそろっていると、出かけるとき、靴をはきやすくなります。
日常のささいな瞬間ですが、品格に関わる大切な場面です。
本棚を整理整頓するときは、大きさやジャンルごとにそろえましょう。
きれいにそろっているときも、統一感が出て美しくなります。
本も取り出しやすくなって便利です。
洗濯が終わった衣類は、きちんとたたんでそろえ、収納にしまいましょう。
きれいに衣類が収納されていると、清潔感があって見た目も素晴らしい。
「面倒くさい」と思ったら正念場です。
慣れないうちは面倒に感じますが、最初だけです。
そろえることが慣れてくれば、当たり前の習慣になります。
いったん習慣になっていれば、ストレスなく自然にできるようになります。
むしろそろっていないことに気持ち悪さすら感じるようになるでしょう。
「そろえる」というのは、上品であることの証しです。
そろえることができるものは、すべてそろえるようにしたい。
神経質ではありません。
これが「上品」というものです。
人から「神経質だね」と笑われても、この習慣を貫くようにしてください。
あなたが神経質なのではなく、その人ががさつなだけです。
そろえるだけで品格が高まるのですから、これほど簡単なことはありません。
そろえることができる人は、上品な人なのです。
上品を身につけるには、片手より両手を意識しましょう。
片手で物を渡したり受け取ったりしていないでしょうか。
片手でグラスや食器を持っていないでしょうか。
「片手で十分ではないか」という意見もあるでしょう。
もちろんちょっとしたときなら、片手によるやりとりも悪くありません。
片手のほうが素早く動けて簡単です。
「片手で持てるのなら片手で十分」という気持ちもわかります。
しかし、上品な人になりたいなら何でも片手で扱うのは注意したほうがいいでしょう。
名刺交換をイメージしてみてください。
名刺交換は、両手で行うのが基本です。
仮に名刺交換を片手だけで行おうとすると、ぞんざいな印象を受けるでしょう。
両手で名刺交換を行うから丁寧な印象があり、上品に映ります。
名刺交換のときに限らず、物の受け渡しは、基本的に両手を心がけましょう。
上品な人には、両手で丁寧に扱う動作があります。
品物を手渡すときや、お金を受け取るときは、両手です。
プレゼントは、渡すときも受け取るときも、片手ではなく両手です。
少し大げさな動作に感じるかもしれませんが、誤解です。
両手で包み込むような形になる。
言葉に出して言わなくても、優雅な動作から「丁寧に渡したい」「丁寧に受け取りたい」というメッセージが感じられます。
両手でやりとりをすると、丁寧な印象が漂い、上品に映るのです。
普段の動作を少し意識するだけですから難しくないはずです。
「いちいち両手は面倒くさい。片手で十分」と思う人もいるかもしれませんが、上品の実現には大切なポイントです。
自分のためではなく、相手が受ける印象を考えましょう。
片手で済むところを、きちんと両手で行うから好印象があります。
両手でする様子から「大切に扱いたい」という丁寧な気持ちが感じられます。
それが、上品へと変わっていくのです。
片手による所作に心当たりがあるなら、さっそく両手を心がけてください。
片手でしかできない状況もありますが、できるだけ両手による動作のほうが気品が漂います。
片手で十分より両手で十二分を心がけたほうが、上品なのです。
上品な人になるためには、読書の習慣を持ちましょう。
知識教養は不要と思っているなら誤解です。
むしろ上品な人になるためには、知識教養が必須です。
本は、先人の知恵の結集です。
先人が命を削って書いた作品であり、血と汗と涙の結晶です。
実用書は、スキルアップに役立ちます。
知識や教養があればあるほど、問題解決が容易になり、生活を向上させていくことができます。
小説を読めば、想像力を鍛えることができるでしょう。
豊かな想像力は、表現活動を行う際に役立ちます。
歴史を学べば、未来が見えるようになります。
今後の世界の流れを、予想できるようになります。
社会経済を学べば、ニュースを読み解く力になります。
思考力と洞察力が養われ、さまざまな話題にもついていけるようになり、込み入ったテーマでも議論ができるようになります。
