無意識に爪を噛んでしまう。
無意識に髪を触ってしまう。
無意識に舌打ちをしてしまう。
無意識にペン回しをしてしまう。
無意識に貧乏ゆすりをしてしまう。
それぞれの癖は、言い換えると「癖のせいで無意識に体が動く」と言っていいでしょう。
癖は、癖だからこそ、無意識に出てしまうもの。
「しまった。またやってしまった!」の連続になります。
本人は意識していないため、あたかも誰かが自分の体を操っているように感じます。
この状態を客観的に見ると「癖によって体が支配されている状態」と言えるでしょう。
無意識の癖によって、あなたが操られている状態です。
癖に操られ、癖に踊らされ、癖に支配されてしまいます。
自分の意思とは関係なく、勝手に悪印象を持たれたり嫌われたりすることほど、低俗なことはありません。
癖に支配されていると、自分の体だけでなく、人生までコントロールできなくなります。
立場を逆転させましょう。
癖に支配されるのではありません。
癖を支配するのです。
あなたが主人になって、癖を支配しましょう。
私たちは、高度に発達した脳があります。
理性があり、自制心があり、思考力があります。
自分の意思で行動をコントロールすることができます。
その気になれば、欲や感情に逆らった行動もできます。
理性と自制心の力で、ぐっと癖を押さえ込みましょう。
癖の主人になって、自在に癖を操れるようになってください。
癖を身につけたり直したりやめたりするのは難しそうに思えますが、そう感じるだけです。
体に定着した動作の種類を変えるだけのこと。
無意識に動いてしまう癖がついているなら、無意識に動かない癖をつけることもできるはずです。
自分の意思で行動できるなら、自分の意思で癖を始めることもやめることもできるはずです。
癖は、習慣的動作にすぎません。
直らない癖は、1つもありません。
意識的に行動を整えることで、無意識の癖が変化して直していけます。
悪い癖に支配されてはいけません。
癖の主人になって、癖を支配してください。
良い癖も悪い癖も、あなたの意識と努力によって実現できます。
良い癖は、積極的に身につけましょう。
悪い癖は、積極的に直していきましょう。
良い癖も悪い癖も、あなたが主人になって支配すること。
癖を支配することが、人生を支配することになります。
人生を支配することで、あなたが望む人生を歩めるのです。