ネガティブな人とポジティブな人の、違いの1つ。
それは、比較対象の違いです。
比較できるなら何でも良いわけではありません。
ネガティブな人は、自分の弱いところを考える癖があります。
「字が汚い」
「絵を描くのが下手」
どう100点を取るか。
ポジティブな人とネガティブな人は、100点の取り方にユニークな差があります。
ネガティブな人は、1回で100点を取ろうとします。
仕事には、結果とプロセスがあります。
結果とプロセスのどちらが大事でしょうか。
結果さえよければ、プロセスは投げやりでもいいのか。
ネガティブな人は、複雑に考える習慣があります。
仕事でも私生活でも、物事を複雑に考えたがります。
「難しく考えたほうが社会人らしい」
ネガティブな人は、本を読む習慣がありません。
普段から活字を読むこともあまりありません。
「本を読む時間がない」
ポジティブ・ネガティブの要因の1つ。
それは、普段の表情です。
顔は、表情をつくるだけでなく、感情を生み出す場所でもあります。
誰にでも思い出したくない過去があるでしょう。
失敗や失態などの苦い思い出です。
もちろんたまには過去を振り返って、懐かしさを味わうのもいいでしょう。
1人で静かに考える時間はありますか。
陰気な雰囲気があってネガティブに思えるかもしれませんが、誤解です。
心を豊かにするためには大切な時間。
ネガティブな人は、短期で考える傾向があります。
目標や計画を立てるとき、短い期間を好みます。
たとえば、1日・1週間・1カ月などです。
ニュースの選び方は、気持ちにも影響します。
ニュースにはさまざまなジャンルがあります。
ここでは、ジャンルではなく「明るいニュース」「暗いニュース」という視点で考えてみます。
あなたは自分を、運がいい人間だと思いますか。
自分を運がいいと思うかどうかは、ポジティブになれるかどうかに関係しています。
もちろん運は、あくまで運。
チャンスをつかめるかどうかは、タイミングが重要です。
行動するタイミングによって、チャンスをつかめることもあれば、まったく逃してしまうこともあります。
さて、良いタイミングとして思い浮かべるのは、やはり「ベストタイミング」でしょう。
朝食をきちんと食べていますか。
朝食とポジティブに関係があるのかと思いますが、大ありです。
ポジティブな考え方が生まれるのは、脳です。
ネガティブな人に多く見られる特徴が、運動不足です。
日頃から体を動かす機会も少ない。
運動量が少ないと、なかなかポジティブになれません。
ネガティブな人は、夜型の生活を好む傾向があります。
夜が大好きで、夜更かしもしばしば。
昼夜逆転の生活を送っていることも珍しくありません。
精神状態は、生活環境からも影響を受けます。
なかでも特に強く影響を受けるのは、自分の部屋。
自分の部屋は、過ごす時間も長いため、気づかないうちに住人の心に影響します。
ポジティブやネガティブな感情は、脳から生まれます。
脳の調子が悪ければ、精神状態にも悪影響。
ポジティブな気持ちは湧きにくくなる一方、ネガティブな気持ちが湧きやすくなります。
あなたには、何でも話せる友人が何人いますか。
「何でも話せる」という点が重要です。
家族や恋人を除いて考えてみてください。
ポジティブな人とネガティブな人の差が現れやすい場面の1つ。
それは、トラブルが起こったときの対応です。
普段ストレスのない状態で、人の内側はなかなかわかりません。
記録をつける習慣はありますか。
記録に関することならすべて対象です。
日記・チェックシート・手帳・カレンダー。
世の中には、考えてもわからないことがあります。
考えてもわからないことへの対処の仕方で、ポジティブとネガティブの差が出ます。
ネガティブな人は、考えてもわからないことまで考えます。
ネガティブな人は「もうダメだ」という口癖があります。
勉強で少しつまずくと「もうダメだ。合格できない」と嘆く。
仕事でうまくいかないことがあれば「もうダメだ。上司に叱られる」と嘆く。
ポジティブな人とネガティブな人の、違いの1つ。
それは、失敗の受け止め方です。
失敗は悪者扱いされがちですが、受け止め方で印象が変わります。
ネガティブな人は、成功すると、まず調子に乗ります。
調子に乗るのはいいのです。
勢いとリズムに乗って仕事をすれば、物事がスムーズに進み、さらなる成功を呼ぶでしょう。
難しそうなことがあったとき、どうするか。
ポジティブとネガティブの違いが表れやすい点です。
ネガティブな人は、難しそうなら最初から諦めます。
「失敗は、避けるものではなく求めるもの」
こう聞けば、多くの人が違和感を持つに違いありません。
失敗をひとくくりで考えていませんか。
ネガティブな人は「人生に1つの無駄もあってはいけない」と考えています。
結果が出なければ「無駄なことをした」と自分を責める。
報われなければ「意味がなかった」とため息をつく。
ネガティブな人は、先生からしか学ぼうとしません。
先生だけが先生だと思っています。
たとえば、学識のある人や指導的立場にある人です。
「性格を改善したい」
「もっと優しい心を持ちたい」
「もっとポジティブになりたい」
ネガティブな人とポジティブな人の、違いの1つ。
それは、比較対象の違いです。
比較できるなら何でも良いわけではありません。
比較対象を間違えるとネガティブを招く原因になるため、慎重になる必要があります。
ネガティブな人は、他人と比較する癖があります。
自分の客観的な状態を知りたいとき、まず他人と比較することを好みます。
たとえば、友人との会話を通して、自分の生活水準は相手より上か下かに気づくことがあります。
他人と比較する行為はよくしがちですが、ネガティブな気持ちを生み出す原因になります。
他人と比較すると、優越感であれ劣等感であれ、心の平静が乱れやすくなります。
他人と比較すると、優越感や劣等感などの感情を抱きます。
「あの人のほうが裕福、貧乏」
「あの人のほうが幸せ、不幸」
「あの人のほうが、家が大きい、小さい」
他人と比べたとき、自分のほうが下なら、劣等感を持つでしょう。
「自分が情けない」「恥ずかしい」と自分を責めたり恥じたりして、自信を失う原因になります。
「あの人が憎い」「悔しい」など、不毛な嫉妬や恨みを生む原因にもなるでしょう。
では、自分が上なら良いかというと、それも違います。
優越感は、快感である一方、相手を見下した気持ちがあるため、これも健全な心とは言えません。
優越感のどこかには、軽蔑の心が隠れています。
つまり、他人と比較しているかぎり、優越感・劣等感を抱くことになり、心の平静を乱してしまうのです。
では、健全な心を保つにはどうすればいいのか。
比較対象を改める必要があります。
それが、過去の自分との比較です。
ポジティブな人は、他人と比較するのではなく、過去の自分と比較します。
以前の自分と比べて、自分の成長の様子に着目します。
比較対象があくまで自分なので、自分の行動や成長に集中できます。
行動や成長が感じられれば、自信につながります。
行動や成長が足りなければ、反省を促せます。
嬉しい気持ちも悔しい気持ちも、あくまで自分に向いた感情なので健全です。
