人生では、価値観や考え方が変わることがあります。
最初から正しい価値観や考え方が身につけば理想的ですが、なかなか難しいのが現実です。
すべての人は、未熟な状態から始まります。
無知・無能の状態から誕生して、少しずつ知識を会得し、世の中を理解していきます。
時には世の中を誤解することもあるでしょう。
正しい生き方を勘違いすることもあるでしょう。
正しいと信じていた価値観や考え方でも、後になって間違いに気づくことがあります。
一部を変えることもあれば、全部を変えることもあるでしょう。
さまざまな人生経験を積み重ねながら、価値観や考え方が変わることは日常茶飯事です。
そんなときに恐れるのが、批判です。
価値観や考え方を変えれば、それに伴って主張や信念が変わり、生き方まで変わります。
生き方まで変われば、別人と思われても不思議ではありません。
そんなあなたを見た周りの人は、あれこれ言ってくるはずです。
「主体性がない。一貫性がない。信念がぶれている」と。
誰でも批判されたくありません。
批判を避けるため、価値観や考え方は変えず、現状維持を選ぶ人もいるかもしれません。
しかし、ここが要注意です。
批判を恐れて、価値観や考え方をそのままにするのはよくありません。
価値観や考え方に違和感が生じているにもかかわらず、固執しているほうが危険です。
違和感に苦しみながら生きていても、ストレスがたまるだけ。
価値観や考え方に違和感を抱えたまま生きるのは、自分らしくない生き方になるでしょう。
違和感がどんどん大きくなり、自分を見失う原因にもなります。
価値観や考え方に違和感が生じれば、批判を恐れず、変えましょう。
批判があってもいいのです。
批判されたら、素直に自分の過ちを認め、素直に謝ればいい。
「ばかでした」「未熟でした」「間違っていた」と言えばいいこと。
批判する人も、後から間違いに気づき、価値観や考え方を変えることがあるはずです。
価値観や考え方を早く修正できれば、生き方の軌道修正も早くできます。
価値観や考え方は、変わることもあっていい。
主張や信念が変わることもあっていい。
もちろん生き方が変わることもあっていいのです。
生き方がレベルアップしている証拠です。
生き方のレベルアップは、らせん階段のような曲線を描きます。
価値観や考え方は、何度も変えながらレベルを上げていくものです。
間違いに気づき、その都度変わりながら成長していくのが、人間なのです。