たとえ生活に役立たない知識や教養でもいいのです。
雑学でもトリビアでもかまいません。
むしろ直接役立たない知識や教養だからこそ、学ぶ意味がある。
「学んで何の意味があるのか」という知識教養こそ、人の厚みにつながります。
実用性を気にせず、知の追求ができることにはロマンがあります。
上品な人には、読書の習慣があります。
いつもカバンには本を入れていて、待ち時間や移動時間など、時間のあるときに読んでいます。
1文字でも1ページでも読もうとしています。
上品な人は、教養人でもあります。
うっかりカバンに本を入れ忘れていたら、暇つぶしに困るので、落ち着かなくなります。
読書の習慣があるからこそ、幅広い価値観があります。
さまざまな価値観があるから、心の器も大きくなり、品格も磨かれています。
普段から本を読み、活字に触れる機会をつくっておきましょう。
興味関心のある本から読んでいけば、わくわくしながらスムーズに読めるでしょう。
分厚い本である必要はなく、薄い本で十分。
1週間にたった1冊でかまいません。
1週間に1冊読めば、1年で52冊になります。
年間52冊の知識教養は、目に見えない自信につながります。
普段から読書をしている人は、自然と顔に表れます。
博識になっていると、自然ときりりとした表情になります。
膨大な知識量は、自信と誇りにつながるため、隠そうにも隠せないのです。
読書の習慣に、1つの無駄もありません。
生きた知識教養を学べば「希望の1歩」を踏み出せるでしょう。
読書の習慣は、学びの習慣です。
膨大な知識教養が、あなたの品格につながっていくのです。
上品な人は、さりげない気遣いができます。
体調が悪い人がいたら「大丈夫ですか」と一声かけます。
隣の人がくしゃみをしたら、そっとティッシュを差し出します。
相手が忙しそうにしていたら、気を利かせて「私はこれをしておきますね」とさっと手伝います。
段差があるときは「足元の段差に注意してください」と声をかけます。
友人の誕生日には、サプライズで誕生日プレゼントを贈ります。
飲み会の席では「何か苦手なものはありますか」と聞いたうえで、さっと料理を取り分けます。
グラスの飲み物が空っぽになったら、さりげなく追加の注文を聞きます。
注文のときに時間がかかって、後ろが詰まっているときは「お先にどうぞ」と順番を譲ります。
バスや電車で座っているとき、妊婦や年配者が乗車してきて、座席に空きがないなら、さっと自分の席を譲ります。
さりげない気遣いができるのは、まさしく上品の証し。
上品な人は、常に気遣いの心があるため、相手の心を読んでいるかのように、率先して動きます。
気遣いができればできるほど、上品な印象を与えます。
気遣いは、人間関係をスムーズにします。
気遣ってもらえると、相手は自分が尊重されていると感じて、嬉しく感じるもの。
あなたはどのくらい気遣いができますか。
上品な人を目指すなら、気遣いができるようになりましょう。
まったく気遣いができないのは、品性に悪影響を与えます。
気遣いを忘れているなら、さっそく今日から心がけていきましょう。
気遣いを先天的要素と思っているなら誤解です。
気遣いは、先天的な才能ではなく、後天的に身につけるスキルです。
今は気遣いが苦手でも、普段から意識しながら少しずつ心がけていれば、だんだんスマートな気遣いができるようになります。
大切なのは、相手の気持ちを推し量ること。
普段から相手の立場になって考える癖をつければ、おのずと自分が取るべき行動も見えてくるでしょう。
気遣いのほとんどは、お金も時間もかからないはずです。
気遣いができると、上品な印象を与えます。
細かい点まで注意が行き届いていることがわかり、相手をどきっとさせるのです。
あなたの身近に「気遣いが上手な人」はいませんか。
もしいるなら、その人をお手本にしながら、少しずつ気遣いを習得していきましょう。
年下であろうと、自分より気遣いが上手にできるなら、立派な先生です。
気遣いが上手な人を参考にして、少しずつ吸収していけば、場面に応じたスマートな振る舞い方がわかってきます。
気遣いをするときは、押し付けがましくならないように注意しましょう。
「気が利くでしょ」と言わんばかりの気遣いは、好印象が半減します。
あまりがつがつしていると、かえって相手の迷惑になることも少なくありません。
気遣いをするなら、あくまで「さりげなく」がポイントです。
気遣いができる人は、必ずポイントアップです。
上品な人になるには「精神的な自立」が欠かせません。
あなたは精神的に自立ができているでしょうか。
私たちは1人では生きていません。
誰かの協力を得ながら生きていくのが人生。
家族、友人、先生、上司、部下、そのほか数多くの人々。
気づけば必ず、誰かのお世話になっているでしょう。
いろいろな人のお世話になることで、今生きることができています。
誰かのサポートを得ながら生きていくのは、人生のことわりです。
だからといって、人にべったり頼るのは良くありません。
べったり頼るのは、もはや「依存」です。
相手に頼り切っていると、相手にも迷惑がかかります。
相手の判断が間違えば、一緒に自分も間違うことになる。
依存がエスカレートすると、自分を見失うことになります。
上品な人になるためには、精神的な自立が必要です。
上品な人は、精神的に自立しているのが特徴です。
人に相談することはあっても、べったり過度に依存することはありません。
精神的に自立しているので、いつも誰かと一緒にいようとはしません。
人と接するときも、一定の距離は保っています。
困難に直面しても、すぐ人に頼りません。
まず自分の力でなんとかしようと、やるだけのことをやります。
やる気が出ないときは、うまく自分を奮い立たせて、気力を振り絞ります。
落ち込んでも、自分の力で立ち直ります。
反省したら、さっと気持ちを切り替え、前に進み始めます。
そのため、落ち込むことはあっても、くよくよすることはなく、比較的短くて済みます。
上品な人は、精神的に自立しているため「1人行動」も目立ちます。
1人で外食をしたり、1人で美術館に行ったり、1人で舞台を見に行ったりします。
孤立しているわけではなく、静かな孤独を楽しんでいます。
恥ずかしくても、勇気を振り絞って挑戦します。
かまってもらうための演技も行動もありません。
精神的に自立している様子が感じられると、上品になります。
精神的な自立をするコツは、1人行動を増やすことです。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、勇気を振り絞りましょう。
繰り返していると、だんだん抵抗感が小さくなってくるでしょう。
精神的に自立しているから、1人で行動できるのではありません。
1人で行動しているから、精神的に自立できるのです。
まず1人で映画館・美術館・レストランを楽しむことから始めてはいかがでしょうか。
1人で行動していると、出来事のすべてを独り占めできます。
人に合わせる必要がなく、自分のペースで楽しむことができる。
1人の行動に慣れてくれば、あなたの精神が成長した証拠です。
上品な人になる条件の1つ。
それは「1人で行動できること」です。
いつも友人と群れていませんか。
いつも誰かと一緒にいませんか。
人と一緒にいないと、行動ができない自分になっていませんか。
もちろん人と一緒にいるときは、さぞ有意義な時間を過ごせるでしょう。
人と一緒にいると、恐怖や寂しさが半減して、楽しさや面白さが倍増します。
話し相手がいることになるので、上手に時間を使えるでしょう。
友情や仲間意識を育んだり、思い出や楽しい時間もつくりやすくなったりします。
しかし、上品な人になるためには、1人で行動できるようになっておくことが大切です。
品格に欠かせないのは「自立心」と「独立心」です。
いつも誰かと一緒では、なかなか強い心が育たず、自立心・独立心が養われません。
ある程度の年齢になったら、1人で行動できるようになっておかないと生活に差し支えます。
人に頼らないで、自分だけの力で物事を行おうとするとき、少しずつ自立心と独立心が養われていきます。
独立心と自立心のある様子が品格に変わり、上品な印象を出していくのです。
上品な人は、1人で行動できます。
もちろん「1人でしか行動できない」というわけではありません。
