執筆者:水口貴博

悪い癖を直す30の方法

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素早く動いていると、なかなか癖が直らない。ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。

素早く動いていると、なかなか癖が直らない。ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。 | 悪い癖を直す30の方法

慌てた行動をしていませんか。

スピード重視で生活していませんか。

たしかに行動は、遅いより早いほうがいいのは間違いありません。

普段から早口・早食い・早歩きを心がけている人も多いでしょう。

さっさと重い腰を上げて取り組んだほうが、仕事が終わるのも早くなる。

家事も仕事も勉強も、スピードを意識して行動したほうが早く片付くでしょう。

できるだけスピードを持って行動したほうが、仕事が片付くのも早くなります。

のろのろ仕事をするより、てきぱき仕事をするほうが評価されます。

現代社会は、スピード社会でもあります。

「速い」というだけで評価される時代です。

「スピード重視」「スピードが正義」と考える人も多いでしょう。

特にせっかちな人は、早い行動が当たり前になっているでしょう。

スピードが速いに越したことはないと思えますが、癖を直すときには注意が必要です。

素早く動いていると、不注意も増える傾向があります。

癖を直すためには、一つ一つの行動に意識を向ける必要があります。

焦って行動していると、不注意が起きやすくなります。

心拍数も上がって、興奮状態になる。

興奮状態になると、心に余裕がなくなる。

心に余裕がなくなると、いらいらしやすくなる。

いらいらすると、ますます不注意が増え、癖を直すのに苦労します。

焦っていると、なかなか癖が直らないのです。

そこで心がけたいのが「ゆっくり動く」ということです。

ゆっくり動くとはいえ「もたもたした動作」ではありません。

あくまで「落ち着いた動作」です。

全体的にゆっくりした動作を心がけましょう。

体全身で「ゆっくり」を体現してください。

話すスピード、歩くスピード、しぐさのスピード。

いらいらしているときも、心を落ち着かせ、ゆっくりした動きを心がけたい。

時間がなくて余裕がないときは難しいかもしれませんが、できるだけ心がけてください。

ゆっくり動いていると注意力が高まって、一つ一つの行動に意識を向けることができるようになります。

冷静に落ち着くこともできる。

無意識の癖が出そうになったとき、気づきやすくなります。

「おっと、いけない。癖が出そうになった」と、ぎりぎり手前で抑止できます。

結果として、癖を直しやすくなるのです。

なによりゆっくり動いていると、上品で優雅に見えます。

落ち着いた大人らしい雰囲気が漂い始めます。

ぜひ今日から試してみましょう。

ゆっくり動いていると、きちんと癖が直るのです。

悪い癖を直す方法(20)
  • 落ち着いた行動を心がける。
悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。

悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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