嫌われる人にある特徴の1つ。
それは、かまってもらおうとする態度です。
もちろん自分を大切にするのはいいのです。
誰でも自分が一番かわいい。
「私をもてなしてほしい。気にかけてほしい。関心を持ってほしい」
誰もが持つ正直な気持ちでしょう。
まず自分を第一に考えるのは、悪いことではありません。
誰でも自分に関心があり、自分を大事にするのは一般的なことです。
しかし、かまってもらいたい言動が過剰になると、話が変わります。
「もっと私をもてなしてほしい!」
「とにかく私を気にかけてほしい!」
「とことん私に関心を持ってほしい!」
かまってほしいという気持ちが強いと、未熟でわがままな印象が出てしまいます。
まだ幼い子どもなら許せますが、年齢を重ねた人となると不自然です。
かまってもらえると、自分が愛されているような感覚があります。
未熟な子どものようにわがままで手がかかり、うっとうしい雰囲気が出ます。
関心があるのは自分のことばかりで、相手に対する配慮や気遣いがない。
「あの人は自分のことしか考えていない」と周りから思われ、人付き合いに摩擦が生まれます。
かまってもらいたい言動が強いと、周りから苦手意識を持たれる原因になります。
わがままを言って甘える子どものような雰囲気が出ます。
「この人といると疲れるな」と思われるため、どんどん人が離れていく。
かまってもらおうとすると、嫌われてしまうのです。
好かれたいなら、逆を心がけましょう。
かまってもらおうとするのではありません。
かまってあげようとするのです。
自分から進んで相手に関心を持ち、もてなすような接し方を心がけます。
おもてなしのキーワードは「サービス精神」です。
サービス精神を意識しながら接すると、心のやりとりが生まれるため、人付き合いが向上します。
たとえば、会話のときは、話をする側より聞く側に回りましょう。
にこにこしながらたっぷり話を聞くことも、おもてなしの1つです。
適度に質問を入れることもポイントです。
たっぷり話を聞き、ときどき質問をすることで、相手は「自分に興味を持ってくれている」と感じ、喜んでくれるでしょう。
相手の外見に変化があれば、すぐ声をかけましょう。
「少し髪が短くなったね」
「今日は特別おしゃれですね」
「今日のメイクはいつもと雰囲気が違うね」
小さな変化にもきちんと気づいて声をかけると、相手はにっこりほほ笑んでくれるでしょう。
素晴らしいところがあれば、きちんと褒めましょう。
「すごいね」
「きれいだね」
「かっこいいね」
相手は「自分が認められた」と感じ、自己肯定感が高まります。
相手の悩み相談にも喜んで付き合いましょう。
できるだけ相手の気持ちに寄り添い、できるだけ共感や励ましの言葉を意識します。
「そうだね」
「大変だったでしょう」
「無理しないでね」
たっぷり話を聞くだけでいいのです。
誰でも自分を気にかけてもらえると嬉しい。
相手が聞きたい言葉を察して、あなたが言うようにします。
相手をもてなすように接すると、自然とサービス精神が表現され、好印象につながります。
「この人といると、いつも心地よい気持ちになる」と喜んでくれるでしょう。
あなたに好印象を抱き、一緒に話していて楽しいと感じるようになります。
かまってあげると、自然と愛情を与える側になれます。
愛情を与える側になると、寛大で心が大きい人に感じます。
かまってあげようとすると好かれるのです。