「団体行動もできるが、単独行動もできる」という意味です。
孤立しているのではなく、孤独を楽しめます。
1人でレストランに入って食事をしたり、1人で舞台を見に行ったり、1人で映画館に出向いて映画を見たりできます。
習い事やスポーツクラブにも、1人で入会して、1人で通います。
時には、1人で旅行に出かけることもあります。
寂しいかと思いきや、そうではありません。
1人でいても寂しさはなく、むしろ自分の時間を堪能できることに喜びと幸せを感じています。
1人で行動するから、どんどん精神が強くなっていき、自立心・独立心が養われていきます。
精神的な自立が、強さと品格につながっていくのです。
1人で行動できる人になりましょう。
慣れないうちは勇気が必要ですが、大変なのは最初だけです。
1人で行動しているうちに、だんだん心が強くなっていき、恥ずかしさが小さくなっていくでしょう。
「1人で過ごすのはこんなに素晴らしいことなのか」と気づけるでしょう。
1人だから寂しいと思うのは誤解です。
慣れてしまえば、1人でも平気になります。
むしろ1人で行動することの素晴らしさに気づけば、快感を覚え、酔いしれるでしょう。
いつしか1人で行動するのが当たり前になっているはずです。
誰かと一緒に行動することも大切ですが、1人で行動できるようにもなっておきましょう。
初心者は、1人でカフェに入ることから始めてみるといいでしょう。
1人でカフェに入ることは、まったく不自然なことではありません。
落ち着いた空間の中で、飲み物を飲みながら、自分の時間を楽しむだけでいい。
本を読んだり、手帳を確認したり、スケジュール帳を見直したりしてもいい。
リラックスできたり考え事に集中できたり頭の整理整頓ができたりなど、濃厚な時間を過ごせます。
慣れてきたら、次は1人で美術館に行ってみましょう。
見たい作品があれば、時間をかけてたっぷり鑑賞できます。
誰かに振り回されることもありません。
自分のペースで落ち着いて鑑賞でき、集中もできるため、濃い時間を過ごせるはずです。
1人で行動できることは、上品な人になるための大事なステップなのです。
上品な人を目指すなら「情熱」を燃やしましょう。
ただし、情熱なら何でもいいわけではありません。
大切なのは「どう情熱を燃やすか」です。
情熱の燃やし方は、上品・下品を分けるポイントです。
一般的に私たちは「情熱は、激しければ激しいほどいい」と考えがちです。
激しい情熱からは、熱意と気迫がうかがえます。
情熱が激しければ激しいほど、やる気があって、勢いもスピードも出て、目的もすぐ達成できるように思えます。
しかし、ここが注意ポイントです。
情熱を燃やしすぎると、必ずがつがつします。
勢いがあるのはいいですが、適度が無視され、がさつで乱暴な様子が目立つようになります。
パワーがあるのはいいですが、無駄なエネルギーまで消耗してしまいます。
振る舞い方が下品になることも少なくありません。
「とにかく情熱を燃やせばいい」「とにかく情熱は熱ければいい」と思っているなら考え直したほうがいいでしょう。
たき火の炎が大きすぎるとすぐ燃え尽きるように、情熱の炎も大きすぎるとすぐ燃え尽きます。
情熱を燃やしすぎると、燃え尽きるのも早くなり、かえって目的を達成できなくなる。
燃費の悪い車のように、すぐガス欠になるのです。
激しい情熱を燃やすと、かえって下品になってしまうのです。
そこで大切なのは「静かな情熱」です。
上品な人になりたいなら、激しい情熱を燃やすのではなく、静かな情熱を燃やしましょう。
上品な人は、激しい情熱ではなく、静かな情熱を燃やしています。
激しい情熱になりそうなときは、心を落ち着かせて冷静を取り戻し、静かな情熱まで抑えます。
表向きは平静を装っていても、心の中ではきちんと情熱が燃えています。
「私はこれをやり遂げる」「必ず達成する」と目標に対する情熱が燃えています。
慌てたり騒いだりすることはありません。
熱狂したり大声を上げたりすることもありません。
やらなければいけないことを、淡々とこなしています。
淡々とこなしているからといって、情熱がゼロというわけではありません。
心の中では、きちんと情熱が燃えています。
