執筆者:水口貴博

悪い癖を直す30の方法

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癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。

癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。 | 悪い癖を直す30の方法

あなたの癖は、1日に何回繰り返されているでしょうか。

あなたの癖は、いつ、どこで、どんな状況のときに出やすいでしょうか。

癖があるのはわかっているものの、具体的に答えるとなると、意外と難しいのではないでしょうか。

無意識の癖があるとはいえ、程度はさまざまです。

軽度であれば重度もあります。

癖があるのはわかっていても、詳しい現状は、自分でもわかっていないことが多いのではないでしょうか。

そこで役立つのが「現状の記録」です。

癖を直すなら、まず癖の現状を記録して、客観的な状況を把握しましょう。

癖の現状を把握しないことには、対策も始まりません。

客観的に癖のレベルを把握するため、記録することが役立ちます。

記録したいポイントは、次の2つです。

  1. 癖の回数の記録
  1. 癖が出やすい場面の記録

少し面倒に感じるかもしれませんが、癖を直す一環です。

癖の現状把握に役立つため、きちんと自分の癖の現状を記録してみましょう。

癖の回数の記録

まず記録したいのは「癖の回数」です。

1日に何回癖を繰り返しているのか、正確に記録してみてください。

うっかり癖が出たら、ノートやメモ帳に記録します。

なかなか手間がかかって大変ですが、何とか1日だけ頑張ってください。

癖の回数の記録を見れば、いかに頻繁であるか客観的に把握できます。

「こんなにたくさんしているのか」と驚くこともあるでしょう。

思ったより回数が多くて、大きなショックを受けることもあるはずです。

癖の回数がわかれば、「何とかしなければいけない」と思い、モチベーションもアップします。

癖の回数の記録は、1回だけでもかまいませんが、余裕があれば、定期的に行うといいでしょう。

「1週間に1回」「10日に1回」「1カ月に1回」など、一定の間隔で癖の回数をチェックしてみます。

なかなか手間がかかるため、頻繁に確認するのは難しいですが、時間に余裕のあるタイミングなら難しくないでしょう。

定期的に確認すれば、癖の改善状況を「数字」を通して把握できます。

癖が出やすい場面の記録

どのような場面で癖が出やすいか記録しましょう。

大切なポイントは、3つあります。

  1. 時間
  1. 場所
  1. タイミング

つまり「いつ、どこで、どんなときに癖が出るか」です。

無意識の癖とはいえ、ある特定条件のとき、癖が出ている可能性があります。

癖が出るパターンは、さまざまでしょう。

たとえば「暇なとき、ペン回しをすることが多い」「おなかがすいたとき、爪を噛んでしまいやすい」などです。

あなたの癖が出るのは、どんな場面のときでしょうか。

小さなことでもいいので、具体的に記録しましょう。

時間・場所・タイミングの3つに注目して、癖が出る傾向をつかんでください。

癖が出やすい場面を記録することで、どんな場面で癖が出やすいか把握できます。

癖が出やすい場面を把握できれば、その場面になったとき、注意喚起を強化できます。

たとえば、信号待ちをしているときに、前髪をいじりやすい傾向があったとします。

信号待ちのときに癖が出やすいとわかっていれば、信号待ちのときに注意喚起を促せるでしょう。

ちょっとしたことかもしれませんが、癖の改善がスムーズになるポイントです。

悪い癖を直す方法(5)
  • 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
癖には、2種類ある。
良い癖と悪い癖。

悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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