執筆者:水口貴博

役員による最終面接の30の対策

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役員から好感を得やすい2つの話題。

役員から好感を得やすい2つの話題。 | 役員による最終面接の30の対策

最終面接に登場する役員は、企業の経営陣です。

たとえ経営陣であれ、基本的にいつもの様子で話していいでしょう。

ただし、役員による最終面接では、相手が食いつきそうな話題を選ぶのが得策です。

コミュニケーションは、相手に合わせた話題を出すと、会話が弾みやすくなります。

この点を踏まえて、役員から好感を得やすい話題が2つあります。

歴史と古典です。

歴史

歴史とは、過去の真実の結集です。

歴史は、これからの未来を考えるうえで、最高の参考資料。

「歴史は繰り返される」と言います。

過去から学ぶ姿勢があれば、これからも未来が予想しやすくなるのは間違いありません。

年齢の高い役員の中には、歴史を好む人が目立ちます。

とりわけ、戦国武将の話題は格別です。

国を制覇する武将たちの生きざまが、自分と重なるのかもしれません。

戦国武将の話題を出せば、役員は興奮気味で食いついてくる可能性があります。

古典

古典文学・古典音楽など、古くから語り継がれている芸術には、ひときわ深い味わいがあります。

評判を得て、長期間にわたり売れ続ける作品には、国や時代を超えた、普遍的な原理原則が含まれているのでしょう。

古典に対するたしなみをアピールすれば、古きものから学ぶ姿勢が感じられ、年齢の高い役員から好感を得やすくなるのです。

さて、機会があれば、さりげなく話に盛り込むといいでしょう。

大切なことは、古き良きものを守りつつも、新しいものに挑戦していく姿勢を見せること。

強引に出す必要はありませんが、さりげなく古典や歴史の話題を会話に盛り込めば、役員を驚かせられるはずです。

「なかなか深みのある若者だ」と思われ、数値化できない将来性を感じてくれるはずです。

役員による最終面接の対策(18)
  • 機会があれば、古典と歴史の話題を、さりげなく話に盛り込む。
役員であることを考慮して、話題を正しく選択する。

役員による最終面接の30の対策

  1. 最終面接まで来ることができた人はすべて、ほぼ合格者。
  2. 最終面接だけは、加点方式。
  3. 「最終面接まで来れば、ほぼ合格」とは考えない。
  4. 最終面接は、2種類ある。
  5. 実は最終面接こそ、最も普通の面接。
  6. 最終面接に限っては、誰が面接官になるか予想できる。
  7. 最終面接前は、スーツやワイシャツをクリーニング。
  8. 社是や社訓は、暗記するくらい再確認しておく。
  9. 確実に安全圏を狙うなら、完全な黒髪がベスト。
  10. 役員が最重視するのは何か。
  11. 豪華な社長室や応接室には、特別なマナーが存在するのか。
  12. 肘掛けの付いた椅子には要注意。
  13. 役員と会って、話ができることに感謝。
  14. 萎縮しそうな自分に、むちを打て。
  15. 「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることが重要。
  16. 役員から期待されている自覚を持つことが大切。
  17. 役員が登場しない最終面接もある。
  18. 役員から好感を得やすい2つの話題。
  19. 役員であることを考慮して、話題を正しく選択する。
  20. なぜ最終面接では、応募者は自己PRや志望動機を省略する傾向があるのか。
  21. 将来性を見極めるため、将来に関する質問がされやすい。
  22. 「学生」と聞いて最初に思い浮かべるのは、やはり学業。
  23. 年が離れている人との会話を自然にできること。
  24. 最終面接で笑うのは、失礼に当たるのか。
  25. 役員の立場を想像してみる。
  26. 面接官が役員だからこそ、就業意欲が伝わりやすい。
  27. 役員が険しい表情のとき、あなたはどんな表情をすべきか。
  28. 社史は、就職活動の隠し球。
  29. 最終面接の最後の質問は、経営に関する質問をすると好印象。
  30. 最後の最後まで、油断しない。

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