「静かな情熱」なのです。
静かな情熱なので、勢いやスピードを出しすぎたり、限度を超えたりすることもありません。
きちんと適度を守りながら物事を進めることができます。
上手にエネルギーをコントロールできるので、長続きします。
静かな情熱は、燃費のいい車のように長続きします。
静かな情熱のほうが、余裕と落ち着きがあって上品なのです。
日本庭園の池の鯉は、ゆっくり泳いでいるから、優雅に見えます。
池の中をゆらりゆらり泳ぐ姿は、余裕があるように見えて優雅です。
音はありません。
波もほとんど立ちません。
ゆっくり泳いでいるので、鯉同士がぶつかることもありません。
ゆらりゆらり穏やかに泳いでいるから、色鮮やかな鯉の姿がより上品に見えます。
これは人でも同じです。
上品な人は普段、落ち着いた行動をしています。
ゆっくり歩き、ゆっくり話し、ゆっくり振る舞います。
常に落ち着きがあって、全体的に動きがスローです。
周りに流されることはなく、常に落ち着いた振る舞いをしています。
タイムプレッシャーを感じているときでも、表に出さず、落ち着いて振る舞います。
上品な人の周りだけ、時間がゆっくり進んでいるかのようです。
ゆっくり落ち着いて振る舞うと、余裕があるように見える。
その余裕を醸し出した雰囲気が、上品で優雅な雰囲気へとつながっていくのです。
では、上品な人はどんなときでもゆっくりしているかというと、それは違います。
上品な人は、いざというとき、速やかに動きます。
きりっとした目つきに代わり、気合が入ります。
モードが「スロー」から「ファスト」に切り替わり、行動全体が俊敏になる。
ささっと動き、ささっと対処します。
歩き方・話し方・振る舞い方がスピーディーになります。
ゆっくりとした動きしかできないわけではなく、状況に応じて行動スピードを調整できているのです。
上品な人になりたいなら、状況に応じて、行動スピードを調整できるようになりましょう。
普段は落ち着いた振る舞いをしつつも、いざというときは、速やかに動けるようになっておきましょう。
迷惑がかからないよう、周りに合わせてスピードを調整することも大切です。
行動スピードを調整できる余裕があるからこそ、上品といえます。
速やかに行動するときでも、落ち着きは保つようにしてください。
スピードを出して行動しようとすると、慌ててしまい、落ち着きも失われがちです。
余裕を失って速やかに行動すると、ミスや失敗を招きます。
落ち着きを保って速やかに行動するから、ミスや失敗を防げます。
落ち着きは、24時間365日、必要です。
なかなか難しい場面もありますが、できるだけ落ち着きを保つよう心がけましょう。
上品な人になるためには、受け取る側より与える側になりましょう。
もちろん受け取るのが悪いわけではありません。
そもそも私たちは、まず受け取る側から始まります。
親から愛情や衣食住を受け取ります。
友人から情報や協力を受け取ります。
先生から指導や教育を受け取ります。
物質的にも精神的にも、多くの人から援助を受け取ります。
あなたも今まで多くの人からいろいろなものを受け取ってきたはずです。
受け取る側は、どれだけ楽でしょう。
物資、情報、時間。
勇気、安心、愛情。
無料でもらえるのなら、得しかありません。
受け取れれば受け取るほど、物欲・所有欲を満たせ、心を豊かにできます。
しかし、受け取るのはいいですが、受け取るばかりでは上品と言いがたい。
もらうことばかり考えているのは、せせこましい印象があります。
「欲しい、欲しい」とせがむのは、余裕がなく、下品な印象があります。
がつがつ受け取るばかりでは、品格が下がるのです。
上品な人になりたいなら、受け取る側より与える側になりましょう。
与えることができるのは、余裕がある証しです。
上品な人は、受け取る側ではなく、与える側になっています。
自分の知っている情報は、気兼ねなく相手に与えます。
大切な人の記念日には、プレゼントを贈ります。
明るく振る舞って、周りに元気を振りまきます。
大きな包容力で優しく接し、無償の愛で困っている人を助けます。
与える側になっているから、人間関係はますます良好になります。