嬉しさも悔しさもバネにすれば、大きく飛躍する力に転換できます。
ネガティブな人は、自分の弱いところを考える癖があります。
「字が汚い」
「絵を描くのが下手」
「運動神経が鈍い」
「記憶力が弱い」
「方向音痴」
「感情移入が苦手」
「我慢に弱く、諦めやすい」
長所や得意を見ようとせず、自分の短所や苦手ばかり考えています。
そのため、いつもため息ばかり。
「自分が情けない」
「自分には何の取り柄もない」
「自分に自信がない」
自分で自分を責めたり傷つけたりしてしまいます。
しかし、人間は不完全な生き物。
誰にでも弱いところがあるのは当然です。
すべてに強い万能人間はいません。
自分の弱いところばかりを考える癖があるかぎり、ネガティブから抜け出せません。
ポジティブになるには、自分の強いところを考えることがポイントです。
ポジティブな人は、自分の弱いところは無視して、まず強いところを考えます。
「早起きに強い」
「料理をつくるのが上手」
「単純作業が得意」
「歩くのが速い」
「どこでも寝ることができる」
「何事も真面目」
「我慢に強く、粘り強い」
短所や苦手なことは考えず、長所や得意なことだけ考えます。
強いところだけ考えていると、自分の能力や可能性に気づけます。
「自分にはたくさんの取り柄がある。やればできる人間だ」
だんだん気持ちがポジティブになり、自分に自信と誇りを持てるようになります。
弱いところを見るより、強いところを見る癖をつけたほうが、心を健全な状態にできます。
どう100点を取るか。
ポジティブな人とネガティブな人は、100点の取り方にユニークな差があります。
ネガティブな人は、1回で100点を取ろうとします。
最初から完璧を狙おうとする。
大きな仕事を、1回で終わらせようとする。
いきなり大勝負に出て、勝とうとする。
たしかに1回で100点を取ることができれば、どれだけ素晴らしいでしょうか。
一発で偉業を達成できるのは、超人的であり記録的なことでしょう。
周りから「すごい」「素晴らしい」「おめでとう」など、称賛と絶賛の嵐が吹き荒れるに違いありません。
しかし実際のところ、1回で100点を取る方法は極めて困難です。
死ぬほど努力をしなければなりません。
押しつぶされそうなほどの不安とストレスに耐えなければいけません。
才能・センス・時の運が必要になることもあるでしょう。
人の縁が必要になることもあります。
それだけ多くの困難を乗り越えたとしても、うまくいかない可能性は十分あります。
なにより1回で100点を取る方法は、挫折をしやすいデメリットがあります。
非現実的なほど厳しい目標が立ちはだかると、多くの人が戸惑うでしょう。
成功できる可能性は極めて低くなり、諦めやすくなるのです。
一方、ポジティブな人は考え方が違います。
ポジティブな人は、いきなり100点を取ろうとしません。
1点を100回取ろうとします。
いきなり100点を取るのは難しくても、1点を取るだけなら簡単でしょう。
ポジティブな人は、この1点を軽視しません。
1点を100回繰り返せば、100点になります。
1点は地味でも、立派な前進です。
時には、1点が成否を分けることもあります。
大学受験では、たった1点で合格・不合格を分けることがあります。
1点をばかにして笑う人は、1点に泣きます。
小さなことを積み上げて、大きなことを達成するのはポジティブな考え方です。
1歩ずつ前進する。
1つずつ積み上げる。
小さな1点を積み上げるほうが、着実に100点に近づいていけるのです。
仕事には、結果とプロセスがあります。
結果とプロセスのどちらが大事でしょうか。
結果さえよければ、プロセスは投げやりでもいいのか。
プロセスを大事にすることが、良い結果につながるのか。
この問いには、ポジティブな人とネガティブな人の差が現れます。
ネガティブな人は、結果だけ大事にしようとする傾向があります。
「とにかく結果がすべて」
「結果さえ出れば、プロセスはどうでもいい」
「プロセスを気にしたところで、結果が出なければ無意味」
もちろん結果は大切です。
特にビジネスなら、結果は最重要事項でしょう。
結果が出ないなら、価値がないという状況もたしかにあります。
しかし、結果だけ大事にしようとすると、無理が生じたり不自然になったりします。
結果だけ大事にする一方、プロセスを軽視しがちです。
仕事における、充実感や満足感、喜びや楽しみが得られにくくなる。
実際のところ、結果が決まる大半の要因は、プロセスです。
正しいプロセスがあるからこそ、正しい結果が出ます。
素晴らしいプロセスがあるからこそ、素晴らしい結果が出ます。
にもかかわらず「結果さえ出せば、プロセスはどうでもいい」と考えると、矛盾が生じ、かえって結果が出にくくなります。
結果だけ大事にすればするほど、かえって結果が出にくくなる矛盾に陥るのです。
ポジティブな人は、プロセスも大事にしようとする。
もちろん結果も大事にしますが、まず大事にすべきはプロセスだと考えています。
プロセスを大事にすると、仕事をしながら充実感や満足感、喜びや楽しみが得られやすくなります。
充実感や満足感があると、集中力・根気・やる気も長続きします。
喜びや楽しみがあると、もう一踏ん張りができ、底力が発揮しやすくなります。
人は、心が充足されているかぎり、無尽蔵の力を発揮します。
プロセスを大事にすることは、短期的にネガティブでも、長期的にはポジティブです。
プロセスを大事にすることは、ゆくゆくは結果を大事にすることでもあります。
ネガティブな人は、複雑に考える習慣があります。
仕事でも私生活でも、物事を複雑に考えたがります。
「難しく考えたほうが社会人らしい」
「複雑に考えることが、努力と一生懸命である証拠」
「入り乱れた考え方のほうが、頭が良いと思われるだろう」
さまざまな理由や魂胆があって、複雑に考えることを好みます。
しかし、往々にして複雑に考えると、良い結果になりません。
まず考えるだけで疲れてしまいます。
複雑に考えると、頭脳のパワーが必要になるため、時間や労力がかかって疲れやすくなります。
本来なら簡単に終わることを、自分から余計な遠回りをして、わざわざ難しくさせている状態です。
ごちゃごちゃ考えているうちに収拾がつかなくなり、考え方もネガティブに陥ってしまうのです。
ポジティブな人は、何事もシンプルに考える習慣があります。
シンプルであることが最良だと考えています。
一見複雑そうなことも、本質を見極め、単純化させます。
すでにシンプルなことがあれば「もっとシンプルにできないか」と追求します。
シンプルに考えられることなら、シンプルに考えます。
シンプルには、多くのメリットがあります。
シンプルに考えることで不快の要因が取り除かれ、考え方も生き方も快適になります。
心も軽くなり、生きやすくなるのです。
ネガティブな人は、本を読む習慣がありません。
普段から活字を読むこともあまりありません。
「本を読む時間がない」
「本を買うお金がない」
「読書なんて疲れる」
「本を読まなくても生きていける」
「そもそも活字が嫌い」
読書や活字に抵抗感があり、読もうとしません。
もちろん本を読む・読まないは、個人の自由です。
読みたくなければ、無理に心がける必要はないでしょう。
