執筆者:水口貴博

悪い癖を直す30の方法

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「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。

「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。 | 悪い癖を直す30の方法

本気で癖を直すなら「特訓期間」を作りましょう。

「のんびり直していく」

「マイペースで癖を直す」

「気分に任せて直していく」

そういう取り組み方も悪くありませんが、注意したほうがいいでしょう。

「癖が直るまで」という取り組み方も悪くありませんが、計画的ではありません。

人間は本来、怠け者です。

計画がなければ、惰性に流されがちです。

無計画は、失敗を招く原因になります。

決意や覚悟が緩いと、なかなか気合が入りません。

いつまで頑張っていいのか、期限がわかりません。

具体的な期間がないと、取り組み方も適当になります。

最初は癖を直すつもりでも、気づけば、取り組みが消えてなくなっているのです。

そこで大切なのは「特訓期間」です。

特訓期間といえば、勉強やスポーツでよく聞かれる言葉ですが、癖を直すときも有効です。

特訓期間のありなしで、癖の直り方が変わります。

特訓期間を作ると「今は大事なときだから、集中的に頑張ろう」と思えます。

心の整理ができ、気持ちの切り替えができるようになります。

特訓期間があるから、意識が高まり、それらしく頑張れます。

部活動でも、特訓期間があると上達が早くなるように、癖を直すときも、特訓期間があると、改善が早くなります。

なかなかうまくいかなくても「今は特訓期間だ」と自分に言い聞かせることで、根気を振り絞って頑張れます。

癖を直すことに全エネルギーを集中できるため、直るのも早くなるのです。

特訓期間を作ることで、開始と終了が明確になります。

「特訓期間が終わるまでに癖を直す!」と意気込むことができ、モチベーションを保ちやすくなります。

癖を直すなら、だらだら取り組むより、集中的に取り組んだほうが達成しやすくなります。

さあ、今すぐ特訓期間を作りましょう。

カレンダーに特訓期間を書き込めば、具体的になります。

「特訓期間」という名前で書き込み、カラーマーカーで色づけすると、目で確認しやすくなります。

癖を直す意識が高まって、自然と気合も入るでしょう。

特訓期間は、少なくとも3週間はあったほうがいいでしょう。

あまり期間が短すぎると不十分になります。

長い分にはいいですが、短くても3週間は続けたい。

「特訓期間の終了までには、きちんと癖を直す」という目標ができるから、気合が入ります。

特訓期間が終了するころには、あなたは生まれ変わっているはずです。

悪い癖を直す方法(23)
  • きちんと「特訓期間」を作って、集中的に取り組む。
自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。

悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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