受け取ることもいいですが、与える側になったほうが、もっと豊かになれます。
「自分」という存在が、人や社会に役立っている実感があるため、喜びと感動にあふれた人生を送れるのです。
上品な人になりたいなら、受け取る側ではなく、与える側になりましょう。
与えられるものは何でもかまいません。
知恵でも情報でも協力でもかまいません。
相手のためになるような情報があれば、気兼ねなく伝えましょう。
「こんな話があるよ」
「こんな情報があるよ」
「こういう方法があるよ」
自分の知っている情報を惜しみなく与えることに、お金はかからないでしょう。
出し惜しみをするのではなく、自分が知っている情報はどんどん伝えることです。
「与えるものは何もない」と思うかもしれませんが、小さなことでいいのです。
明るく声をかけるだけでかまいません。
「おはよう!」と声をかけるだけでも、元気を与えたことになります。
「応援しています!」「必ずうまくいくよ!」と優しい声をかけたら、勇気を与えたことになります。
相手は心がぽかぽか温かくなり、優しい気持ちになるでしょう。
お金は1円もかからなくても、与えることができる。
精神的なことでも、立派なプレゼントです。
もし思いがけない福を手に入れたとき、どうするか。
独り占めをするより、誰かとわかち合ったほうが、幸せが2倍になります。
わかち合う時間が、いい思い出にもなるでしょう。
与えることができる人には、素晴らしい5つの魅力があります。
「十分な余裕」「豊かな心」「寛容な精神」「大きな器」「深い愛情」です。
上品な人になりたいなら、受け取る側より与える側になりましょう。
上品だから与えるのではありません。
与えるから上品になっていくのです。
与えることで相手が喜んでくれることを、自分の喜びとすることです。
そうすれば、与えれば与えるほど、自分も嬉しくなって幸せになれます。
上品な人の特徴の1つは「去り際」に現れます。
去り際は、日常の何気ない瞬間ですが、品格につながる大切なポイントです。
上品な人は「去り方が美しい」という特徴があります。
お手洗いでは、次に使う人のことを考え、洗面台の水滴を拭き取ってから離れます。
飲食店で食べ終わったら、お皿やカトラリーを並べてから退店します。
カフェでは、椅子を元に戻してから、退店します。
ホテルでは、きちんと布団をたたんでからチェックアウトをします。
友人の家に遊びに行ったとき、きちんと後片付けをしてから帰ります。
職場を離れるときは、お世話になった方々にきちんとお別れの挨拶をしてから退職します。
「後のことは知らない」
「もう終わりだからどうでもいい」
「その場から離れるのだから、ほったらかしてもかまわない」
そうした考えは、上品とは言えません。
上品を心がけるなら、去り際こそ丁寧になりましょう。
客という立場であれ、ゲストという立場であれ、美しい去り方を心がけたい。
できれば自分が来る前よりきれいな状態で去るようにしたい。
来る前よりきれいにできないなら、せめて見苦しくないようにしてから去りましょう。
きれいな去り方ができると、美しい余韻が残り、次に使う人も助かります。
去り際が汚い人もいれば、美しい人もいます。
あなたはどちらの人間でしょうか。
「去り際は、あなたの本性が映し出される瞬間」と思ってください。
立ち去る瞬間とは、人の本当の姿が垣間見える瞬間です。
どうでもいいと思うのか、きちんとしようと思うのか、自分の良心が試される瞬間です。
「去り際なんて誰も見ていない」と思うかもしれませんが、それは思い込みです。
意外と去り際は見られています。
きちんと見ている人は見ています。
目立たないように思えますが、残っている人からすると、大変目立って見えています。
美しい去り方ができると「あの人はきちんとしているね」と喜んでもらえるでしょう。
きれいな去り方ができる人からは、優しい心と感謝の気持ちが感じられ、好印象なのです。
あなたは今、ある場所から立ち去ろうとしているかもしれません。
その瞬間が大切です。
あなたの品格が試される瞬間です。
去り際は、できるだけ美しい去り方を心がけましょう。
美しく去れる人は、心も美しい。
去り際が美しい人こそ、上品な人なのです。