人生の自然な成り行きの中で、学びや発見を得るのも悪くありません。
しかし、本を読まないことは大きな機会損失でもあります。
本には多くの学びが詰まっています。
いわば、人生に役立つ情報の宝庫。
仕事の知識・生活向上の知恵・人生の教訓など、貴重な人生に必要なエッセンスがぎゅっと詰まっています。
「本代が高い」と思うかもしれませんが、役立つ情報をわずかな金額で手に入れられるのですから、むしろ格安です。
中には先人が苦労を重ねて経験した、貴重な体験談もあります。
本を読まないと、貴重な情報を得る機会を失うため、学びや成長のスピードが遅くなります。
ポジティブな人は、本の価値や存在意義をよく理解しています。
ポジティブな人は、読書の習慣があります。
ときどき読むのではなく、教養や気分転換として活字を読む習慣があります。
時間さえあれば、1ページでも読もうとする。
なかなか寝付けないときは、読書を睡眠薬の代わりにする。
知は力です。
現代社会では、腕力より知力のほうが役立ちます。
自分の考え方や生き方を、短時間で高めてくれます。
仕事の知識・生活向上の知恵・人生の教訓などは、見方を変えると、ポジティブな情報でもあります。
ポジティブになるから読書をするのではありません。
読書をするから、ポジティブになれるのです。
読書の習慣があれば、定期的にポジティブな情報を吸収できるため、どんどん元気になれます。
ポジティブ・ネガティブの要因の1つ。
それは、普段の表情です。
顔は、表情をつくるだけでなく、感情を生み出す場所でもあります。
表情を意識することで、自分の感情をコントロールできるようになります。
ネガティブな人は、いつもむっつりしています。
基本的に無愛想。
いつも不満そうな表情を浮かべ、幸せが薄そうな顔つきになっています。
嬉しいことがあっても、無表情で「ありがとう」と言うだけ。
感謝の言葉はあっても、感謝の表情になっていません。
嬉しいことや楽しいことがあったときだけ、にこにこします。
ネガティブな人だから元気のない表情で当然と思うかもしれませんが、違います。
むっつりするから、ネガティブになるのです。
表情は、感情をつくり出す発電所のようなもの。
無愛想になっていると、不快・不安・憂うつの感情が生まれ、ネガティブ思考が加速します。
ポジティブな人は、いつもにこにこしています。
特別嬉しいことや楽しいことがなくても、普段からにこにこした表情です。
口を閉じたまま、口角が上がっています。
明るい話は明るい表情で話しますが、暗い話も明るい表情で話します。
にこにこしていると、表情筋の信号が脳に伝わり、脳は「嬉しい出来事が起こっている」と錯覚します。
脳は、幸せな気持ちにさせる物質「ベータエンドルフィン」を分泌し始め、本当に明るい気持ちになります。
ポジティブだからにこにこしているのではありません。
にこにこしているからポジティブになるのです。
誰にでも思い出したくない過去があるでしょう。
失敗や失態などの苦い思い出です。
もちろんたまには過去を振り返って、懐かしさを味わうのもいいでしょう。
当時の未熟だった自分を振り返ることで、現在の成長に気づき、自信を得ることもあるはずです。
ただし、適度が大切であり、過度には注意が必要です。
ネガティブな人の場合、不必要に過去を振り返り、過去の失敗をほじくり返す癖があります。
「恥ずかしい失敗だった」と思い出しては、赤面する。
「自分は愚かだった」とくよくよしながら、自分を責める。
「あのとき、こうしておけば良かった」と悔やんで、ため息をつく。
すでに過去の話であるにもかかわらず、何度もしつこく振り返ります。
過去の失敗をほじくり返す癖があると、なかなかポジティブになれません。
過去の失敗をほじくり返すたびに、嫌な気持ちがよみがえるため、元気がなくなるのです。
ポジティブな人は、むやみに過去の失敗をほじくり返すことはありません。
失敗したのは事実でも過去の話。
過去の失敗は済んだこととして無駄に考えません。
失敗直後は、悪いところだけ反省して、次に生かします。
反省と改善ができれば、くよくよしても意味がありません。
大切なのは、これからの生き方です。
後ろは振り向かず、前を見ます。
過去の失敗を生かしながら、現在と未来に集中します。
常に気持ちが前向きになるので、どんどん成長できるのです。
1人で静かに考える時間はありますか。
陰気な雰囲気があってネガティブに思えるかもしれませんが、誤解です。
心を豊かにするためには大切な時間。
1人で静かに考える時間を通して自分を見つめることができ、考えや気持ちを整理できます。
ネガティブな人は、1人になる時間を否定します。
「1人になるのは寂しい」
「1人でいても暇で、することがない」
「みんなで一緒にいるほうが、明るく楽しくて面白い」
1人になるのを嫌がり、いつも誰かといたがります。
友人の輪の中にいるのは健全であるように思えますが、時にはデメリットもあります。
いつも誰かといると、人と話すことができる反面、自分と話すことができなくなります。
にぎやかな時間を楽しめる反面、気持ちを落ち着かせる時間がなくなるでしょう。
寂しい気持ちを紛らわせられる反面、自分の正直な気持ちと向き合えなくなるでしょう。
いつも誰かといると、考えや気持ちを整理するのが難しくなり、誤った判断や余計な行動をしやすくなるのです。
しかし、ポジティブな人は違います。
ポジティブな人は、1人で静かに考える時間があります。
もちろん人と過ごす時間もありますが、あくまで一時的です。
1人で静かに考える時間は生活に必要だと考えています。
「みんなといるのも楽しいが、1人でいるのも楽しい」
「考えや気持ちを整理するには、1人で静かになるほうがいい」
「1人になっているときこそ本当の自分」
どんなに忙しかろうと、1人で静かに考える時間を捻出します。
静かに1人で考える時間をつくると、雑念が取り払われ、さまざまな効果があります。
考えと気持ちが整理されると、心がすっきりします。
心が整理されるから、ポジティブな気持ちも生まれやすくなります。
ネガティブな人は、短期で考える傾向があります。
目標や計画を立てるとき、短い期間を好みます。
たとえば、1日・1週間・1カ月などです。
もちろん仕方ない都合があって、短期で考えるしかない状況もあるでしょう。
たまには短い期間も悪くありません。
短期勝負という状況は、一時的にモチベーションを高め、作業効率を促す効果もあります。
しかし、あくまで一時的な話であり、いつも短期で考えるのは好ましくありません。
遠くの景色ではなく、近くの景色を見ている状態。
短期で考えると、視野や考え方が狭くなります。
タイムプレッシャーも、適度ではなく、過度になりやすい。
時間的・精神的に余裕がなくなると、トラブルに弱くなります。
少しでもトラブルが発生すると、一気に予定が狂い、切迫した状況に陥ります。
立て直したくても、その余裕がない。
焦りがさらに焦りを招き、悪影響しかなくなるのです。
ポジティブな人は、長期的に考える傾向があります。
目標や計画を立てる場合は、事情がないかぎり、月単位や年単位が基本です。
