癖を直すなら、物理的に不可能な状態にする方法が有効です。
癖は、無意識に出やすい特徴があります。
意識をして癖を直すことも有効ですが、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。
意識をしていても、知らず知らずのうちに出てしまう癖があるもの。
そんなとき、物理的に不可能な状態にすれば、癖が直るのも早くなります。
「物理的に不可能な状態にできるのか」と思いますが、知恵と工夫次第です。
たとえば、爪を噛む癖があるとします。
無意識のうちに爪を噛む癖があって、爪がぼろぼろになっていて悩む人が多いでしょう。
こういうときは「指先にばんそうこうを貼る」という方法があります。
ばんそうこうが爪をおおうため、爪を噛もうにも噛めなくなります。
ばんそうこうなら、周りから見ても不自然な様子には見られないでしょう。
ペン回しの癖があるとします。
普段使っているペンを、いびつな形のペンに変えるのも1つのアイデアです。
文房具店に行けば、一般的なペンだけでなく、ユニークなペンも販売されているでしょう。
いびつな形のペンであれば、ペン回しをしたくてもできないため、癖が直るのも早くなります。
前髪を触ってしまう癖があるとします。
オールバックの髪型にすれば、前髪を触りたくても触れなくなります。
オールバックが恥ずかしいなら、その上から帽子をかぶれば自然になるでしょう。
クレジットカードを使いすぎる癖があるとします。
「クレジットカードを持ち歩かない」「クレジットカードを解約する」といった方法が有効です。
不便は生じるかもしれませんが、お金の無駄遣いを増やすことに比べれば、はるかに健全でしょう。
物理的に不可能な状態にしておけば、クレジットカードを使いすぎる心配はなくなります。
もちろんすべての癖に通用する方法ではありません。
物理的に不可能な状態にしたくても難しい場合もありますが、知恵と工夫を働かせてアイデアを考えてください。
あなたの知恵の見せどころです。
物理的に不可能にする方法は、癖のタイプによってさまざまです。
私たち人間は高度な知性があるのですから、しっかり頭をひねれば、1つくらい工夫をひねり出せるはずです。
不可能にする工夫が難しいなら、不便にさせる工夫でもかまいません。
物理的に不可能な状態にする方法が思いつけば、忘れないうちにノートに書き留め、さっそく生活に取り入れてみましょう。
不便が生じることもありますが「一定期間」という条件なら、我慢もしやすいでしょう。
物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなるのです。