初めの1歩は誰でも怖い。
どうなるのかわかりません。
どんな雰囲気かわかりません。
どんな出来事が待ち受けているのかわかりません。
「笑われるかもしれない」
「恥をかくかもしれない」
「損をするかもしれない」
さまざまな不安や心配が出てくると、恐怖感が強くなります。
緊張してくると、体も硬直します。
嫌な妄想が膨らみ、そのうち手足が震えてくるかもしれません。
初めて経験することなら、誰でもストレスがあって当然です。
しかし、恐怖がずっと続くわけではありません。
怖いのは初めの1歩だけです。
初めの1歩さえ踏み出せば、それがどんなものなのか具体的にわかります。
様子がわかり、手応えが得られ、雰囲気がつかめます。
1歩目には、大きなエネルギーを使うかもしれませんが、逆に言えば、大変なのは1歩目だけです。
2歩目以降は、恐怖が半減して、エネルギーもあまり使いません。
小さな力ですいすい前に進めるようになります。
後になるにつれて、ストレスが減って、楽になります。
慣れてしまえば、恐怖のかけらすらなくなります。
勢いに乗ってしまえば、今度は止まるほうが難しくなるでしょう。
「怖いのは初めの1歩だけ」と考えましょう。
初めての対面、初めての仕事、初めての土地。
初めての経験はすべて同じです。
あらかじめ法則がわかっていれば、初めの1歩が怖くても、いつものこととして冷静になれます。
怖いのが嫌なら、なおさら初めの1歩を踏み出すことです。
じっとしているから恐怖がエスカレートします。
恐怖を打ち消すのは、行動です。
軽い気持ちでいいのです。
1歩を踏み出せば、すぐ恐怖は消えてなくなります。