執筆者:水口貴博

悪い癖を直す
30の方法

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「悪癖改善ノート」を作って、
日々の結果を記録する。

「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。 | 悪い癖を直す30の方法

きちんと癖を直すなら、作ってほしいものがあります。

「悪癖改善ノート」です。

「わざわざ専用ノートを作るなんて面倒くさい。大げさすぎる」と思ったあなた。

その油断がよくありません。

たしかにわざわざ専用ノートを作るのは少し面倒です。

大げさなのかもしれません。

「たかがノート」と思いたくなるのも無理はありません。

しかし、記録をつけることは、癖の改善に大変効果的です。

本気で癖を直すなら必需品です。

悪癖改善ノートを準備することで「公式感」が高まります。

記録をつけることは、意識を高めることにつながります。

癖を直す意識や緊張感は、日を追うごとに弱くなりがちですが、毎日結果を記録していればうまく保てます。

毎日記録をつけていけば、後から詳しく振り返ることもできます。

記録に残すことで少しずつ癖が直っていく様子を実感することができるでしょう。

自分の振る舞いを振り返ることになるので、よいトレーニングになります。

何がいけなかったのか反省することもできます。

悪いところが見つかれば、次から生かせます。

本気で癖を直したいなら、騙されたつもりで、ぜひ一度試してみてください。

文章形式で、その日の結果を記していきましょう。

「11月25日。今日はうっかり癖を出すことがあったが、以前より我慢することができた」

「11月26日。1回だけ衝動的に癖が出てしまった。油断してしまった。ストレスを感じた直後は危なそうだ」

「11月27日。この日はしっかり癖を我慢できた。この調子で、明日も頑張っていきたい」

長文であってもいいですが、数行でも十分です。

記録をつけるたびに「今日もよく頑張った。明日も頑張ろう」と思えます。

数字による記録もおすすめです。

癖を出してしまった回数を、毎日記録していきます。

癖が少しずつ直っていく様子を、数字の変化を通して目で確認することができます。

数字が減っていくことに快感を覚えれば「また明日も頑張ろう」と思えます。

記録は、就寝前に記録をつけるといいでしょう。

「今日も頑張った。明日も頑張ろう」と、スムーズに1日の反省ができます。

記録をつけるとはいえ、大きな手間暇がかかるわけではないはずです。

もともと日記の習慣があるなら、一緒に書いてみてもOKです。

日記のネタにもなるので、一石二鳥です。

癖が直るまでは、癖の内容を中心としたネタにするもの悪くないでしょう。

ノートに記録をつけるのは大変ですが、ずっと続けるわけではありません。

せめて癖が直るまでの期間限定で記録できれば十分。

結果を記録するとはいえ、せいぜい数カ月でしょう。

「たった数カ月」と思えば、気楽に感じるのではないでしょうか。

数カ月すら長く感じるなら、1カ月だけでもいいので続けてみてください。

きちんと毎日ノートに記録をつけることができれば、その時点で癖の改善が約束されたようなもの。

癖が直った後は「思い出のノート」に変わっているはずです。

悪い癖を直す方法(11)
  • 「悪癖改善ノート」を作って、日々の記録をつける。

悪い癖を直す30の方法
悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。<br>癖の直し方を知らないだけだ。
    癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。<br>癖を支配するのだ。
    癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。<br>ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
    癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
    悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
    癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。<br>良い癖と悪い癖。
    癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。<br>自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
    「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。<br>宣言書を書くから、決意が固まる。
    決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。<br>スマートな自分に生まれ変わることでもある。
    悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。<br>ストレス、快感、模倣。
    癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
    「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。<br>信じるから、癖が直る。
    疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。<br>最初の目標は「半分」で十分。
    いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
    物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
    見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
    「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。<br>「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
    癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。<br>腕組み、握り拳。
    癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
    「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。<br>ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
    素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
    悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
    癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
    「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。<br>自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
    自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
    癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
    癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。<br>反省するのだ。
    うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
    癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。<br>悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
    悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。<br>面白がったら、簡単に悪い癖は直る。
    悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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