執筆者:水口貴博

役員による最終面接の30の対策

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「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることが重要。

「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることが重要。 | 役員による最終面接の30の対策

最終面接まで来た応募者は、全員、入社意欲にあふれる人ばかりです。

入社意欲にあふれる人物だから、最終面接まで来ることができました。

問題は「この応募者の中から、誰かを選ばなければいけない」ということです。

面接官の立場になって考えてみてください。

最終面接まで来ただけのことはあり、どの応募者も立派で、差がほとんどない状況です。

では、どこを決め手にするかというと、より入社意欲の強い人を選ぶ傾向があります。

強い入社意欲のある人には、将来性を感じ、企業に貢献してくれる期待ができるからです。

そこで応募者に必要なのは「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることです。

すでに入社意欲はあるでしょうが、さらに強く伝えるのです。

「多くの企業を研究したが、自分に合っているのはこの企業だけ。ほかにはない。この企業しかない」

そうしたメッセージやニュアンスを伝えることができれば、役員たちの心をぐっと動かせます。

「この企業しかない」というメッセージは、企業のトップである役員たちにとって、特に嬉しく感じます。

将来にわたって、企業に貢献してくれそうだと思うのです。

もし、少しでも入社意欲に迷いがあると、面接官は不安になり、選考が不利になるでしょう。

じっとしていては評価されません。

迷いのない入社意欲を、しっかり見せることが大切なのです。

役員による最終面接の対策(15)
  • 「この企業しかない」というメッセージを、存分に伝える。
役員から期待されている自覚を持つことが大切。

役員による最終面接の30の対策

  1. 最終面接まで来ることができた人はすべて、ほぼ合格者。
  2. 最終面接だけは、加点方式。
  3. 「最終面接まで来れば、ほぼ合格」とは考えない。
  4. 最終面接は、2種類ある。
  5. 実は最終面接こそ、最も普通の面接。
  6. 最終面接に限っては、誰が面接官になるか予想できる。
  7. 最終面接前は、スーツやワイシャツをクリーニング。
  8. 社是や社訓は、暗記するくらい再確認しておく。
  9. 確実に安全圏を狙うなら、完全な黒髪がベスト。
  10. 役員が最重視するのは何か。
  11. 豪華な社長室や応接室には、特別なマナーが存在するのか。
  12. 肘掛けの付いた椅子には要注意。
  13. 役員と会って、話ができることに感謝。
  14. 萎縮しそうな自分に、むちを打て。
  15. 「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることが重要。
  16. 役員から期待されている自覚を持つことが大切。
  17. 役員が登場しない最終面接もある。
  18. 役員から好感を得やすい2つの話題。
  19. 役員であることを考慮して、話題を正しく選択する。
  20. なぜ最終面接では、応募者は自己PRや志望動機を省略する傾向があるのか。
  21. 将来性を見極めるため、将来に関する質問がされやすい。
  22. 「学生」と聞いて最初に思い浮かべるのは、やはり学業。
  23. 年が離れている人との会話を自然にできること。
  24. 最終面接で笑うのは、失礼に当たるのか。
  25. 役員の立場を想像してみる。
  26. 面接官が役員だからこそ、就業意欲が伝わりやすい。
  27. 役員が険しい表情のとき、あなたはどんな表情をすべきか。
  28. 社史は、就職活動の隠し球。
  29. 最終面接の最後の質問は、経営に関する質問をすると好印象。
  30. 最後の最後まで、油断しない。

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