就職先を考えるときも、仕事のキャリアを考えるときも、長期を基本にします。
長期で考えると、視点が遠くになります。
1つや2つトラブルが発生しても、長期的に考えると小さなことだとわかるので、いらいらしません。
長期で考えると、時間的にも精神的にも余裕が生まれ、落ち着きやすくなります。
ゴールとして見ているのは、あくまで遠い先なので、今起こるトラブルは小さなこと。
「むしろ早めに弱点を気づけて良かった。おかげで改善できる」と喜ぶことさえあります。
大きな失敗を避けるためには、小さな失敗が必要です。
長期で考えると、たとえトラブルが発生しても、今後の改善に生かす余裕が生まれます。
ニュースの選び方は、気持ちにも影響します。
ニュースにはさまざまなジャンルがあります。
ここでは、ジャンルではなく「明るいニュース」「暗いニュース」という視点で考えてみます。
ネガティブな人は、明るいニュースより暗いニュースを見る傾向があります。
明るいニュースを見ることもありますが、さらりと見る程度。
その一方で、暗いニュースには釘付けになります。
まだ自分に関係するニュースならいいです。
暗いニュースにも役立つ情報があれば、仕事や生活に生かせるでしょう。
仕事に関係するニュースなら、暗い内容でもしっかり確認する必要があります。
しかし、ネガティブな人は、自分に無関係の暗いニュースまで見ています。
「窃盗団による車両の盗難」
「プロスポーツ選手による賭博問題」
「芸能人の離婚」
「政治家の不倫問題」
「金銭トラブルのもつれから発生した殺人」
暗いニュースを見ていると、ネガティブなキーワードがたくさん登場するので、だんだん心がどんよりしてきます。
汚く醜い映像を見ると、不快な気持ちになることもあるでしょう。
明るい気持ちになりたくても、暗いニュースに触れていると、だんだん気持ちが沈んでいくのです。
ポジティブな人は、暗いニュースより明るいニュースを見ます。
自分に無関係な暗いニュースは見ません。
自分に無関係な事故や事件を見ても、気持ちが沈むだけ。
見たい気持ちがあっても、役立たないとわかっているなら無視します。
その代わり、明るいニュースを見ようとします。
「スポーツ選手による快挙」
「夢に向かって挑戦する人たちの物語」
「とある企業が打ち出した便利な新商品や新サービス」
「自治体による若者を支援する新しい取り組み」
「暮らしやすくするための法律改正」
明るいニュースを見ていると、心に火がつきます。
「素晴らしい。自分も頑張ろう!」という気持ちになるでしょう。
私たちには、ニュースを選ぶ権利があります。
深く考えずニュースを見るのではなく、明るい気持ちにさせてくれるニュースを選ぶことが大切です。
あなたは自分を、運がいい人間だと思いますか。
自分を運がいいと思うかどうかは、ポジティブになれるかどうかに関係しています。
もちろん運は、あくまで運。
自然の成り行きであり、人間の意志を超越した働きです。
運をよくしたくても、偶然やタイミングの要因が強いため、個人の努力には限界があります。
しかし、自分のことを運がいいと思うかどうかで、出来事に対する感じ方や考え方が変わります。
ネガティブな人は「自分は運が悪い」と思っています。
運が悪いと思っていると、自分の身に起こることがすべて運悪く思えるようになります。
駅の改札を通ってホームに入った瞬間、電車が出発して間に合わなかったとき「自分は運が悪い」と腹を立てます。
逆に、出発直前の電車にぎりぎり間に合うと「良かった」と安心するだけになるでしょう。
買いたいものがあってデパートに行くと、ちょうど売り切れだったときも「自分は運が悪い」とため息をつきます。
逆に、ちょうど最後の1個が手に入ると「ぎりぎりだった」と普通に安心して終わりです。
「自分は運が悪い」と思うと、不運に注意が向くため、運の悪いことが多い人生だと感じやすくなる。
ますますいらいらして、ネガティブな感情が強くなります。
ポジティブな人は「自分は運がいい」と思っています。
運がいいと思っていると、小さなことにも喜べたり感謝できたりします。
駅の改札を通ってホームに入った瞬間、電車が出発して間に合わなくても「仕方ない」と納得して、いらいらしません。
逆に、出発直前の電車にぎりぎり間に合うと「自分は運がいい」と感じて喜びます。
買いたいものがあってデパートに行ったとき、ちょうど売り切れだったとしても「仕方ない」の一言で終わりです。
逆に、ちょうど最後の1個が手に入ると「自分は運がいい」と感じて大喜びします。
運がいいかどうかは、本人の錯覚や勘違いかもしれませんが、大切なのはどう思うかです。
「自分は運がいい」と思っていると、幸運に注意が向くため、運のいいことが多い人生だと感じやすくなる。
気持ちが前向きになり、ますますポジティブになれるのです。
チャンスをつかめるかどうかは、タイミングが重要です。
行動するタイミングによって、チャンスをつかめることもあれば、まったく逃してしまうこともあります。
さて、良いタイミングとして思い浮かべるのは、やはり「ベストタイミング」でしょう。
気軽にベストタイミングを狙おうとしますが、注意が必要です。
ネガティブな人は、ベストタイミングを狙います。
最高の結果を出すには、やはりベストタイミングが最適です。
常に緊張感を持って「今か今か」と思いながら、じっとベストタイミングを狙っています。
しかし、ベストタイミングはなかなかやってくるものではありません。
厳密に言えば、ベストタイミングは「ベスト」なので、1回しかありません。
1回しかないタイミングをうまくつかむには、実力だけでなく、運や時勢も関係するでしょう。
チャンスのタイプによっては「そもそもベストタイミングがない」という状況もあるはずです。
ベストタイミングにこだわっていると、最終的にチャンスを逃してしまうのです。
では、どうすればいいのか。
ベストタイミングではなく、ベタータイミングを狙えば良かったのです。
ポジティブな人は、ベタータイミングを狙います。
最初からベストタイミングを諦めているわけではありませんが、実際は難しくて現実的ではないことを承知しています。
ベストタイミングは1回しかありませんが、ベタータイミングならたくさんあります。
ベタータイミングで行動して、確実にチャンスをつかむため、成功に近づけるのです。
朝食をきちんと食べていますか。
朝食とポジティブに関係があるのかと思いますが、大ありです。
ポジティブな考え方が生まれるのは、脳です。
脳の活動に必要なのは、ブドウ糖と酸素。
酸素は、吸収によって自然に取り込めますが、ブドウ糖は意識をしないと取り込めません。
では、ブドウ糖はどこから取り込むかというと、やはり食事なのです。
食事は1日3食が基本ですが、特に大事なのが朝食。
朝食の有無は、ポジティブ・ネガティブを分けるポイントの1つです。
ネガティブな人は、朝食を抜く傾向があります。
「ダイエット中だから」
「おなかがすいていないから」
「食べる時間がないから」
何かと言い訳を並べ、朝食を抜きがちです。
朝食を抜くことが美徳であるとさえ思っています。
たしかに理由はあるのかもしれませんが、重大な悪影響があります。
朝食を抜くと、脳にエネルギーが不足します。
