最終面接は、役員と話ができることに感謝しましょう。
社会人は誰もが責任感を持って仕事をしていますが、中でも特に重い責任を持って仕事をしているのが、役員です。
役員が背負う責任感は、桁外れに大きい。
社長をはじめとする役員たちは、会社の経営に関わる仕事を繰り返しています。
社員全員の生活を背負っていて、1つ1つの判断に企業の将来が関係しています。
株式を公開している株式会社なら、株主への配当も必要です。
配当をするためには、毎年、利益を上げ続けなければいけません。
役員は、自分の立場だけでなく、株主・企業・社員などの立場も考える必要があるため、特に責任が重大なのです。
その重い責任のある仕事の1つとしてあるのが、最終面接。
貴重な時間を割いて、どの応募者が社員としてふさわしいかを、責任を持って評価しようとします。
応募者は重要人物であると見なされ、貴重な時間の中にいます。
とてもありがたいことだと思いませんか。
役員が貴重な時間を割いて、責任を持ってあなたを評価してくれます。
高い肩書を持つ人と会って話ができるだけでも、貴重な経験です。
責任を持って面接をしてくださるのですから、まず面接に対する感謝が必要です。
面接の最初の質問に答える前、事情がないかぎり、ぜひ役員たちに感謝を伝えてください。
「お忙しい中、貴重な時間を割いて面接をしていただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」
感謝を伝えてから質問に答えるといいでしょう。
感謝をして迷惑になることはありません。
これだけで応募者の印象は非常によくなります。
面接の冒頭から注目が集まり、一歩リードできるでしょう。