執筆者:水口貴博

悪い癖を直す
30の方法

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物理的に不可能な状態にしておけば、
癖が直るのも早くなる。

物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。 | 悪い癖を直す30の方法

癖を直すなら、物理的に不可能な状態にする方法が有効です。

癖は、無意識に出やすい特徴があります。

意識をして癖を直すことも有効ですが、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。

意識をしていても、知らず知らずのうちに出てしまう癖があるもの。

そんなとき、物理的に不可能な状態にすれば、癖が直るのも早くなります。

「物理的に不可能な状態にできるのか」と思いますが、知恵と工夫次第です。

たとえば、爪を噛む癖があるとします。

無意識のうちに爪を噛む癖があって、爪がぼろぼろになっていて悩む人が多いでしょう。

こういうときは「指先にばんそうこうを貼る」という方法があります。

ばんそうこうが爪をおおうため、爪を噛もうにも噛めなくなります。

ばんそうこうなら、周りから見ても不自然な様子には見られないでしょう。

ペン回しの癖があるとします。

普段使っているペンを、いびつな形のペンに変えるのも1つのアイデアです。

文房具店に行けば、一般的なペンだけでなく、ユニークなペンも販売されているでしょう。

いびつな形のペンであれば、ペン回しをしたくてもできないため、癖が直るのも早くなります。

前髪を触ってしまう癖があるとします。

オールバックの髪型にすれば、前髪を触りたくても触れなくなります。

オールバックが恥ずかしいなら、その上から帽子をかぶれば自然になるでしょう。

クレジットカードを使いすぎる癖があるとします。

「クレジットカードを持ち歩かない」「クレジットカードを解約する」といった方法が有効です。

不便は生じるかもしれませんが、お金の無駄遣いを増やすことに比べれば、はるかに健全でしょう。

物理的に不可能な状態にしておけば、クレジットカードを使いすぎる心配はなくなります。

もちろんすべての癖に通用する方法ではありません。

物理的に不可能な状態にしたくても難しい場合もありますが、知恵と工夫を働かせてアイデアを考えてください。

あなたの知恵の見せどころです。

物理的に不可能にする方法は、癖のタイプによってさまざまです。

私たち人間は高度な知性があるのですから、しっかり頭をひねれば、1つくらい工夫をひねり出せるはずです。

不可能にする工夫が難しいなら、不便にさせる工夫でもかまいません。

物理的に不可能な状態にする方法が思いつけば、忘れないうちにノートに書き留め、さっそく生活に取り入れてみましょう。

不便が生じることもありますが「一定期間」という条件なら、我慢もしやすいでしょう。

物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなるのです。

悪い癖を直す方法(14)
  • 知恵と工夫を働かせて、物理的に不可能な状態にさせておく。
見られている意識を持つ。

悪い癖を直す30の方法
悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。<br>癖の直し方を知らないだけだ。
    癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。<br>癖を支配するのだ。
    癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。<br>ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
    癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
    悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
    癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。<br>良い癖と悪い癖。
    癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。<br>自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
    「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。<br>宣言書を書くから、決意が固まる。
    決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。<br>スマートな自分に生まれ変わることでもある。
    悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。<br>ストレス、快感、模倣。
    癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
    「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。<br>信じるから、癖が直る。
    疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。<br>最初の目標は「半分」で十分。
    いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
    物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
    見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
    「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。<br>「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
    癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。<br>腕組み、握り拳。
    癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
    「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。<br>ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
    素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
    悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
    癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
    「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。<br>自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
    自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
    癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
    癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。<br>反省するのだ。
    うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
    癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。<br>悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
    悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。<br>面白がったら、簡単に悪い癖は直る。
    悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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