力や気合が入りにくくなるだけではありません。
記憶力も集中力も落ちて、日中の活動に悪影響を及ぼします。
エネルギーの足りない脳から、どうやってポジティブな考え方を生み出すのでしょうか。
脳の働きが鈍くなると、やる気や元気を生む力も弱くなり、なかなかポジティブになれないのです。
ポジティブな人は、朝食への考え方が健全です。
「朝食を食べるのは当たり前のこと」
「食べることも仕事の1つ」
「朝食を食べないと1日が始まらない」
事情がないかぎり、毎日きちんと朝食をとります。
朝食だけでなく、きちんと1日3食をとります。
食事をとると、脳にエネルギーが行き渡り、脳が正常に活動を始めます。
脳のエンジンがかかることで気持ちも高ぶり、ポジティブな考え方をしやすくなります。
食べることなくして、ポジティブになるのは難しい話。
ポジティブになりたいなら、まず朝食をとることが大事です。
ネガティブな人に多く見られる特徴が、運動不足です。
日頃から体を動かす機会も少ない。
運動量が少ないと、なかなかポジティブになれません。
運動とポジティブ思考には密接なつながりがあります。
脳のエネルギー源は、2つしかありません。
脳の働きを活性化させるには、きちんと食事を取って、ブドウ糖を補給することが大切です。
一方、酸素の重要性は、ブドウ糖の陰に隠れ、見落とされがちです。
ブドウ糖が満たされていても、肝心の酸素が不足していると、脳はきちんと活動してくれません。
ブドウ糖と酸素の2つがそろってこそ、脳は本来のパフォーマンスを発揮できます。
ネガティブな人には、運動に悪い印象を持っています。
「疲れる」
「苦しい」
「筋肉痛が嫌」
悪い面ばかりを見て、運動の良い面を見ようとしません。
運動に悪い印象があって否定しているため、積極的に体を動かす習慣がありません。
そのため、脳はいつも酸素が不足気味。
食事で脳にブドウ糖が行き渡っても、酸素が不足していれば、十分活動できないのです。
では、しっかり酸素を取り込むにはどうすればいいか。
有酸素運動なのです。
ポジティブな人は、有酸素運動の習慣があります。
運動とはいえ、短距離走・筋トレなどの無酸素運動では不十分。
大量の酸素を取り込む、有酸素運動が適切です。
たとえば、ウォーキング・ジョギング・ランニング・エアロビクス・サイクリングです。
有酸素運動は、ポジティブ思考を高める効果があります。
しっかり呼吸をしながら運動すると、脳の血液量が向上して、酸素も行き渡ります。
脳の働きが活性化され、ポジティブな気持ちも生まれやすくなります。
有酸素運動の習慣は、気分転換やストレス解消の効果だけではありません。
有酸素運動には、うつ病の予防や症状改善に効果があるという医学的な報告もあります。
有酸素運動は、体の健康だけでなく、心の健康にも役立ちます。
ネガティブ思考に悩んでいるなら、とにかく有酸素運動が効果的です。
有酸素運動をすればするほど、ポジティブな気持ちが高まるでしょう。
ネガティブな人は、夜型の生活を好む傾向があります。
夜が大好きで、夜更かしもしばしば。
昼夜逆転の生活を送っていることも珍しくありません。
「夜の雰囲気が好き」
「夜のほうが、静かで作業に集中しやすい」
「夜遅くまで起きていたほうが、1日が長く感じる」
もちろん試験や仕事などの都合で、たまに夜更かしする程度ならいいでしょう。
勝負をしなければいけないときには、寝食を忘れて打ち込むことも大切です。
しかし、日常的になるのは要注意です。
夜更かしや昼夜逆転の生活が長くなると、自然とネガティブに陥りやすくなります。
夜は悪魔の時間です。
夜には独特の興奮があり、考え方が極端になりやすい傾向があります。
嬉しいことがあれば有頂天になりやすい一方、悲しいことがあればどん底まで落ち込みやすい。
理性と自制心が低下して、思考のブレーキも利きにくいため、現実を無視した判断や決断をしがちです。
夜は、自分を見失いやすくなる時間です。
笑って済ませられる小さなトラブルでも、夜には「最悪だ」「一大事だ」「もう絶望しかない」などと考えてしまうのです。
ポジティブになりたければ、夜型ではなく昼型にすることが大切です。
ポジティブな人は、昼型の生活を好みます。
夜に寝て、朝に起きるという規則正しい生活を送ります。
しかも早寝早起きの習慣があります。
そのため、朝は心も体もすっきりした状態で始めることができます。
心を健全に保つには、太陽の光が必要です。
太陽の光に当たると、不安や邪念が取り除かれ、思考が正常な状態になります。
ネガティブになりにくく、ポジティブになりやすくなれます。
ポジティブな人は昼型の生活を送っているため、いつも考え方が元気なのです。
精神状態は、生活環境からも影響を受けます。
なかでも特に強く影響を受けるのは、自分の部屋。
自分の部屋は、過ごす時間も長いため、気づかないうちに住人の心に影響します。
部屋の状態が悪いと、心の状態にも悪影響が及びます。
ネガティブな人は、部屋の状態が良くありません。
まず部屋が暗い。
昼間でも照明が薄暗く、雰囲気の悪い状態になっています。
自分の顔を鏡で見ると、部屋が暗いせいで顔色が悪く、不健康そうに見えます。
さらに散らかっています。
掃除や整理整頓がされておらず、辺りに物やごみが散乱しています。
ちりやほこりが舞っている。
定期的な空気の入れ替えもサボっているので、部屋の酸素濃度も低い。
もはや居心地の悪い部屋の見本のようになっています。
こんな部屋で、ポジティブな気持ちになれるほうが難しい。
自分の部屋にもかかわらず、落ち着かないでしょう。
居心地の悪い部屋に住んでいると、自分の心にも悪影響が及び、ネガティブになっていくのです。
一方、ポジティブな人は、部屋が快適な状態に保たれています。
まず部屋が明るい。
照明が十分明るく、夜でも昼間のような状態です。
掃除や整理整頓も定期的にしているので、常に部屋が清潔できれいな状態に保たれています。
ときどき窓を開けて空気を入れ替えているので、室内の空気も新鮮です。
いつお客さんが来ても良い部屋になっています。
ポジティブになりたいなら、まず部屋の状態を快適に整えましょう。
快適な部屋なら、そこにいるだけで気持ちも明るくなります。
部屋の状態を整えることは、心の状態を整えることでもあります。
ポジティブやネガティブな感情は、脳から生まれます。
脳の調子が悪ければ、精神状態にも悪影響。
ポジティブな気持ちは湧きにくくなる一方、ネガティブな気持ちが湧きやすくなります。
ネガティブな人は、睡眠時間が不足しています。
そもそも寝ることに悪い印象を持っています。
「寝ることは、仕事をサボるようなもの」
「寝ると、起きている時間が短くなってもったいない」
睡眠に後ろ向きな考えがあって軽視しているため、積極的に睡眠時間を確保しようとしません。
むしろできるだけ睡眠時間を短くしようとしています。
徹夜や繁忙期という理由ではなく、普段から睡眠不足になっています。
しかも睡眠不足が、一時的ではなく日常的になっています。
目の下にくまがあるのが普通になっています。
睡眠不足で活動が低下している脳から、どうやってポジティブになるのでしょうか。
