執筆者:水口貴博

企業研究をする30の方法

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組織名から、その企業の全体像を把握してみよう。

組織名から、その企業の全体像を把握してみよう。 | 企業研究をする30の方法

企業研究の一環として確認したいのが、組織図です。

組織図とは、その企業の組織構成をわかりやすくまとめた図表です。

上場企業なら、株主向けの資料として、必ず存在します。

中小企業でも、ウェブサイトで一般公開されているところが多いはずです。

ぼんやりと眺めがちですが、その企業の概要が一目でわかる、重要な資料です。

「組織図を見れば、その企業の概要がわかる」といわれています。

最もメジャーなのは「機能別組織」です。

たとえば、人事部・営業部・経理部・開発部・品質管理部などです。

組織の中で、ある機能を持った仕事が、1つのかたまりになっていることがわかります。

部署名を見れば、社内の様子を想像する手がかりになるでしょう。

企業によっては、ユニークな部署があることも珍しくありません。

たとえば、CSR推進部・環境構築部・コンテンツ制作部・災害対策部・翻訳部などです。

珍しい部署名から、その企業の傾向や特色なども見えてくるでしょう。

機能別組織が一般的ですが、中には、製品別・地域別・市場別など、事業単位で区切った組織もあります。

これを「事業部制組織」といいます。

事業ごとに権限を分けることで、意思決定が素早くなるメリットがあります。

さらに機能別組織と事業部制組織などを同時に採用した「マトリックス組織」なるものも存在します。

似たようなIT企業があっても、組織図には大きな違いがあるかもしれません。

企業ごとの組織図を見比べてみると、その違いがわかりやすくなり、いっそう企業研究が深まるでしょう。

企業研究をする方法(26)
  • 組織図を確認する。
組織図の確認の際は、所属したい部署も決めておくといい。

企業研究をする30の方法

  1. 希望する条件の優先順位を、はっきりさせているか。
  2. 平均勤続年数についてよくある誤解。
  3. 企業の個性は、どこに現れるのか。
  4. 企業に出会わなければ、調べることもない。
  5. 企業情報の項目から読み取れること。
  6. 小さな企業だから、大きな可能性が眠っている。
  7. 情報を集めるだけでは、十分に生かせない。
  8. 似た企業があって迷うとき、どうするか。
  9. 企業研究を効率的にするコツ。
  10. 自宅から通える企業の探し方。
  11. 企業の服装を確認する、3つの方法。
  12. 企業訪問ができなければ、企業のそばまで訪問。
  13. インターネット上の噂を、愚直に信じない。
  14. 形だけの制度に、要注意。
  15. 実物を写した写真なのか。
    イメージした写真なのか。
  16. イメージした写真かどうか、見分ける方法。
  17. 離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなる。
  18. 企業情報は、現状の確認だけで満足しない。
  19. 魅力がないと思うのは誤解。
    魅力を見つける力がないだけ。
  20. 企業から発信される情報は、ポジティブな内容に偏っている。
  21. 企業研究は、ストーカーではない。
  22. 志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用したい。
  23. 自分の意見だけでなく、ほかの利用者の意見も参考にしたい。
  24. 好調な企業が、優良とは限らない。
  25. 急成長している企業は、必ず原因を探ること。
  26. 組織名から、その企業の全体像を把握してみよう。
  27. 組織図の確認の際は、所属したい部署も決めておくといい。
  28. 企業の規模が小さすぎて、企業情報が入手できない場合の対処法。
  29. 店舗見学を充実させるコツは、予約。
  30. 同業他社も企業研究すると、業界内の位置関係もわかる。

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