睡眠不足の脳は、すべての活動が低下しているため、いつも気持ちはどんより。
注意は散漫になり、物事への集中力も発揮しにくい。
元気・やる気・根気などの気力もなかなか出ません。
ポジティブに考えにくい一方、ネガティブなことばかり考えてしまいます。
ポジティブな人は、睡眠時間をたっぷり取っています。
「寝ることも仕事の一環」
「睡眠を取らないのは仕事をサボるようなもの」
「睡眠は、人生の質を決める大事な時間」
睡眠に前向きな考えがあり、重視しています。
睡眠時間を不用意に削らず、できるだけ十分な睡眠時間を確保しようとします。
1日の睡眠時間の合計は、7時間以上が基本。
寝る時間がずれることがあっても、1時間程度まで。
就寝時間と起床時間は、できるだけ毎日同じになるよう心がけ、規則正しい生活を送っています。
昼食後には短い仮眠を取って、眠気を取り除きます。
おかげで、午あとからの仕事もポジティブな気持ちで取り組めます。
徹夜や繁忙期で一時的に睡眠不足の日があっても、最小限に抑える努力をします。
元気な脳があってこそ、ポジティブな気持ちも生まれるのです。
あなたには、何でも話せる友人が何人いますか。
「何でも話せる」という点が重要です。
家族や恋人を除いて考えてみてください。
何でも話せる友人は、いつでもつくれる存在ではありません。
お金を出して買えるわけでもなければ、頑張ってつくれるものでもありません。
いつでも出会えるわけでもなければ、時間をかければつくれるとも限らない。
人生で、たった1人いれば十分。
何でも話せる友人は、人生の宝物です。
ネガティブな人は、何でも話せる友人が1人もいません。
そのため、不安や悩み事があっても、自分一人で抱え込んだままになります。
不安や悩みをうまく吐き出せないため、心が重苦しくなる一方。
ストレスもたまりがちです。
心が重苦しくなるにつれて、ネガティブな気持ちも強くなります。
親の転勤や家庭の事情のため、何でも話せる友人ができなかったのかもしれません。
実際のところ、何でも話せる友人がいなくても生きていけます。
しかし、やはりいないより、いたほうがいいのは事実。
自分のすべてをさらけ出せると、どんなに楽でしょうか。
ポジティブな人は、何でも話せる友人が1人以上います。
何でも話せる友人とは、くだらない世間話から真面目な相談事まで何でも話せます。
何でも話せる友人は、心を支える柱になります。
どんな話でも自由に話せるため、よき理解者になっています。
「いざというときに話し相手がいる」という心の安心は、強く生きる原動力になります。
もし何でも話せる友人がいなければ、今からつくることも可能です。
「つくれない」「つくれるはずがない」と弱気で考えているうちは、つくれません。
本気で「つくろう」と決断して行動すれば、まだ今からでも、何でも話せる友人をつくれる可能性は十分あります。
ポジティブな人とネガティブな人の差が現れやすい場面の1つ。
それは、トラブルが起こったときの対応です。
普段ストレスのない状態で、人の内側はなかなかわかりません。
平常時は、ポジティブな人もネガティブな人も、さほど行動パターンに差はありません。
人の内側が表れるのはいつか。
それは、何らかのトラブルで大きなストレスが発生したときです。
ぎゅっと心が締め付けられたとき、心の中身が表に出ます。
たとえば、大切な約束を直前でキャンセルされたとしましょう。
約束時間の直前でキャンセルされると、予定が狂います。
せっかく準備していたことが無駄になるでしょう。
楽しもうとしていた気持ちもくじかれるでしょう。
こうした場面で、ポジティブな人とネガティブな人の対応に差があります。
ネガティブな人は、直前のキャンセルに腹を立てます。
「直前でキャンセルするなんて信じられない」
「何て無責任なのだろう」
「今度会ったら、こっぴどく叱りつけてやる」
ネガティブな感情が心で増幅され、表情も態度も悪くなります。
いらいらしたまま人と接すると、人間関係にひびが入るでしょう。
いらいらしたまま仕事をすると、ミスや不注意を招くでしょう。
トラブルに腹を立てた結果、新たなトラブルを招くのです。
しかし、ポジティブな人は違います。
ポジティブな人は、トラブルを生かし、チャンスに変えます。
大切な約束が直前でキャンセルされたら、さっと気持ちをプラスへ切り替えます。
「自由な時間ができた。何に使おうかな」
直前でキャンセルされても、相手を責めたり叱ったりしません。
むしろ快く受け入れます。
そして直前のキャンセルによって急にできた時間を、チャンスに変えようとします。
2人で出かけるはずだった場所に1人で出かけると、新鮮な雰囲気と独特の経験を楽しめるでしょう。
普段とは違う行動パターンに挑戦すれば、新しい発見や出会いにもつながるでしょう。
急にできた時間を使って、勉強や仕事に打ち込めば、いつもより集中しやすくなるでしょう。
トラブルは、腹を立てるものではなく、チャンスに変えるもの。
トラブルが起こったとき、チャンスのタネだと思い、わくわくしながら生かすのです。
記録をつける習慣はありますか。
記録に関することならすべて対象です。
日記・チェックシート・手帳・カレンダー。
文章ではなくても、図やグラフでもOKです。
手間暇だけで考えると、やはり記録をつけないほうが楽でしょう。
手間暇のかかる記録の習慣ですが、ポジティブな気持ちに強く作用します。
ネガティブな人は、記録をつける習慣がありません。
「記録をつけるのが面倒」
「記録をつけても意味がない」
「別に支障がない」
記録をつけることに抵抗感や嫌悪感があります。
たしかに記録をつけるのは手間暇がかかって面倒です。
記録をつける時間があるなら、仕事に集中していたほうが生産的と思う人もいるはずです。
しかし、記録をつけておかないと、あとから振り返ったとき、物事の進行状況が確認しにくくなります。
いつ、どこで、どれだけ仕事をしたのかわからない。
頼りになるのは、自分の曖昧な記憶だけ。
現状が不明確なまま、仕事を進めなくてはいけなくなります。
一生懸命仕事をしている割に、仕事に自信が持てず、達成感も得られにくくなるのです。
一方、ポジティブな人は、記録をつける習慣があります。
しかも「こまめに記録をつける」という点が特徴的です。
紙への記録にこだわらず、時には電子機器への記録も行います。
大切なことは、目に見える形にすること。
記録する習慣があると、自分が行動した結果が目で確認できるようになります。
「これだけできた。ここまで終わった。こんなに進んだ」
記録によって仕事の充実感や達成感が得やすくなり、モチベーションの維持に役立ちます。
記録を眺めながら自分を褒めたり認めたりできるので、ポジティブな気持ちがめきめき湧き出てくるのです。
世の中には、考えてもわからないことがあります。
考えてもわからないことへの対処の仕方で、ポジティブとネガティブの差が出ます。
ネガティブな人は、考えてもわからないことまで考えます。
「魂は存在するのだろうか」
「死後の世界はどうなっているのだろうか」
「私はいつ死ぬのだろうか」
考えてもわからないことを深く考えます。
もちろん興味本位としてたまに考えるくらいならいいですが、深く考えすぎるのは良くありません。
どれだけ考えたところでわからないからです。
空想したり予想したりすることはできても、正解はわかりません。
死後の世界は、死んでみないとわかりません。
魂の存在も不明です。
自分が死ぬ時期は誰にもわかりません。
ネガティブな人は、考えてもわからないことを考えているので、余計な不安や悩みに苦しみます。
考えてもわからないことは、底なしの穴のようなもの。
どんなに深く潜っていっても、底が見えません。
あまり深く潜りすぎると、今度は抜け出せなくなる場合があります。
考えてもわからないことに時間を使いすぎると、現世で生きる力も散漫になるのです。
ポジティブな人は、考えてもわからないことは無視します。
魂の存在・死後の世界・自分の死期は、具体的に考えず、深く追求もしません。
その代わり、現世をよりよく生きることについて考えます。
勉強のこと・仕事のこと・恋愛のこと・人間関係のこと・お金のこと。
それらは現実に実在する出来事です。
取り組まなければいけない課題であり、無視することはできません。
現実の出来事に集中することで、改善できたり解決策を見いだしたりできます。
より建設的なことに時間を費やすことができるのです。
ネガティブな人は「もうダメだ」という口癖があります。
勉強で少しつまずくと「もうダメだ。合格できない」と嘆く。
仕事でうまくいかないことがあれば「もうダメだ。上司に叱られる」と嘆く。
人間関係でこじれることがあれば「もうダメだ。仲が悪くなった」と嘆く。
つまり、諦めが早い。
諦めが早いと、何事も達成できません。
何でもそうですが、大きなことを達成するには、努力を積み重ねる必要があります。
勉強でも仕事でも人間関係でも、踏ん張らなければいけない場面があります。
しかし、ネガティブな人は諦めが早いため、うまく成し遂げられません。
「もうダメだ」の一言が怖いのは、心と体への悪影響がある点です。
弱音を吐いて諦めた瞬間、体全身から力が抜け、気力や精神力が貧弱になります。
「もうダメだ」という口癖があると、大事な局面に限って弱気になり、大きなことを達成できなくなります。
一方、ポジティブな人は違います。
困難に直面したとき、ポジティブな人は「もう少し頑張る」という言葉を発します。
自分にむちを打つ言葉です。
勉強がわからないところがあってくじけそうになったとき「もう少し頑張る」の一言で踏ん張る。
仕事でトラブルが起こって諦めそうになったときも「もう少し頑張る」の一言で自分に活を入れる。
人間関係がこじれて疲れたときも「もう少し頑張る」の一言で関係改善に努めます。
「もう少し頑張る」という口癖があれば、弱気だった心が引き締まり、強気になれます。
底力が出て、大事な局面で踏ん張れるのです。
ポジティブな人とネガティブな人の、違いの1つ。
それは、失敗の受け止め方です。
失敗は悪者扱いされがちですが、受け止め方で印象が変わります。
ネガティブな人は、失敗を「人生の汚点」として受け止めます。
自分を責め続け、とことん落ち込みます。
「恥ずかしい。情けない」
「自分の力不足。練習不足。能力不足」
「自分の経歴に傷がついた。人生の汚点だ」
失敗を失敗として受け止めるだけ。
あげくには「自分は人間失格ではないか」と人格否定まで始めます。
ひたすら自分を責め続けるため、自己嫌悪はますばかり。
いつまでもくよくよして、なかなか立ち直れないのです。
一方、ポジティブな人は違います。
ポジティブな人は「改善の材料」として前向きに受け止め、今後に生かします。
失敗したということは、悪い点が見つかったということ。
悪い点を誠実に受け止めれば、改善に生かすことができ、今後の状況が好転します。
失敗した直後は少し元気をなくしますが、くよくよし続けることはありません。
まず「なぜうまくいかなかったのか」と、原因を探ります。
原因がわかれば、しっかり反省をして、同じことがないよう次に生かします。
その後は、もう失敗したことは忘れ、前を向いて元気になります。
失敗の受け止め方が前向きなので、必要以上に落ち込まず、すぐ立ち直ります。
失敗を自分の向上に役立てるので、失敗するたびにどんどん成長していくのです。
ネガティブな人は、成功すると、まず調子に乗ります。
調子に乗るのはいいのです。
勢いとリズムに乗って仕事をすれば、物事がスムーズに進み、さらなる成功を呼ぶでしょう。
「成功が成功を呼ぶ」という状況になり、好循環を生むことができる場合があります。
しかし、ネガティブな人の場合、調子に乗りすぎます。
調子に乗るのはいいのですが、調子に乗りすぎるのは良くありません。
「俺様はすごい人間なんだ」
「周りの人たちはレベルが低い」
「少しは俺様を見習え」
調子に乗りすぎた結果、偉そうな発言や態度が目立ちます。
自信過剰になり、自己を高めることを忘れます。
態度が悪いので、周りからも嫌われます。
一度は成功するものの、調子に乗りすぎて自信過剰に陥った結果、次は失敗を招きます。
今までの成功を帳消しにするほどの大失敗を招くのです。
ポジティブな人は、成功しても油断しません。
過剰に喜びすぎることもありません。
「たまたま運が良かっただけ」
「次に向けて、新しい課題を見つけよう」
成功を、あっさり受け止めます。
ポジティブな人は、成功の後こそ油断しやすいことを知っています。
成功しても油断せず、むしろ気持ちを引き締め、次に向けた準備を始めます。
むしろ自分が成功できたのは、周りの人たちのおかげと考え、感謝します。
「成功できたのは、みなさまのおかげです」
「ありがとうございます」
「これからもよろしくお願いいたします」
自分の手柄は周りに譲ります。
謙虚な姿勢があるので、周りからさらに応援や協力をされ、ますます成功を勝ち取るのです。
難しそうなことがあったとき、どうするか。
ポジティブとネガティブの違いが表れやすい点です。
ネガティブな人は、難しそうなら最初から諦めます。
「どうせうまくいくはずがない」
「取り組んでも、時間と労力の無駄」
「難しいことは、最初から見切るのが吉」
ネガティブな人は諦めが早い。
難しそうなことがあれば、不可能と決め付け、最初から逃げ腰です。
難しそうなことは、最初から諦める癖があるので、なかなか思うように人生が進まないのです。
人生は、常に挑戦の連続です。
難しそうなことを避けてばかりいると、成長も進化もありません。
難しそうなことを乗り越えていくことに、人生の面白さがあります。
1%でも可能性があれば、突破口を見いだせるかもしれません。
熱意と意欲を持って行動すれば、相手の心を動かしやすくなるでしょう。
ポジティブな人は、可能性にかけて行動します。
「完全に不可能だと決まったわけではない」
「やってみれば、なんとかなるかもしれない」
「うまくいかなくても、経験になるから無駄にならない」
たとえ難しいことでも、少しでも望みがあるなら、可能性をかけて行動します。
本当に叶えたい気持ちがあるなら、簡単に諦めず、行動して当然です。
恥も外聞も捨てて、まず行動してみる。
難しそうに感じても、実際は難しそうに見えるだけかもしれません。
挑戦してみると、意外と簡単に達成できることがあります。
時には悪あがきも大切です。
能力や実力は足りなくても、熱意と意欲で突破できることもあります。
無理を承知で行動することで、道が開くこともあります。
うまくいかなかったとしても「経験」という財産が残るので、無駄にはなりません。
「やるだけのことはやった」と思えるので、納得のいく人生が歩めます。
「失敗は、避けるものではなく求めるもの」
こう聞けば、多くの人が違和感を持つに違いありません。
失敗をひとくくりで考えていませんか。
失敗には、2種類あります。
大きな違いは「取り返しがつくかどうか」です。
「小さな失敗」と「大きな失敗」で分けて考えると、失敗を避けるのが良いとは限らないとわかります。
ネガティブな人は、あらゆる失敗を避けようとします。
「とにかく失敗は悪いこと」という固定観念があり、小さな失敗から大きな失敗まで避けようとします。
そのため選ぶのは、いつも無難な選択。
保身が強く、保守的な生き方を好みます。
おかげで失敗はありませんが、実際のところ、これほど危険なことはないのです。
世の中には、失敗をして初めてわかることがあります。
失敗をしたからわかる改善点。
失敗しなければ得られない教訓。
挑戦してみないことには、慣れることもできません。
すべての失敗を避け続けていると、改善点や教訓に気づくチャンスもなくなります。
十分慣れることもできず、ずっと初心者のまま。
その結果、ある日、取り返しのつかない大きな失敗を犯してしまうのです。
では、大きな失敗を避けるにはどうすればいいか。
そこで必要なのが、小さな失敗です。
ポジティブな人は、一律にすべての失敗を避けようとしません。
失敗を「小さな失敗」と「大きな失敗」の2種類に分け、大きな失敗だけ避けようとします。
小さな失敗は歓迎して、むしろ自分から求めようとします。
初めての経験なら、最初は恥をかくつもりで挑戦して、たくさん小さな失敗を経験します。
取り返しのつく小さな失敗をたくさんすると、慣れが早くなったり、効率よく改善点や教訓を得たりできます。
その結果、確実に大きな失敗を避けることができます。
人生で犯してはいけない本当の失敗は、大きな失敗です。
失敗は、避けるものではなく求めるものなのです。
ネガティブな人は「人生に1つの無駄もあってはいけない」と考えています。
結果が出なければ「無駄なことをした」と自分を責める。
報われなければ「意味がなかった」とため息をつく。
いいことが1つもなければ「行動しなければ良かった」と後悔する。
ネガティブな人は、無駄なことをしてしまうたびに、いらいらします。
たしかにうまくいかないことがあると、無駄が発生して効率が悪くなり、悔しくなるでしょう。
時間・労力・お金を捨てたように感じれば、むしゃくしゃした気持ちになるのも当然です。
しかし「人生に1つの無駄もあってはいけない」と考えるのは、少し大げさです。
無駄をなくす心がけが過度になると、何事も打算や損得で考えてしまい、心が卑屈になります。
「しなければ良かった」「出会わなければ良かった」と後悔することが増えます。
失態を犯した自分を責めることも多くなる。
無駄をなくそうと思うから、余計に無駄が目立つようになり、かえっていらいらする時間が増えるのです。
人生に1つの無駄もあってはいけない考え方こそ、人生の無駄です。
一方、ポジティブな人は違います。
ポジティブな人は「人生に1つの無駄もない」と考えています。
結果が出なければ「改善点が見つかった」「努力が足りないとわかった」などの意味を見いだします。
報われなければ「不適切だとわかった」「良い教訓が得られた」「次の課題が見つかった」などの価値を見いだします。
無駄なことに思えても、意味や価値を見いだせば、無駄とは言えません。
無駄と思うから無駄になります。
意味や価値があると思えば、意味や価値が出てきます。
人生に無駄がないことを知っているので、いつもにこにこしているのです。
「どんなことにも意味や価値がある」と思うことが、人生を豊かにする考え方です。
ネガティブな人は、先生からしか学ぼうとしません。
先生だけが先生だと思っています。
たとえば、学識のある人や指導的立場にある人です。
一般的に「先生」と呼ばれる立場の人は、知識や経験が豊富で心も広く、学べる点がたくさんあるでしょう。
人格者として手本にされることも多く、見習うべき点も多いはずです。
もちろん尊敬できる先生から学ぶのもいいですが、十分とは言えません。
先生からしか学ぼうとしないと、教えを請う対象が限定されます。
学べる範囲が狭くなり、成長も遅くなるのです。
接する態度も、先生には謙虚になる一方、そうでない人には謙虚を忘れた振る舞いになりがちです。
一方、ポジティブな人は違います。
ポジティブな人は、すべての人から学ぼうとします。
立場の高い人だけでなく、普通の人たちのことも「先生」と思って接します。
先生と呼ぶのに、特別な資格も免許も不要です。
自分がその人を「先生」と思えば、先生になります。
たとえば、自分の親でも、学べる点があれば先生と考えます。
友人に1つでも長所があれば、素直に尊敬して、先生と考えます。
幼い子どもでも「童心を思い出させてくれる人」として敬えば、立派な先生です。
たとえ大嫌いな人でも、自分にはない長所や得意が1つでもあるなら、先生と呼べるでしょう。
すべての人から学ぼうとすることで、吸収の幅が広くなり、ぐいぐい成長していけます。
ポジティブな人は「すべての人が先生」と思って接しているので、常に謙虚な気持ちでいられます。
「お願いします」「ありがとうございました」という一言も自然と出てきます。
自然と人当たりもよくなり、人間関係もよくなるのです。
「性格を改善したい」
「もっと優しい心を持ちたい」
「もっとポジティブになりたい」
そう思ったとき、変えるべきことが2つあります。
ポジティブな人になるには、両方を改善することが必要です。
このとき、心がけに注意点があります。
ネガティブな人は、まず心を改善しようとします。
「自分を磨きたい」と思って、本やセミナーを通じて前向きな意識や考え方を学びます。
たしかに自己啓発関連の本やセミナーを活用すれば、効率よく自分の内面を改善する効果があるでしょう。
しかし、ネガティブな人の場合、心だけ改善して終わりです。
いちばん大事な行動に変化がありません。
優しい心を身につけても、現実ではあいかわらず陰口や悪口を言う。
明るい気持ちになっても、普段の表情は無愛想のまま。
勇気がみなぎっても、毎日の行動パターンは同じまま。
これでは意味がありません。
いくら心を改善しても、行動に変化がなければ、本当に改善したとは言えません。
行動まで改善してこそ現実に変化が生まれ、ポジティブな人になれます。
ポジティブな人は、心だけでなく、行動も改善します。
本やセミナーを通じて前向きな意識や考え方を学べば、心の改善だけで終わりにしません。
行動も変化させます。
優しい心だけ持って終わりではなく、きちんと優しい行動を心がけます。
明るい気持ちになって終わりにするのではなく、にこにこした表情を心がけます。
勇気がみなぎって満足するのではなく、新しい挑戦に挑んで、現実を変えます。
心だけの改善では不十分。
行動まで改善してこそ、本当の改善です。